ガーデナーのクリスマス 2022【特集】 ~ハンドメイド&料理レシピ、トピックス
niwacul編集部
今回は、ポタジェのルバーブとハスカップで“コンフィチュール”をつくります――。 季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。
藤井 純子さん
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。
北海道も暑い日が続いており、いよいよ夏本番ですね。ポタジェの野菜や果樹、ハーブも勢いよく育っています。今回は、ポタジェで採れたルバーブとハスカップを使って、“コンフィチュール”づくりをしてみました。
フキのような太い茎と大きな葉が特徴の「ルバーブ」(タデ科)は、食物繊維が豊富で、ビタミンCや葉酸なども含まれているため健康にも一役買ってくれます。赤色のルバーブ苗は一般に流通していないので、我が家では緑色のルバーブに季節ごとの果樹を加えて料理レシピに生かして、楽しんでいます。
雪が解けるとすぐに顔を出すルバーブ。その生命力を実感しますね。シベリア原産で冷涼な気候を好むため、北海道でも育てやすい植物です。
大きくなってくると、白い花が咲き始めます。植物のライフサイクルとして、花が咲くとタネを作るのにエネルギーを使うため、葉や茎を利用したい場合は、花=タネを付けないように根元から切り取ります。
ルバーブはよい堆肥になるともいわれています。切り取った花や茎、葉などは、5cmほどに短く切り、植物の株元に置いて土づくりに利用することができます。
・ルバーブの茎 200g
・ハスカップ 100g
・砂糖 70g
・鍋(ホーローやセラミック塗装された厚手鍋)
・ゴムベラ
※長期保存する場合、砂糖の量は、材料の重さの半分程度にします。
1. ルバーブの茎を洗い、1cm程度の輪切りにします。
2. 鍋にルバーブと砂糖70gを入れ、全体に軽くなじませたら、すぐに弱火~中火にかけます。
3. 水分が出てきたら中火にします。おおよそ5~8分ほどでやわらかくなります。
4. ハスカップを入れ、とろみがつくまでそのまま中火で煮詰めます。冷凍のハスカップを使用してもOK。レモンなどを入れなくてもとろみがつくのもルバーブの特徴です。
5. とろみがつくまで約5分ほど。お好みのかたさになるまでもう少し煮詰めましょう。
6. できあがったら、お皿に盛りつけていただきます。パンやホットケーキにのせたり、クリームチーズと一緒にどうぞ。
パンやホットケーキにのせると、さわやかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。ルバーブのコンフィチュールはクリームチーズとも相性が抜群です! ぜひお試しください。
今回ご紹介したルバーブのコンフィチュールに合わせる果樹は、ハスカップ以外にもブルーベリーやジューンベリーなど、お好みの果樹を組み合わせて楽しんでもよいでしょう。
ルバーブは、2回収穫時期があります。1回目は初夏。2回目は暑さが落ち着いた晩夏の頃に収穫できます。
次回は、夏にぴったりの「赤しそジュース」をご紹介します。
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。
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