第8回

わたしの庭どうぐ <第8回> ガーデナーにとって理想の「帽子」

ガーデニングを快適に! 使いやすい道具やおしゃれなガーデニングウェアを身に着けて、庭しごとを楽しく行ないましょう。「庭どうぐ」の基本の選び方、豆知識、おすすめなどを、園芸グッズの企画・開発も行なう武藤良幸さんが伝授します。

 

アウトドアブランドを身に着けるガーデナーは多い

仕事がら、プロのガーデナーからガーデニングにあまり興味がない人まで、多くの人へガーデニング関連グッズについて、さまざまなアンケートを取ってきました。
その一つが、「ガーデナーが被る帽子ってどんなイメージ?」という質問です。

すると一番多かったのが、「リゾート地でセレブが被るようなブリム(つば)の広いハット」というイメージでした。
このイメージ、あながち思い違いでもないかもしれません。

 

太陽の下、庭で長い時間を過ごすガーデナーにとって、太陽光線から顔や頭を守る帽子は必須ともいえます。さらに炎天下となると特に注意したいのが首、そして小脳が位置する後頭部を高温にしないこと。広いブリムで肩まで日陰をつくるセレブ帽は理にかなっていて、愛用するガーデナーも少なくないように思います。
ところがこのセレブ帽、ブリムが広いほど日除け効果は高いものの視界は狭くなり、風に飛ばされやすく、庭木の枝にも引っ掛かりやすくなります。だからといってキャップやブリムが狭いハットでは、後頭部や首を十分にカバーしにくく、帽子の下や首にタオルやスカーフを巻く人もいます。

ガーデナーにとって理想の帽子を考えてみると…、帽子1個で日差しから顔も首筋も守ってくれて視界が広く、風や枝も気にせず植物や土に集中できる帽子。さらには通気性がよく、汗をかいても洗っても乾きやすい帽子。そしてこれも大事なことですが、ガーデナーの気分が上がるスタイリッシュな帽子。

 

そこでガーデナーが注目したのは、登山やキャンプ用品を提供するアウトドアブランド。ホームセンターやワークウェアショップといった量販店の商品に比べると割高ですが、品質の高さに裏付けされた耐久性や機能性はもちろん、飽きがこないデザインで、とても人気です。
もちろん帽子だけではなく、衣類も靴も雨具もアウトドアブランド製品を身に着けるガーデナーは多く、そこにガーデニング専門メーカーが提供する商品との差を私は感じています。

私が気に入って使っている帽子、モンベルのフィッシングハット
私が気に入って使っている帽子、モンベルのフィッシングハット

ここで紹介するのは、日本が誇るアウトドアブランド、モンベル(mont・bell)の帽子。モンベルは機能美と軽量、迅速(素早く行動できる)をコンセプトに“ものづくり”をしているブランドで、品質のよさは今さらいうまでもありませんが、大人用でも頭囲45cm~61.5cmまでサイズの幅が広いことと、山でも庭でも躊躇(ちゅうちょ)なく使える価格帯ということも、人気の理由だと思います。

 

アウトドアブームが続いていますが、同じアウトドア系のガーデニングもそこに便乗して、新しい庭のスタイルを築いていけたらいいですね。山へ行くか庭に出るか。キャンパーへもそんな選択肢を渡せる造園家がこれから増えていく気がしています。

 

モンベルの帽子

・フィッシングハット
ブリムの長さは6.4cmあり、襟足まで十分カバーできます。視界が確保しやすいことや風に飛ばされにくい形をしているのと、表面の撥水加工は急な雨にも重宝します。汗をかいても手洗い後に軽く絞って干すと、数時間後には被れる速乾性もあります。

フィッシングハット(写真提供:モンベル/mont・bell 以下同)
フィッシングハット(写真提供:モンベル/mont・bell 以下同)

 

・サハラハット
砂漠でも活躍しそうな帽子。首筋までしっかりカバーする日除け布が付いていて、日差しが強くない時はこの日除け布を帽子の内側に収納できます。一見すると熱がこもりそうですが、日除け布の下を風が通りやすく、タオルなどを首に巻くよりも快適です。

サハラハット
サハラハット

 

・ステンレスメッシュキャップ
炎天下のマラソンランナーが被るイメージがありますが、風の抵抗を受けにくいやわらかなツバと、耳から首筋まで十分にカバーする日除けが特徴のキャップ。優れた遮光性と、高い通気性を両立したステンレスメッシュ素材を使用しています。

ステンレスメッシュキャップ
ステンレスメッシュキャップ

 

・帽子用アクセサリー(日除け布)
モンベル以外の帽子にも簡単に着脱できる日除け布。普段使いのキャップでも耳や首がしっかりカバーできます。軽量で付けていることを忘れてしまいそう。モンベルには日除け布以外にも、首から顔まで覆うシェード、クリップ、ストラップといった帽子用アクセサリーが数種あり、普段使いの帽子をカスタマイズできるのも嬉しいところです。

日除け布。帽子のカラーに合わせて選ぶことができる

この記事を書いた人

武藤 良幸

武藤 良幸

「momiji合同会社」代表。「momiji(もみじ)」は人と園芸、人と庭をつなぐための会社。若い園芸家や庭師を育て、彼らの道具や新しいガーデニンググッズの企画・販売を行なう。また、おしゃれな道具など介し、園芸・ガーデニングの普及活動に努めている。

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