第44回

今週の花(6月8日) バラ‘エターナル’とピンクの花

エルミタージュ=隠れ家的な、走川さんご夫婦のお庭から、今が旬の「今週の花」を紹介します。北海道にも、いよいよ春の訪れです。

撮影:走川 正裕 ・ 貴美 文:走川 貴美

バラ‘エターナル’。淡いパープルがのる花色、波状剣弁。香りも持つ
バラ‘エターナル’。淡いパープルがのる花色、波状剣弁。香りも持つ

2年ほど前にネットでバラ‘エターナル’を見て、その色と花弁の開いた姿に一目ぼれしました。あちらこちら探してもなかなか見つからなくて2年経ってしまいましたが、今年の春先に「ローズなかしま」さんのHPで‘エターナル’を発見。すぐに電話で申し込み、4月初めに送ってもらいました。
寒さにどれくらい耐えるのかわからないので、まずは鉢植えにしました。このまま様子をうかがいたいと思います。今は満開になっていて、ほのかに香りがしています。また、最近寒かったせいか外側の花びらに斑点が出てしまったのですが、花の形はとても気に入っています。長い間探して手に入れたものなので、本当にうれしい限りです。

思ったより濃い斑点が出てしまったけれど、我が家の庭にあるという、うれしさの方が勝る
思ったより濃い斑点が出てしまったけれど、我が家の庭にあるという、うれしさの方が勝る

さて、庭では植物がぐんぐん育ち、何もなかった雪解け後の庭がたった2カ月で大変身しました。いつも思うのですが、植物の生命力のすばらしさをひしひしと感じています。これは“北海道のよさ”だと、私は思っています。
クレマチス モンタナは枯れ木を隠すために植えたのですが、すっかり上部を覆ってピンクの花の柱になってきました。下の方はまだ木が見えるのですが、つるバラも植えてあるのでそのうち覆い隠してくれるでしょう。

クレマチス モンタナ。丸みを帯びた、4弁の花を付ける。一季咲きのキュートなクレマチス
クレマチス モンタナ。丸みを帯びた、4弁の花を付ける。一季咲きのキュートなクレマチス

植えっぱなしのギガンチウムは、毬状になってきました。今シーズンは掘り上げてあげなければ…、と思っているところです。
ゲラニウムも庭のあちらこちらで咲き出しています。我が家の品種は、やや紫色を帯びたピンクの花。よく増えて、花を散りばめながら絨毯のように広がります。花合わせに、おまけで黒花フウロ(ゲラニウム ファエウム)をピンク色じゃないけれど入れています。
ポリゴナムはそろそろ株分けをしないと、花が小さくなってきたような感じがしています。

アリウム ギガンチウム。小さな花が集まって、丸いボール状の大きな花に。庭の中では、宙に浮いているような姿がユニーク
アリウム ギガンチウム。小さな花が集まって、丸いボール状の大きな花に。庭の中では、宙に浮いているような姿がユニーク
ゲラニウム。この品種は草丈が低めで、土を覆って咲いてくれる
ゲラニウム。この品種は草丈が低めで、土を覆って咲いてくれる
黒フウロは植栽のアクセントに
黒フウロは植栽のアクセントに
ポリゴナム。ヒメツルソバと同じ仲間で、穂状の花を付ける品種。花持ちもよい。足元の植栽に利用
ポリゴナム。ヒメツルソバと同じ仲間で、穂状の花を付ける品種。花持ちもよい。足元の植栽に利用

面白い花弁のリクニス フロスククリ。リクニスの仲間ですがちょっと形が違います。華奢な花弁の花が風に揺れて、とても可憐です。こぼれダネでよく増えて、今の時期の庭に華やかな花色が重宝します。

リクニス フロスククリ。ピンク色の小花をたくさん咲かせる。一つひとつの花は繊細な姿
リクニス フロスククリ。ピンク色の小花をたくさん咲かせる。一つひとつの花は繊細な姿

シラーのピンク色の花は、ブルーの品種より遅れて咲き出します。そのほか、ルピナス、シレネ、大好きな赤ツメグサのピンクの花色が彩りを加えてくれています。

ピンク色のシラー。優しい花色と姿が魅力
ピンク色のシラー。優しい花色と姿が魅力
ルピナス。ぷっくりとした花の姿、立ち上がって尖った花穂になる
ルピナス。ぷっくりとした花の姿、立ち上がって尖った花穂になる
赤ツメクサ(赤クローバー、ムラサキツメクサ)。丸い形状の花が愛らしい。牧草としても知られる生命力の強い花
赤ツメクサ(赤クローバー、ムラサキツメクサ)。丸い形状の花が愛らしい。牧草としても知られる生命力の強い花

6月半ばになれば、ほかのバラも咲き始めます。一年で最も賑やかになる7月初めまであと少しです。何となくコロナも落ち着いてきたようなので、庭に人を呼んで集まることができそうな気配。華やかさを増す庭の様子とともに、花談義も盛り上がりそうですね。

この記事を書いた人

走川  貴美

走川 貴美

「オフィスサムグリーン」代表。「AMAサポーターズ倶楽部」代表、2016年に第27回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰受賞。日本フラワーデザイナー協会の講師なども務める。6年前から長沼町に移り住み、約750坪の庭を手入れしながら大好きな花々と緑に囲まれて暮らす。

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