
第7回 <niwacul×コメリ> 花と庭・暮らしの楽しみ方 ~<Vol.2>春色のコンテナ作り 鉢サイズや道具など
niwacul編集部
「育てる」「楽しむ」「暮らす」「つながる」…etc. 庭から広がる〝楽しみ方(花・庭、DIY)のノウハウ″を、ホームセンター「コメリ」のマイスターたちが、テーマに沿ってお伝えしていきます。
*今回の取材*
コメリパワー苫小牧東店 グリーンマイスター(加藤さん、高橋さん)
5月を目前に、気温もだんだんと春らしく暖かくなってきました。ポカポカ陽気の日などは気分も上がり、“ガーデニング欲”も湧いてきますね。
今回は、春の可愛らしい花を使って、寄せ植えのコンテナ作りにチャレンジ! 寒さにも強く、早春から楽しめる一年草「ビオラ」は、花色のバリエーションも豊富で心ときめきます。今シーズンのガーデニングライフのスタートに、春色コンテナを作って彩りを添えましょう。
ガーデニング初心者にもおすすめ。用意するもの、植え方の手順やコツなどをお伝えしていきます。
「コンテナ」は本来、容器や箱といった意味で、ガーデニングにおける「コンテナ」とは、植物を地植えにせず、容器や鉢に草花を植えることを指します。
狭い場所でも季節の彩りを添えたり、演出したりできるのがコンテナのメリット。気軽に花のレイアウトを変更したり、飾りたい場所へ移動したりできるのもよいところです。
ある程度の深さがあれば、割とどんな容器でも作ることができます。また、花の種類が1つなら、性質の違いを気にすることもないので、気軽に手がけられると思います。この春、ぜひチャレンジしてみましょう。
・プランター用培養土
・鉢(今回はプランターを使用。7号鉢・経口21cm)
・土入れスコップ
・鉢底石
・花苗 3株(今回はビオラ)
・殺虫剤
・肥料
・割り箸
1. 鉢の底が見えなくなる程度に鉢底石を敷き、培養土を鉢の半分くらいの高さまで入れる
2. 殺虫剤と肥料(ゆっくり効く粒状肥料)をそれぞれ一握りほどまいて、土と軽く混ぜる
3. 殺虫剤と肥料を施したら、その上から軽く培養土をかける
【Check】 殺虫剤や肥料が直接苗に触れると根が傷むので、培養土を軽くかけるのを忘れずに!
4. ポットから苗を取り出す。苗の底に指で穴をあけて根をほぐし、肩土(根鉢の肩の部分)も軽く落とす。このとき、株元の邪魔な葉や、枯れた葉などがあれば取り除いておく
【Check】 株元に手を添えて、ポットを少し押してやわらかくし、苗を取り出すようにします。苗の上部を持つと、苗を傷めたり、根から外れたりすることがあるので注意しましょう。
5. 苗を植えていく。鉢縁から1~2cm下までウォータースペースをとり、その高さに合わせて苗を配置する。花の向きは、正面を向くようにするとよい
【check】 「ウォータースペース」とは、水やりのときに一時的に水が貯まる場所。ここからゆっくりと土に水が浸み込んでいきます。鉢の縁まで土を入れてしまうと水が流れ出てしまうため、このスペースをとります。
6. 苗を配置したら、培養土を加えていく。苗と苗の間を埋めるようにして苗の周囲と、鉢の縁際にも隅々までしっかりと土を入れる
7. 土を9割ほど入れたら、鉢を持ってトントンと下に軽く叩きつけて、土の隙間を埋める
8. 割り箸を使って、苗の周囲や鉢縁などに隙間がないか確認。土が足りなければ培養土を加え、しっかりと隙間を埋める
9. 最後に、花に水がかからないようにしながら、株元にたっぷりと水やりを。コンテナの下から水が出てくるくらい与える
【Check】 次の水やりは、最初に水をあげてから1~2日後が目安です。
今回使ったのは、すべて「ビオラ」。カラーはレッド、オレンジ、イエローの暖色系でまとめました。使う花色の組み合わせに迷ってしまったら、次のどちらかに決めて選ぶとよいでしょう。
1. 同系色でまとめる
2. 大きく分けて2色でまとめる
また、例えば、赤系+緑系など反対色で合わせる場合は、2色でまとめるとバランスがよくなります。ぜひ試してみてください!
ちなみに、今回使ったビオラのレッドは「ラ・ヴィオラ」シリーズ。コメリのオリジナル品種で、花色も多数展開しています。
<Vol.2>では、鉢のサイズ選びや、まず揃えておきたい園芸用具についてなどをお伝えします。
●コメリパワー苫小牧東店
住所:北海道苫小牧市新開町2-2-3
TEL:0144-53-1600
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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