第41回

今週の花(5月16日) 山野草の開花 part.1

エルミタージュ=隠れ家的な、走川さんご夫婦のお庭から、今が旬の「今週の花」を紹介します。北海道にも、いよいよ春の訪れです。

撮影:走川 正裕 ・ 貴美 文:走川 貴美

シラネアオイ
シラネアオイ

山野草エリアにさまざまな花が咲き出しました。地味な花ですが、心惹かれるものが多くあります。
オオバナノエンレイソウ、ニリンソウやイチリンソウ、ヒトリシズカ、イカリソウ、築山のシラネアオイが花を付けています。この後、ヤマシャクヤクやクルマバソウ、マイズルソウ、アマドコロ、コンロンソウが咲き出し、やや日陰の山野草のエリアが賑やかになります。

オオバナノエンレイソウ。3枚の葉の間から、3枚のガクと3枚の花弁の花を咲かせ、とてもきれいな姿
オオバナノエンレイソウ。3枚の葉の間から、3枚のガクと3枚の花弁の花を咲かせ、とてもきれいな姿
ニリンソウ。1本の茎から2輪の花を咲かせる、春を代表する野草。多くは山地に生息し、湿ったところを好む
ニリンソウ。1本の茎から2輪の花を咲かせる、春を代表する野草。多くは山地に生息し、湿ったところを好む
八重咲きのニリンソウ(別名ヤブイチゲ)。地面を覆って咲く姿は、華やかさも
八重咲きのニリンソウ(別名ヤブイチゲ)。地面を覆って咲く姿は、華やかさも
ヒトリシズカ。春先に白いブラシ状の花を付けるのが特徴
ヒトリシズカ。春先に白いブラシ状の花を付けるのが特徴
イカリソウ。とても個性的な花姿で、船の錨(いかり)のような形をしていることから名がついた
イカリソウ。とても個性的な花姿で、船の錨(いかり)のような形をしていることから名がついた
シラネアオイ。ひらひらとした大きな花を咲かせる。名前は、花がタチアオイ(立葵)に似ることから
シラネアオイ。ひらひらとした大きな花を咲かせる。名前は、花がタチアオイ(立葵)に似ることから

そのほか、春の庭の様子は、築山の斜面はツルニチニチソウがグランドカバーになり、ツツジやアジサイの根元を隠しています。上を見ればノムラモミジが葉を出し始め、ビバーナムが青々とした葉に覆われてきています。ツツジもつぼみが膨らんで、愛らしい姿。札幌では、すでに開花していますよね?

 

アジサイも新芽を出してきて、ここ数年は寒さにあたって花が付かない年が続いていましたが、今年は何とか花が見られることを期待しています。ホスタもあちらこちらに顔を出してタケノコみたい。

いっせいにスタートラインに並んだ花たちの競演が始まりますね。賑やかになる前の静かな時間の中、庭を毎日見回りながらお世話しています。

ホスタ(ギボウシ)がニョキニョキと顔を出す。日陰の多い我が家の庭では、面で覆ってくれるので重宝。葉色はさまざまある
ホスタ(ギボウシ)がニョキニョキと顔を出す。日陰の多い我が家の庭では、面で覆ってくれるので重宝。葉色はさまざまある

うっかりしていたら、矮性宿根スイトピー(ラシラス パープル)が花を付けていました。ここ数日、暖かい日が続いたので急に咲いたようです。我が家にあるのはパープルですが、優しいピンクの花もあります。コンパクト、直立性、耐寒性抜群、甘い香り。とても育てやすいですね。こぼれダネで増えていき、簡単に育つ優れものです。おすすめ!

矮性宿根スイトピー ラシラス パープル。株は通常のスイートピーよりも小型で、可愛い花を付ける。可憐な雰囲気が魅力
矮性宿根スイトピー ラシラス パープル。株は通常のスイートピーよりも小型で、可愛い花を付ける。可憐な雰囲気が魅力

ポットに植えたチューリップはもうそろそろおしまいですが、地植えのチューリップがこれからどんどん花を開きます。ビオラは大きく育ってきました。ビオラもチューリップも、今の時期の主役ですね。

 

ソメイヨシノが散り始め、エゾヤマザクラは赤い葉をどんどん出して彩りを加えています。香る若葉に、ウキウキしています。

 

さぁ、いよいよ苗の植え付けをしましょう。

この記事を書いた人

走川  貴美

走川 貴美

「オフィスサムグリーン」代表。「AMAサポーターズ倶楽部」代表、2016年に第27回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰受賞。日本フラワーデザイナー協会の講師なども務める。6年前から長沼町に移り住み、約750坪の庭を手入れしながら大好きな花々と緑に囲まれて暮らす。

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