第2回

第2回 <niwacul×コメリ> 花と庭・暮らしの楽しみ方 ~<前編>いま風スタイルに緑を楽しむ「コケリウム」

「育てる」「楽しむ」「暮らす」「つながる」…etc. 庭から広がる〝楽しみ方(花・庭、DIY)のノウハウ″を、ホームセンター「コメリ」のマイスターたちが、テーマに沿ってお伝えしていきます。

 

今回の取材

コメリパワー苫小牧東店 グリーンマイスター(加藤さん、高橋さん)

インテリアグリーンも進化!
いま風スタイルに緑を楽しむ「コケリウム」

一度はお花屋さんの店頭で見かけたことがある人も多いと思いますが、ガラス容器にグリーンを閉じ込めた「テラリウム」というユニークなインテリアグリーンがあります。その中でも、いま注目を集めている「コケリウム」について、今回は魅力や楽しみ方をお伝えしていきます。

「テラリウム」や「コケリウム」って?

苔(コケ)を植えて楽しむ「コケリウム」
苔(コケ)を植えて楽しむ「コケリウム」

「テラリウム」とは、ラテン語の「テラ(terra)= 大地・陸地」と、「リウム(arium)= 場所」を語源とする造語で、ガラスなどの光を通す透明な器(うつわ)の中で生き物の飼育や植物の栽培を行なう楽しみ方(技術)のこと。

 

フタを閉めた容器の中では、植物の葉や土から蒸発した水分が循環し、水やりなどの手間も少なく育てることができます。
器の中に砂利や専用の用土を敷いて植物を植え、まるで小さな庭や森のように演出して植物を楽しめます。好みに合わせて植物を選び、レイアウトのアクセントとなる石や流木、アイテムなどを配置して、物語をイメージさせる箱庭を作るのも面白いでしょう。

 

テラリウムの中でも、 “苔(コケ)” を植えて楽しむ「コケリウム」にいま人気が集まっています。管理がとても簡単なので、初心者でもチャレンジしやすいです。

コケとシダ類の組み合わせ。石や流木をあしらった自然な雰囲気で、まるで森のような空間に(写真:シダリウルムボトル)
コケとシダ類の組み合わせ。石や流木をあしらった自然な雰囲気で、まるで森のような空間に(写真:シダリウルムボトル)
コケとシダ、食虫植物のサラセニアの組み合わせ。サラセニアが立ち上がる姿が印象的(写真:シダとサラセニア)
コケとシダ、食虫植物のサラセニアの組み合わせ。サラセニアが立ち上がる姿が印象的(写真:シダとサラセニア)

コケのレイアウトや組み合わせによって、和の雰囲気を醸したり、ほっとする癒しの空間をつくったり。装飾するアイテムで、よりユニークな空間を作り出せます。アイデア次第で、思い思いの演出を楽しんでみるのもよいでしょう。

個性をプラスする装飾アイテム

石や流木、ミニチュアの人形やアニマルなどさまざまなモチーフを置いて、自分だけのユニークな世界をつくってみましょう。

ミニチュアのアニマルと溶岩のセット。キリンを置いてサファリ風や動物園のように演出できる
ミニチュアのアニマルと溶岩のセット。キリンを置いてサファリ風や動物園のように演出できる
キリンやシマウマ、パンダやヒツジ、イルカまでいろいろな動物があるので、演出したいイメージを沸かせてみよう
キリンやシマウマ、パンダやヒツジ、イルカまでいろいろな動物があるので、演出したいイメージを沸かせてみよう

“手入れが簡単”なことも魅力

水やり:2~3日に1度、キリフキをかける。回数や量は植物の特性によって調整します。
肥料:不要です。
置き場所:直射日光を避けて、半日陰~日当たりのよい場所に置きましょう。LEDライトの光でもOK。

コメリ グリーンマイスターの加藤さん。「コケリウムをお部屋に置いて、コケの面白さを感じてみてください。サイズも大小さまざまなテラリウムが揃っています。装飾アイテムも面白いですよ」
コメリ グリーンマイスターの加藤さん。「コケリウムをお部屋に置いて、コケの面白さを感じてみてください。サイズも大小さまざまなテラリウムが揃っています。装飾アイテムも面白いですよ」

小さなコケリウム作りにチャレンジ

コケリウムの基本的な作り方は、透明の容器に専用の砂利(用土)などを敷いてコケを植え付け、そこへ石や流木、小さな装飾アイテムなどを配置するだけです。

土を入れる。あらかじめ軽くキリフキしても可
土を入れる。あらかじめ軽くキリフキしても可
コケを植え付ける
コケを植え付ける
石などの装飾を加える
石などの装飾を加える

コケには根がありませんので、ピンセットで砂利(用土)や石の隙間に挿し込むように植えたり、平面に貼り付けるようにして植えます。植え付け後には、全体にキリフキをかけてあげてるとよいでしょう。
コケの種類や特性によってフタの有無や、密閉する・しないを調整してください。

用意するものもチェックしておこう

・ガラス容器
・苔(コケ)
・お好みでシダ類などの小さな植物
・装飾アイテム(石や流木、アイテム類をお好みで)
・テラリウム用の砂利(用土)のほか、水槽用のソイルなども利用可
・ピンセット(割り箸でも可)  など

 

コケリウムにおすすめの苔(コケ)

コケリウムではさまざまなコケや植物を楽しめます。コケは横に這うタイプや、立ち性でふわふわとしたものなど多様です。見た目の姿や成長の仕方が異なるものを組み合わせると、レイアウトに奥行きや動きが出て魅力的に。
おすすめの組み合わせは、ハイゴケ+シノブゴケ。シノブゴケはハイゴケの仲間で、同じ湿った環境を好むため一緒に育てやすいです。コケの中でも成長スピードが比較的早いため、その変化も楽しみやすいと思います。
また、コケ以外の植物との組み合わせでは、シダ類との相性が最もよいです。湿度のある環境を好む植物で合わせてあげると、手入れもしやすいでしょう。

ハイゴケ
這うように成長するので「ハイゴケ」。テラリウムやコケ玉などに使いやすく、よく目にするコケの一つです。

ハイゴケ
ハイゴケ

 

シノブゴケ
マット状に広がって、繊細に枝分かれする姿が美しいです。一つひとつの枝は、見た目が小さなシダのような姿にも。

シノブゴケ
シノブゴケ

 

シッポゴケ
ふさふさした尻尾のような形から「シッポゴケ」。立ち上がるように成長して、背丈が高くなります。

シッポゴケ
シッポゴケ

 

カモジゴケ
シッポゴケと似た見た目。きれいな緑色で、ふわふわ感と柔らかさがアクセントになってくれます。

カモジゴケ
カモジゴケ

 

ホウオウゴケ
成長すると背丈が出るので、ほかのコケと合わせても◎。仮根が出やすく、石などに着生させることもできるようです。

ホウオウゴケ
ホウオウゴケ

 

次回の<後編>では、大きめのコケリウム作りに挑戦です。コケと一緒に植えて楽しめる、シダ類もご紹介します。北海道の長い冬には、おうち時間の過ごし方の一つとして、コケリウムを置いて楽しんだり、コケリウム作りにチャレンジしてみたりするのはいかがでしょうか。

コメリパワー苫小牧東店

住所:北海道苫小牧市新開町2-2-3

TEL:0144-53-1600

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niwacul編集部

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北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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