「百合が原公園」の“盛夏”は、ユリにムクゲ、カルーナなど見どころ盛りだくさん!

北海道にも本格的な花シーズンが到来しました! 夏を彩る魅力的な花々を見に、ガーデンへ出かけてみませんか?
今回は、札幌市北区にある「百合が原公園」の“夏に見ごろ”の花・エリアをご紹介します。

 

優美なユリは7月が最盛期!
希少な原種や艶やかな園芸種が豪華に咲き揃う

遅咲きのユリも咲き出し、百合が原公園の代名詞ともいえる「世界の百合広場」が最も華やかさを増す
遅咲きのユリも咲き出し、百合が原公園の代名詞ともいえる「世界の百合広場」が最も華やかさを増す

札幌を代表するフラワーパーク「百合が原公園」の夏といえば、公園名の由来でもある「ユリ」が楽しめる季節。約100種類2万株が6月中旬から咲き始め、7月中旬に最盛期を迎えます。豪華に咲き誇る園芸品種が植栽されている整形花壇はもちろんのこと、世界中の希少な原種のユリを堪能できるのも百合が原公園ならでは。リーガルリリーの群生地を再現した花壇では約3,000株もの花が広がり、満開時には圧巻の眺めと漂う香りも楽しめます。
園内を周遊する「リリートレイン」の車窓からは、薄緑の花色が次第に真っ白な色に変化してゆく西洋アジサイ‘アナベル’や、盛夏を彩るムクゲ、晩夏から秋の主役を飾るダリアなども眺められ、季節が移ろいゆくさまを植物で感じることができるでしょう。

【見どころ①】“ユリの女王”カサブランカと遅咲きの原種たち

“ユリの女王”と称される「カサブランカ」は、この時期には人気の高いユリの一つ。純白で大輪の花は艶やかで煌びやか、甘く濃厚な香りも魅力です。百合が原公園では、カサブランカを複数個所の花壇に植栽しています。ゆったり花散策を楽しみながら、装いの異なる花壇風景の中でその優美な花姿を楽しみましょう。
また、ユリの季節の後半には、希少な原種も次々に開花を始めます。中国福建省・湖北省・四川省などに自生し、黄色みがかったオレンジ色の花弁に鹿の子柄の斑点があるためその名がついた「キカノコユリ」や、赤褐色の斑点模様をたくさんつけた鮮やかなオレンジ色の花を咲かせる「オニユリ」など、百合が原公園だからこそ楽しめる風景にぜひ会いに行きましょう。

カサブランカの豊かな芳香が周辺に広がる。優美な花姿に思わずカメラを向けてしまう
カサブランカの豊かな芳香が周辺に広がる。優美な花姿に思わずカメラを向けてしまう
キカノコユリの変種で、レモンイエローの花色が眩しいキバナキカノコユリ
キカノコユリの変種で、レモンイエローの花色が眩しいキバナキカノコユリ
鮮やかなオレンジ色のキカノコユリ
鮮やかなオレンジ色のキカノコユリ

【見どころ②】園内を周遊! 「リリートレイン」の車窓に広がる四季折々の景色

公園内の1.2kmを約12分かけて周遊する「リリートレイン」。窓からは心地よいやわらかな風も入り、次々と広がる花壇の風景を楽しめます。小さな子どもからお年寄りまで、大変人気のアクティビティです。
小さく真っ白な花がたくさん集まり、手毬のような花姿の「西洋アジサイ‘アナベル’」は、盛夏の風景を涼しげに装ってくれます。華やかな花色が特徴の「ムクゲ」は、一重や八重咲き、半八重咲きなどもあり、秋を迎える頃まで楽しめます。夏の青空の下、色も形も豊かな盛夏の花たちに、心踊る時間を過ごすことができます。

50m以上も続く西洋アジサイ‘アナベル’の花壇。小さな花が集まって毬状になる。咲き始めは薄緑色で、次第に白く変化していく
50m以上も続く西洋アジサイ‘アナベル’の花壇。小さな花が集まって毬状になる。咲き始めは薄緑色で、次第に白く変化していく
リリートレイン沿線のムクゲコレクション! 35種類もの色とりどりのムクゲが並ぶ
リリートレイン沿線のムクゲコレクション! 35種類もの色とりどりのムクゲが並ぶ

【見どころ③】イギリス北部やアイルランドの荒れ地を再現した「ヒースガーデン」

イギリス北部やアイルランドでは、耕作や牧畜には向かない荒地はエリカやカルーナといった植物で一面覆い尽くされ、その景色はイギリスにおいて「郷愁を抱かせる原風景」として親しまれているとか。
百合が原公園の「ヒースガーデン」では、そんな欧州の原風景を再現しています。たくさんの筒状の可愛らしい花が房のように付く「エリカ」や、つぼみを包んだ苞(ほう)とその内側の萼(がく)が発達し、その部分が花に見える「カルーナ」など、ピンクや白の花色とともに、緑、黄色、銀緑色などの葉色が一面に広がります。

