赤シソのシロップでスッキリとさわやかな「シソジュース」作り!
藤井 純子
今回は、ハーブを使った手作りカイロについてお伝え――。季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。
藤井 純子さん
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。
今年も、ポタジェにまつわる野菜やハーブなどの情報をお届けしてまいります。どうぞよろしくお願いします。
今回は、香りのよいハーブを入れた「手作りカイロ」をご紹介します。
電子レンジで温めるだけで繰り返し使える手作りカイロは、じんわりと温かく、ハーブの香りは心と身体を解きほぐしてくれるような効果があります。温めたカイロを目の上にのせると、ほどよい重さが目にフィットして、知らないうちに眠ってしまうほどのリラックス効果や安眠効果があるので、ぜひお試しください。冷え性の方は、お腹(丹田・たんでん(※))や腰に当てると、全身が温まるといわれています。
・麦 約200g
・ラベンダー 少々
・中袋用の布地(仕上がりサイズ 18×13cm) 38×15cm(縫い代含む)
・外袋用の布地(仕上がりサイズ 20×14cm) 52×16cm(縫い代含む)
・ハサミ、アイロン
・ピンキングハサミ、針・糸などの裁縫道具
※ピンキングハサミで布をカットすることで、三つ折りにする手間が省けるので、手軽に作ることができます。または、ロックミシンをかけます。
※あらかじめ、中袋用と外袋用の布地はピンキングハサミでカットしておきましょう。
1. 中袋を作る。中身を入れる1カ所を残して縫い合わせる
[check] 中袋は、電子レンジで温めて使うので天然繊維100%の生地を使いましょう。ナイロンなどの化学繊維は加熱すると溶けることがありますので注意を。今回は、マスク用に購入していた無地のガーゼ生地を使用。
2. 外袋を作る。左右の両端を三つ折りにして縫う。三つ折りにするときは、まず1cm折ってから、3cm折り、アイロンをかけてから縫っていく
[check] 肌に触れる外袋の生地は、柔らかく肌触りのよい生地がおすすめです。今回は、マスク用に購入していた柄のあるガーゼ生地を使用。
3. 内袋に中身(麦とラベンダー)を入れる。中身が出ないように、開口部を縫い合わせる
4. 中袋を外袋に入れて完成!
使用するときは中袋を取り出し、電子レンジで1分程度加熱します。温かさが足りなければ様子を見ながら加熱して、外袋に入れて使用します。15分ほど暖かい状態が持続します。
手作りカイロは、繰り返し使えますが、麦や小豆などに含まれる水分が減ってくると蒸気が出にくくなります。1年を目安に新しいものにしましょう。また、気温が上がる夏場は冷蔵庫に保管してください。暑い時期は、冷やしたカイロを目に当てて使うのもスッキリしておすすめです。
カイロに使用するハーブは、香りのよいローズゼラニウムや安眠効果があるホップもおすすめ。
次回は、ポタジェで栽培した大豆でつくる「味噌(みそ)」を紹介したいと思います。
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。
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