「あさひかわ北彩都ガーデン」に広がる“癒しの空間”で過ごそう

北海道にも本格的な花シーズンが到来しました!  夏を彩る魅力的な花々を見に、ガーデンへ出かけてみませんか?

今回は、JR旭川駅に直結のガーデン「あさひかわ北彩都ガーデン」の、夏に見ごろになる花やエリアをご紹介します。

 

鮮やかな花色と豊かな自然――
街なかのオアシスで感じる、北海道の夏!

宿根草と一年草を組み合わせた鮮やかな花色が広がるエリア「神人の森」。一年草を組み合わせることで、夏~秋まで花色が途切れることなく楽しむことができる
宿根草と一年草を組み合わせた鮮やかな花色が広がるエリア「神人の森」。一年草を組み合わせることで、夏~秋まで花色が途切れることなく楽しむことができる

「あさひかわ北彩都ガーデン」はJR旭川駅に直結し、まちの中心部に位置するという全国的にも珍しいロケーションにあります。そのような環境にありながら、ガーデンとともに雄大な忠別川や大雪山が広がる景観を楽しめ、身近な自然の美しさ・豊かさに改めて気づかされる…、“癒しの空間”となっています。

チューリップやスイセンなど春の花でいっぱいだったガーデンも、6月に入るとアリウムやアヤメなどが開花して、涼しげなカラーで初夏の花壇を彩ります。盛夏に向かうこれからの季節は、モナルダやエキナセア、フロックスなどといった鮮やかなカラーの夏の花が見頃を迎え、ガーデンシーズンをより一層盛り上げます。
ガーデンセンターエリアは特に、周囲に広がる宿根草と一年草を組み合わせたガーデンが華やかさを増し、撮影スポットとしても大人気です。
あさひかわ北彩都ガーデンで、花色が広がる風景と自然の豊かさを感じながら、北海道のさわやかな夏をぜひ堪能してください!

 

<おすすめエリア.01>
野原と川のせせらぎを感じる「水路メドウ」

「水路メドウ」エリアは川のせせらぎを連想させ、自然の野原のような植栽を施している。初夏は涼しげなアヤメが見頃に
「水路メドウ」エリアは川のせせらぎを連想させ、自然の野原のような植栽を施している。初夏は涼しげなアヤメが見頃に
原生花園で見かける花に出会うことも。エゾフウロソウは初夏~秋まで咲き続ける
原生花園で見かける花に出会うことも。エゾフウロソウは初夏~秋まで咲き続ける

散歩やドライブ中に眺める景色の中に、自然の植物がうっそうと茂っている野原を目にすることがあるはず。あさひかわ北彩都ガーデンでは、皆さんがおそらく普段から見ているような植物を、あえて多く利用して植栽デザインしています。
名前が分からず気にも留めていなかったけれど、ガーデンで思いがけず出会うことで身近な自然と記憶が紐づけされていくことが、あさひかわ北彩都ガーデンが目指している仕掛けです。

小さな川の流れと水音が心地よいガーデンエリア「水路メドウ」は、隣接する忠別川と付近の自然を感じることをテーマに名付けられました。野原や水場近くに多く生息する自生種を混植しています。初夏にはアヤメの青、その後7月頃にはエゾカワラナデシコやエゾミソハギのピンク色と、カワラマツバのクリーム色が目立つようになり、やわらかい趣きに変化していきます。

スタッフ*とっておきのポイント!

元気を取り戻したヤマブキショウマ。生育不調だった場所で植栽デザインを変更して植え替えを行ったところ、しっかりと育つようになった
元気を取り戻したヤマブキショウマ。生育不調だった場所で植栽デザインを変更して植え替えを行ったところ、しっかりと育つようになった

<おすすめエリア.02>
「川のボーダー花壇」は織物作品のような植栽が魅力

旭川駅南口に直結するエリア、アウネの広場「川のボーダー花壇」。7月上旬はモナルダの鮮やかなピンクの花色がよく映える
旭川駅南口に直結するエリア、アウネの広場「川のボーダー花壇」。7月上旬はモナルダの鮮やかなピンクの花色がよく映える
6月~9月は園内を周遊できる電気カートも運行中。歩く目線とはまた違った様子のガーデンを楽しめる
6月~9月は園内を周遊できる電気カートも運行中。歩く目線とはまた違った様子のガーデンを楽しめる

旭川の工芸品「優佳良織」にヒントを得てデザインされた「川のボーダー花壇」は、ピンク系やイエロー系の花色の植物をボーダー状に組み合わせることで、織物の経糸と緯糸を表現し、一つの織物作品を作り上げるような植栽デザインにしています。
これからの季節はモナルダなどの夏の花々が魅力的な季節。暑さにも負けない鮮やかな花色が花壇を一気に華やかにし、北海道の短い夏に彩りを与えてくれます。

スタッフ*とっておきのポイント!