ヒースガーデン。高低差のある花壇には矮性の針葉樹も植栽。欧州に見るような原風景は9月中旬まで楽しめる
ヒースガーデン。高低差のある花壇には矮性の針葉樹も植栽。欧州に見るような原風景は9月中旬まで楽しめる
小さな筒状の花が房のように付くエリカ ヴァガンス‘ホワイトセンセーション’
小さな筒状の花が房のように付くエリカ ヴァガンス‘ホワイトセンセーション’

【見どころ④】晩夏を彩るバリエーション豊かなダリア

品種改良を重ね、毎年多くの品種が作出されている「ダリア」。花形や花色、草丈なども大変多彩な植物です。百合が原公園では朝晩の寒暖差が明確になってゆく晩夏から秋にかけて、430平方メートルもの広々としたダリア園や、リリートレイン沿線に70m以上も続く花壇、「世界の庭園」(有料エリア)などで合わせて150種類にもおよぶダリアを楽しむことができます。
主に、道内で育種された品種を中心に植栽。同じ品種でも夏のダリアと夜間の気温が下がった秋のダリアとでは、花色にも異なりが生じ、その変化を楽しめるのも北海道ならではです。

8月中旬から徐々に咲き始め、下旬には咲き揃う風景が見られる。写真はダリア‘サックルルビーリング’
8月中旬から徐々に咲き始め、下旬には咲き揃う風景が見られる。写真はダリア‘サックルルビーリング’
9月のダリア園の様子。彩り豊かに咲く
9月のダリア園の様子。彩り豊かに咲く

希少な夏の花! レンゲショウマとサギソウ

百合が原公園では、季節ごとの希少な花たちも見ることができます。
日当たりのよい湿原に育ち、夏に純白の翼を広げた白鷺を思わせるような花を咲かせるところから名がついた「サギソウ」。深山のやや湿った薄暗い林床に育ち、透明感のある薄紫色の花を咲かせる「レンゲショウマ」。これらの希少な花が、百合が原公園の「ロックガーデン」で楽しめます。

日本の野生ランとして古くから愛好されているサギソウ
日本の野生ランとして古くから愛好されているサギソウ
レンゲショウマは一属一種の日本特産の多年草。涼しげな花姿が印象的な山野草
レンゲショウマは一属一種の日本特産の多年草。涼しげな花姿が印象的な山野草

百合が原公園スタッフのおすすめ!

瀋芳園に咲くヘメロカリス
瀋芳園に咲くヘメロカリス
アジサイコレクションでは、大小さまざまなアジサイ50種類以上が咲き並ぶ。写真はアジサイ‘アーリーセンセイション’
アジサイコレクションでは、大小さまざまなアジサイ50種類以上が咲き並ぶ。写真はアジサイ‘アーリーセンセイション’

【Information】 多彩な花が並ぶガーデンショップ&レストランでは夏グルメを!

公園内で花散策を楽しんだ後は、ガーデンショップやレストランにも足を運んでみませんか? ガーデンショップではニチニチソウやルドベキア、アジサイ、バラ咲きインパチェンス、ヒューケラなど季節の花苗のほか、ユリやチューリップなどの球根も多数揃えています。
レストランでは大人気の春巻きやから揚げの定食に加え、百合が原公園ならではの「ゆり根」を使ったカレーやコロッケなども好評です。近隣農家さんの野菜を使った「夏野菜カレー」もこの夏のおすすめです!

花苗や鉢花はもちろん、花壇や玄関先を飾るセンスのある雑貨もガーデンショップでは人気!

近隣農家さんのジャガイモやタマネギ、ニンジンなどを使ったカレーは地産地消の新メニュー
近隣農家さんのジャガイモやタマネギ、ニンジンなどを使ったカレーは地産地消の新メニュー

札幌「百合が原公園」

住所:札幌市北区百合が原公園210
TEL: 011-772-4722(百合が原公園管理事務所/庭園・リリートレイン)
駐車場:あり(276台・無料) ※冬期間中はP2駐車場のみ開放(138台・無料)
※公園は通年24時間開放・無料
URL:https://yuri-park.jp/

 

【園内施設の詳細】
・温室(百合が原緑のセンター) TEL:011-772-3511
営業:通年、8:45~17:15 ※月曜休み(月曜祝日の場合翌平日)
料金:温室/高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料
URL:https://yuri-park.jp/guide/facility/

 

・ガーデンショップ TEL:080-1978-0536
営業:通年、9:30~17:00 ※月曜休み(月曜祝日の場合翌平日)
URL:https://yuri-park.jp/guide/facility/gardenshop/

 

・レストラン百合が原 TEL:011-774-3522
営業:4/15(金)~10/30(日)、イートイン10:00~15:00(LO14:30)・テイクアウトコーナー10:00~16:00、期間中無休
URL:https://yuri-park.jp/guide/facility/restaurant/

 

・世界の庭園 
営業:4/23(土)~11/3(木・祝)、8:45~17:15(入場は16:45まで)、期間中無休
料金:高校生以上130円 ※中学生以下、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料
URL:https://yuri-park.jp/guide/facility/teien/

 

・リリートレイン
営業:4/23(土)~10/30(日)、10:00始発・15:30または15:40最終 ※4月~9月無休、10月は平日運休

料金:小学生以上(1回)360円  ※未就学児、65歳以上、障がいのある方は証明書等提示で無料
URL:https://yuri-park.jp/guide/facility/lilytrain/

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niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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