宿根草・ハーブ類を使ったガーデンの植栽
かりの あさの
「MyLoFE(まいろふえ)」本誌で連載していたハーブレシピのコーナーです。癒しの緑はもちろん、キッチンや暮らしにも大活躍のハーブ! ハーブ暮らしを気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。
【協力者】
制作・取材協力:かりのあさの(ハーブ研究家、ルピシアグルマン顧問。詳細はライター紹介・連載「風葉香つれづれ日記」を参照。記事最後)
お庭の植物は赤や橙など秋色の花が増え、少しずつ葉が色づき始める植物も出てきましたね。
ハーブのお庭では、まだ多数の種類がタネや葉などを利用できるものや野菜の収穫も続いていますが、今の時期、大きく育ったシソを「どうしよう…」と、使い方に困っている人も多いようです。たくさんの量をカットして捨ててしまわずに、できるだけ使い切るための〝シソ″のレシピ″をお伝えしたいと思います。
バジルで作るジェノベーゼの〝シソ″バージョンです。パスタはもちろん、焼きうどんに和えたり、パンやクラッカーつけて食べたり、焼いたお肉に添えればさっぱりといただけます。カットした野菜と混ぜても、おいしいサラダに仕上がります。いろいろ使えるので、ぜひ試してみてください。
・青シソ
・ニンニク
・塩・コショウ(山椒や生姜もおすすめ)
・クルミ(ナッツ系をお好みで)
・チーズ(擦りおろして使う。粉チーズを使ってもOK)
・オリーブオイル
1.はじめに、ニンニク、クルミ、オリーブオイル少々をミキサーに入れて軽くまわす。ニンニクは電子レンジで加熱しておくと、辛みがぬけて甘くなる
2.軽くミキサーにかけたら、そこにシソの葉を手でちぎって入れ、オイルを加えて少しずつ回す。一度にたくさんではなく、シソを加えてはオイルも少し足し、ミキサーをまわしてちょっとずつ作るのがコツ。ミキサーを長くまわすと風味が落ちるので注意
3. 2を何度か繰り返して、オイルでとろみを調整しながら必要な量を作り、塩・コショウ、チーズで味を調える。最後にミキサーで軽く混ぜてできあがり
パンに塗ったり、シソベーゼパスタにしたり、お好みで楽しんでください。赤シソのシソベーゼペーストも、同じ作り方でできあがります。
日本人にはなじみ深い味わいのシソ。シソのビネガーシロップを作ってそのまま飲んでもよいですし、炭酸やソーダで割ったり、お酒を割ったりなど、お好みの飲み方で楽しめます。牛乳で割るととろみが出るので、飲むヨーグルトのような感じに。飲むヨーグルトと同じように、ナッツ類やフルーツを足していただくのもおすすめです。
・赤シソ
・氷砂糖
・お酢
1.シソを洗い、絞って水けを拭き取る。瓶にシソを入れ、スプーンで押すと香りが立つ。多めに入れた方が風味と香りもよく、おいしく仕上がる
※瓶は、あらかじめアルコール消毒をしておくこと ※フタは金物ではなく、ゴムパッキンやプラスチック製のものがおすすめ
2.瓶に対して5分の1くらいまで氷砂糖を加えて、全体が浸かるようにたっぷりとお酢を注ぎ入れる
3. 氷砂糖が溶けて、お酢のツンとする香りがなくなればできあがり。シソの赤い色や香りが移るので、炭酸やソーダなどで割るとさわやかな味わい、きれいな色のシソジュースに
そのほか、シソのビネガーシロップで、カブやダイコン、ズッキーニやミニトマトなどの野菜を漬けても、おいしくいただけます。お料理の付け合わせやお弁当の彩りにどうぞ。
シソはフレッシュでもドライにしても、万能に活用できます。後編では、より簡単に風味を豊かにしれくれる、シソの使い切りレシピを紹介します。後編へ、つづく。
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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