第12回

収穫したコットンのリース作りと栽培について【動画あり】

ポタジェで育てたコットン。今回は、コットンのリース作りやその栽培についてお伝え――。 季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。

プロフィール

藤井 純子さん

「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。

 

 

ふわふわと綿菓子のような実を付けるコットンフラワー(綿花)。お部屋に飾るインテリアとしても人気ですよね。今回は、ハーブなどの自然の素材を使ったクラフトとして「コットンのリース」をご紹介しましょう。
季節を問わず飾れるので、ぜひリース作りにチャレンジしてみてください。

ハーブティーを飲みながら、焦らずにゆっくりと植物に触れる時間を楽しみながら作りましょう。たまにはそんな時間もよいものですね。

 

用意するもの

・ベース(土台。育てた野ブドウを使用)
・コットン
・ラムズイヤー(ドライフラワー)
※ベースの野ブドウは、長く伸びたツルを晩秋に収穫して、葉を取り除いて作っています。

・グルーガン、グルーステッィク
・ハサミ
・ピンセット
・麻ヒモ、ワイヤー など

 

作り方

1. リースのベース(土台)の上部に、壁掛け用の麻ヒモを結ぶ

2. グルーガンでコットンを取り付けていく。大きさの異なるコットンを組み合わせながら、内側・外側に均等になるよう3個ほど取り付ける。グルーは多めにつけるとしっかりと安定する。火傷(やけど)には注意すること。

3. 次に、コットンの隣にラムズイヤーを取り付ける。ふわふわとしたシルバーリーフのラムズイヤーは、コットンの色合いとよく馴染む。花の部分が小ぶりなラムズイヤーを2~3個付けると納まりがよく仕上がる

4. コットン、ラムズイヤーの順番で、ぐるっと一周取り付ける。全体のバランスを見ながら、足りないところを補って完成。細かな部分はピンセットを使うと便利

[リース作りのポイント!]
・隙間ができないように花材を多めに入れると、安定感が出て美しく仕上がります。
・どこに入れようかと迷ったときは、深呼吸をして、植物の声に耳を傾けるような気持ちで触れてみてください。「ここだよ」と居心地よさそうな表情を見せてくれる場所がきっと見つかります。

 

[コットンの栽培について]

コットンはアオイ科の一年草(北海道では一年草扱い)の植物で、普段なにげなく着ている衣類などにも利用される、生活に欠かせない身近な植物です。

綿が弾けなかった小さな実。殻から少し覗かせる、ふわふわとした姿も可愛い
綿が弾けなかった小さな実。殻から少し覗かせる、ふわふわとした姿も可愛い

私がコットンを育て始めたのは15年ほど前のこと。子供の頃からリースづくりやドライフラワーなどが好きだったこともあり、「どんな風に育つのかな?」と持ち前の好奇心から育てるようになりました。
コットンはインド原産。安定した暖かい気候を好むため、気温の低い北海道では小ぶりなサイズのコットンしか実りませんが、リースには小さな方が納まりがよく、今では綿が弾けなかった小さな実にまで愛着を感じています。

コットンの実。固い緑色の殻に覆われている
コットンの実。固い緑色の殻に覆われている
完熟して綿が弾けた様子
完熟して綿が弾けた様子
コットンのタネ。綿の中にタネが入っている
コットンのタネ。綿の中にタネが入っている
コットンの双葉。大きくてひらひらしているのが特徴的。気温が安定して暖かくなった6月はじめにポタジェに定植する
コットンの双葉。大きくてひらひらしているのが特徴的。気温が安定して暖かくなった6月はじめにポタジェに定植する

 

コットンを育てていて、感動した出来事が2つあります。
1つは、何と言っても花が美しいこと。残念なことに、1日で枯れてしまうので見逃さないように!

白い綿毛(コットン)は、やわらかなクリーム色の花を付ける
白い綿毛(コットン)は、やわらかなクリーム色の花を付ける
茶色の綿毛のものは、優しいピンクの花色をしている
茶色の綿毛のものは、優しいピンクの花色をしている

2つめは、植物を見る視点が養われたことです。
ポタジェで育てていたオクラの花とコットンの花が瓜二つであることに驚き、調べてみると植物分類学では、どちらもアオイ科だったことを知りました。

オクラの花
オクラの花

さらに、ポタジェを見回してみると、コモンマロウやタチアオイも同じアオイ科であることに気づき、ハーブも野菜も雑草と呼ばれる植物も垣根がなく、植物全体という視点で栽培をするきっかけになりました。

コモンマロウの花
コモンマロウの花

次回は、ラベンダーや麦、小豆などを使った自然素材で作るカイロをご紹介します。

 

…今年も数日で終わりですね。初回から第12回まで無事に連載することができ、ほっとしています。皆さまも、よいお年をお迎えください。

この記事を書いた人

藤井 純子

藤井 純子

「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。

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