涼しげなカラーの花色と、優しい香りが魅力の「ハーブガーデン」
涼しげなカラーの花色と、優しい香りが魅力の「ハーブガーデン」

<おすすめエリア.03>
赤・白・青の花を放射状に配した「ユジノ花壇」

「ユジノ花壇」。夏はピンクやオレンジ色のエキナセアや赤いヘレニウムなどのビビッドカラーで賑わう
「ユジノ花壇」。夏はピンクやオレンジ色のエキナセアや赤いヘレニウムなどのビビッドカラーで賑わう
ゲラニウムやネペタなどは初夏~晩夏まで長い期間楽しめ、ブルー系のさわやかな色彩が魅力
ゲラニウムやネペタなどは初夏~晩夏まで長い期間楽しめ、ブルー系のさわやかな色彩が魅力

旭川市とユジノサハリンスク市の友好都市提携50周年記念で作られた「ユジノ花壇」。両市の市章カラーである赤・白・青をメインに、宿根草と一年草を組み合わせて放射線状に植栽しています。
春には一年草のネモフィラと春咲き球根花のチューリップなど。初夏には真っ赤なダリアと、サルビアなどの一年草やネペタやゲラニウムなどの宿根草のブルーの花色の組み合わせ。盛夏にはエキナセアやヘレニウムなどの宿根草がメインとなり、秋にはブルー系のアスターやグラス類など、シーズンを通してずっと華やかに咲き続ける花壇です。
花壇の形にも特徴があり、写真撮影の際は角度や高さを変えながら、「この画角が最高!」という自分なりのポイントを探すのも楽しいです。

スタッフ*とっておきのポイント!

「農ガーデン」からの眺め。ガーデンセンターを囲む「神人の森」~旭川駅南口に広がる「アウネの広場」まで見渡せ、ガーデンの広さを視覚で体感できる場所
「農ガーデン」からの眺め。ガーデンセンターを囲む「神人の森」~旭川駅南口に広がる「アウネの広場」まで見渡せ、ガーデンの広さを視覚で体感できる場所

<おすすめエリア.04>
可愛い動物のトピアリーに出会えるガーデン

春のトピアリー(立体花壇)。シロクマの親子は満開のビオラやアリッサムで象られ、アザラシはカラフルな多肉植物をまとっている
春のトピアリー(立体花壇)。シロクマの親子は満開のビオラやアリッサムで象られ、アザラシはカラフルな多肉植物をまとっている
季節を追うごとにボリュームが増すウォーターフロントガーデン
季節を追うごとにボリュームが増すウォーターフロントガーデン

ガーデンセンターを囲む「神人の森」エリアにあるウォーターフロントガーデンには、トピアリー仕立て(立体花壇)のシロクマの親子と、2頭のアザラシと一緒に記念撮影ができるコーナーがあります。
シロクマの親子には一年草を使い、春と夏で植え替えをしています。日当たりと風当たりが強い場所で、限られた土の量で育てているので、なるべく長くきれいに保つことができる花を選んでいます。2頭のアザラシには多肉植物を使用。その背景になる花壇はボリュームたっぷりの宿根草が、季節によって咲き変わって彩りを添えてくれます。
今年は、旭山動物園で生まれたホッキョクグマの赤ちゃんが愛くるしい姿を見せてくれていて、親子の姿がトピアリーとそっくりと評判です。ぜひ見に来てほしいエリアの一つです。

スタッフ*とっておきのポイント!

春はチューリップ、夏は一年草を植え替えて、秋まで華やかな「パレット花壇」
春はチューリップ、夏は一年草を植え替えて、秋まで華やかな「パレット花壇」

【Information】 “ガーデンショップ”もオープン中!

ガーデンセンターに隣接の「ガーデンショップ」では、オリジナルのハーブソースがかかった大人気のソフトクリーム販売を今シーズンもスタートしています!

また、ハーブティーなどの飲み物のほかに、市内の人気パン屋さんとコラボしたパンも。花いっぱいのガーデンでピクニック気分を楽しんでみるのはいかがでしょうか。レジャーシートを敷いてゆっくりしたり、ガーデンを散策しながらなど、園内はどこでも飲食可能です。ガーデニング雑貨なども販売していますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

レジャーシートを敷いてゆっくりしたり、園内を散策しながらなど、園内はどこでも飲食OK
レジャーシートを敷いてゆっくりしたり、園内を散策しながらなど、園内はどこでも飲食OK

●あさひかわ北彩都ガーデン

住所:北海道旭川市宮前2条1丁目
TEL:0166-74-5966
営業:通年/(ガーデンセンター)5月~10月/9:00~18:00、11月~4月/9:00~17:00。月曜、年末年始休み
料金:入園は無料
アクセス:JR旭川駅南口よりガーデン「アウネの広場」に直結
駐車場:あり(ガーデンセンター駐車場 53台・無料)
URL:http://www.asahikawa-park.or.jp/kitasaito/

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niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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