
第6回 <niwacul×コメリ> 花と庭・暮らしの楽しみ方 ~<Vol.1>春色のコンテナ作りにチャレンジ
niwacul編集部
日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。
*profile*
土屋 千尋さん
多肉植物の栽培、寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動中。多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。
今回は、多肉植物の寄せ植えの制作について、お伝えしてみます。
自作のセメント製の小さな鉢に、栽培している多肉植物の寄せ植え作りを、作家活動のお仕事の一環で行なっています。
ちょっと前に、niwaculのコラム記事「多肉の寄せ植えアレンジ<前編>」でも紹介いただいた、多肉の寄せ植えです。
また違った品種を使うと、雰囲気も変化していろいろ作ってみたくなりますよ!
今回も「ネルソル」という固まる土を使って、寄せ植えしていきます。ネルソルの下には通常の花の用土を入れて、水持ちしやすくしてます。
まず最初は、メインにする多肉を植えてあげます。今回は「ピンクエッジ」という品種。その次に、垂れ下がる多肉「グリーンネックレス」を。垂れ下がるものを加えると、寄せ植えに動きが出て可愛く仕上がります。
寄せ植え作りする際に使う多肉は、茎が長めのものを用意すると植えやすいです。茎についている下方の余計な葉は取り除いて、茎をピンセットで挟み、そのまま持って土に挿していきます。
バランスを見ながら植え込んで、少し押さえて隙間をなくすようにしましょう。多肉は、色の異なる「マジックゴールド」「デレッセーナ」「シュウレイ」などを使っています。
寄せ植え作りのコツとしては、挿し穂のサイズを大きなものから順に、少しづつ小さなものを配置していくと、できあがったときにバランスがよく見えます。
そして、小さいものを植えるときは、多肉と多肉の間に挿すようにして、三角形になるようにまとめていくとよいですよ。
長さのある(背丈のある)多肉は、ポキッと折ってバランスを見ながら植えるとよいです。使うのは「ブロウメアナ」。星形の小さな白い花が咲き、寄せ植え作りでは動きも加わるのでとても重宝されます。
今度は、小さなセダムたちを隙間に挿していきます。選んだのは「ラベンダー」というセダムです。とても小さくて挿すのが難しいですが、ネルソルを使うと簡単に挿し込むことができます。ネルソルを使わない場合は、土をしっかりキリフキなどで濡らしてから挿していくとやりやすいです。
均等に並べていくと、とでもきれいに見えます。ちまちまと根気のいる作業ですが、ついつい没頭してしまいますね(笑)。
ある程度セダムを周りに挿し終わったら、仕上げです!
成長したときに、隙間から小さなセダムなどが顔を出すととても可愛いので、イメージしながら隙間にも挿していきます。
この時、大きな多肉を少し指で押すと隙間ができるので、そこに挿します。配置が終わったら、多肉同士をギュッと押さえておくと、落ちたりしにくくなります。
全体のバランスを見ながら、隙間がないかを確認します。そしてなるべく、全体の高さを同じくらいにすると、きれいにまとまって見えます。これで完成です!
自分で作った鉢に、多肉植物の寄せ植え作り。これからの季節は外に出して飾って、我が家の庭での癒しになってくれます。
ちなみに、セメントの鉢の作り方も、niwaculサイトで紹介されています。「多肉の寄せ植えアレンジ<後編>」をチェックしてみてください。
春からは庭づくりや、多肉を置くためのDIYなども楽しみます。そんな様子をつづっていきますね。 …まずは、寄せ植え作りのお話しでした♪
(niwaculアンバサダー 土屋千尋)
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。
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