コンパニオンプランツを組み合わせた定植の方法
藤井 純子
今回は、菜園で愛用している道具たちをご紹介――。 季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。
藤井 純子さん
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。
少しずつ気温も上がり寒さも和らいできたので、ポタジェではラベンダーやハスカップなどの冬囲いを外しました。いよいよ菜園のスタートですね!
今回は、『菜園時間』が楽しくなる“便利な道具”をご紹介したいと思います。私が使ってみて、愛用している道具たちです。
使いやすい道具を持っていると、植物のお世話をする際の作業もはかどり、植物と向き合う時間も楽しくなりますね。長時間使う道具は、できるだけ軽く、丈夫なものを選ぶようにしましょう。ステンレス製は鉄製に比べて錆び(さび)にくいのでおすすめです。
●ハサミ
刃に厚みのあるハサミは、硬い枝なども少しの力でも切ることができます。日々の手入れでバラの枝を切るときや、柔らかい野菜の茎を切るときにも、ハサミを使い分ける手間がかからず、使い勝手がよくおすすめです。また、内側にバネが付いているタイプは、切るたびに刃が開くので、開閉の負担が省けます。刃先が長いものは、野菜の収穫時に便利です。
●ラチェット式 太枝切りバサミ
バラなどの古くなった太い枝を切るときや、果樹などの太さのある枝を切るときに使用します。直径2cmほどの枝もテコの原理でラクに切ることができるので、持っていると便利な道具です。
●ねじり鎌
短いタイプのねじり鎌。株元の除草をしながら中耕するのにも使い勝手がよく、菜園には欠かせない道具です。
●ホー
ホーは、主に除草に使いますが、土を耕したり、表面を平らにならしたり、さまざまな用途にも使用することができます。柄の長いホーは立った姿勢で使用できるので、かがむのが辛いという人や膝が悪い人にもおすすめ。
●アメリカンレーキ
レーキは整地や集草作業に使う農具ですが、土を耕した後に、表面を平らに均す際に使用します。
●ガーデンレーキ(熊手)
芝生を整えたり、枯れ草を集めるときに使用します。いろいろな熊手を使ってみましたが、ほどよくしなるタイプが使い勝手がよく、気に入っています。
●集草バッグ
刈り取った草や枝などを集めるバッグ。ビニール製の柔らかいタイプは、軽くて使いやすく、おすすめ。ある程度容量があると作業がはかどります。
●ガーデンクッション(膝マット)
発泡スチロール製のガーデンクッション(長年使っているため汚れています…)。定植や除草などは、かがんで作業すると腰に負担がかかるため、このクッションを膝に敷いて作業しています。
●剣先スコップ
柄の部分と刃の部分に継ぎ目がなく一体になったものは、耐久性があり長く使えます。小さいスペースを掘り起こす際は、小型のものを使用しています。
●移植ゴテ
刃先にメモリがついているタイプを愛用しています。定植やタネまきなど距離を測りたいときにも使用できます。また、一般的に移植ゴテのサイズは、刃先が15cm、移植ゴテ全体では30cmほどなので、移植ゴテ自体をメジャー代わりに使用することができます。
●手袋
使い捨てのビニール手袋を愛用しています。ビニール手袋だけですと蒸れるので、中に薄手のインナー手袋をしています。隙間から土が入らないので、手荒れを予防する効果も。
これからシーズンを通して使う道具です。もしかすると、何年も愛用していくものもあると思います。自分に合った、お気に入りの道具を選んで、ぜひ『菜園時間』を楽しんでくださいね。
次回は、元気に育ってくれる定植のコツを、お伝えしたいと思います。
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。
書いた記事を見る\ このページをイイネする /
※会員ログイン後はお気に入り登録されます。