人気が続く多肉植物。お部屋に飾ってグリーンのインテリアとして楽しんだり、ガーデナーのお庭では素敵なアクセントに。ここでは、この可愛いフォルムの多肉植物たちを、小さな器(うつわ)に寄せ植えして楽しむ方法をご紹介します。
手がけてみよう! 多肉植物の寄せ植えアレンジ<前編>~小さな寄せ植え作り
教えてくれる人
土屋 千尋さん
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培、アレンジ作成を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。インスタグラム hanahina_sisters を検索。


カラフルな多肉植物の寄せ植え
肉厚でころんとした可愛いフォルムに、人気が集まる多肉植物。管理もしやすく、一年を通して楽しめることなどが魅力の秘密です。
今回は、作家活動を行なう土屋千尋さんが、お手製の器(うつわ)を使った、カラフルな多肉植物の寄せ植えアレンジを紹介してくれました。ご自分も多肉植物が大好きで、自宅に専用のスペースを設け、所狭しと並べて育てています。器も自分で手がければ、オリジナル性も高まり、より愛着もわいてきますね。
インスタントセメントと家庭にあるものを使ってオリジナル容器を作り、好みの多肉植物を植え付け。手がける楽しみもありますし、お部屋に飾ってグリーンのインテリアとしても素敵です。

用意するもの ~寄せ植え作り
・器 うつわ(※セメント製の花器の作り方は<後編>を参照)
・多肉植物用の土
・ネルソル(固まる土。あらかじめ水で練っておく)
・ピンセット
・多肉植物(今回はメインにハナウララ、そのほかプロリフェラ、オーロラ、虹の玉、淡雪、ピーチネックレス、セダム、ボルケンシーなど)

作り方
1. 多肉植物の挿し穂を準備する。下葉を数枚取り除いて、植え込みやすくしておく

2. 器(うつわ)の上部まで土を入れ、表土を軽く押して均す

3. その上にネルソルでドーム状に覆い、土を固定してこぼれにくくする。ネルソルはあらかじめ水で練ってなじませておく。粘りが出て糸が引く程度が目安

4. ピンセットで植え場所に穴をあけ、順に植えていく。最初にメインの多肉植物を植え付ける


5. 次に垂れるものを植えて、そのほかの多肉植物を植えていくとバランスが取りやすい


6. 一通り植えたら、崩れないように軽く全体を押さえて形を整える

7. 最後に、縁取りや隙間を埋めるようにして、彩りの小さな多肉を加えて完成!

完成後は2~3週間は水を与えず、根が伸びるのを待ちます。その後の水やりは月1~2回を目安に、しっかりと与えるようにします。隙間から水を少量ずつたっぷり与えたり、キリフキで葉水も与えます。また、トレーなどに水を張り、寄せ植えごと入れて浸透させます。その後はしっかり乾かすこと。置き場所は日当たりのよい窓辺がおすすめです。
<後編>では、多肉植物を魅力的に装う、インスタントセメントを使った器(うつわ)作りを紹介します。ぜひチェックして、手作りする過程も楽しんでください。



北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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