
春一番の花と特別なホットドッグ ~Fビレッジガーデン&はなふる
日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。
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土屋 千尋さん
多肉植物の栽培、寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動中。多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。
前回(第3回)は、多肉植物の“寄せ植え”の手直しについてお伝えしました。今回は、1種類のみ単体で、小さな鉢などで多肉を楽しんでいる人もたくさんいると思いますので、その仕立て直しの方法をご紹介します。
まずは、仕立て直しをしたい多肉たちを集めてみましょう。
上から見ると、元気できれいな多肉に見えますが、横から見ると茎が伸びてきているものがあります。このような多肉は手直ししてあげるとよいでしょう。
植え直す部分(上の部分)を残して、茎からカットします。次に、新しいミニポットに土を入れて多肉を植えますが、多肉専用の用土が市販で売られているので、それを使うと便利。カットしたら、下方の邪魔な葉を取り除くと植えやすいです。あとは、土に挿して植えるだけ。ネームプレートを付けておくと、間違えることもありませんね。これで簡単に仕立て直しができます。
植え付け後は、根が出てくるまでは水やりを控えます。暖かい今の季節は、早いものは1週間ほどで根が出てきます。
根が付いてしまえば、その後は通常の管理を行なってください。ただし暑い時期の水やりは朝・夕の涼しい時間帯など、タイミングを見て行なうことをおすすめします。また、いつまでも土が乾かないような状態ですと、今の時期は蒸れて腐る原因にもなりますので注意。
カットした茎の方ですが、元気なようであれば、茎もそのまま育ててあげるとよいでしょう。少し用土を足して、様子を見ながら水やりを多めで管理します。1カ月もすると、茎からも多肉の赤ちゃんが出てきますよ。こちらも種類がわからなくならないようにネームプレートを忘れずに! ぜひ試してみてください。
次は、写真のように、茎にたくさんの子株が付いてしまったときの仕立て直しです。
先ほどのようにハサミでカットしてもよいのですが、結構太い茎になるので、テグスを使うときれいにカットできます! 茎に巻いて両サイドからテグスを引っ張るので、指が痛くならないように、割り箸などにテグスをくくりつけて利用するとよいです。この方法はおすすめです。巻きつけたテグスを勢いよく引くと、上部だけきれにカットできます。
カットした多肉は新しい用土に植えて、茎は先ほどと同様に、様子を見ながら水やりを多めで管理します。子株の方は大きくなってきたら、茎からもぎ取って土にのせておくと、あっという間に大きくなります。
上から見るときれいな多肉でも、横から見てみると少し茎が伸びてきていることがあります。姿が乱れてくる前に、早めに手直ししてみてはいかがでしょう。
先ほどと同様に、テグスでカットします。今度は、葉と葉の間にテグスをくるっと巻いて、残したいサイズ(部分)を調整する方法です。
残したい部分の葉の下にテグスを巻いて、勢いよく引っ張ります。きれいにカットできたら、余分な下方の葉を取り除いて新しいミニポット(用土)に植え直します。その後の管理は、前述と同様です。茎もそのまま水やり多めで管理していきましょう。
どうでしょうか? このような感じで、どんどん仕立て直しをして、きれに育てていきましょう。
我が家には大量に多肉があるので、少しでも管理がラクなように黒いポットで育てていますが、お好みの鉢などに植え直してもよいと思います。
茎の方も水やりを多めで管理して、1カ月もすれば新しい赤ちゃんが出てきます。
葉を挿しておくと根が付いて育つのはご存じと思いますが、このように茎からも出てきます。葉挿しが苦手という場合は、胴切りの方が簡単にできるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
(niwaculアンバサダー 土屋 千尋)
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。
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