第49回

今週の花(7月11日) 宿根スイートピー

エルミタージュ=隠れ家的な、走川さんご夫婦のお庭から、今が旬の「今週の花」を紹介します。北海道にも花の最盛期がやって来ました。

撮影:走川 正裕 ・ 貴美 文:走川 貴美

宿根スイートピー
宿根スイートピー

スイートピーと聞くと、一年草のスイートピーはイメージしやすいですよね。宿根スイートピーも花はそれと同じような形。でも、伸びてくる「つる」はしっかりとしていて、勢いもよい感じがします。
我が家の庭では、ピンク、薄いピンク、白の花と咲き揃っています。こぼれダネでずいぶん増えました。スイートピーですから、エンドウ豆のようなタネができます。それを採って撒(ま)けばよいのでしょうけれど、私はそのまま自然にまかせています。するとタネが弾けて飛んで、また芽を出してくれます。

出てきた芽を庭のあちらこちらに移植するうちに、ずいぶんと増しました。花友達にも分けているので、子孫はあちらこちらにいます(笑)。
アーチに仕立てたり、オベリスクに絡めたりしていますが、土手に懸崖仕立てにするのも風情があってよいですよ。地面を這って花が上向きに咲きます。以前、小樽の赤岩園芸さんで習った仕立て方です。由仁町にある「ゆにガーデン」でも同じ仕立て方をしていました。

 

奥の庭の連続アーチに宿根スイートピーを這わせている。濃いピンクの花が目を引く。この時期、クレマチスと一緒に咲いてくれて華やか
奥の庭の連続アーチに宿根スイートピーを這わせている。濃いピンクの花が目を引く。この時期、クレマチスと一緒に咲いてくれて華やか
庭の入り口のフェンスを飾る。白花と薄いピンク色の宿根スイートピーで明るい演出に
庭の入り口のフェンスを飾る。白花と薄いピンク色の宿根スイートピーで明るい演出に
きれいな白花の宿根スイートピー
きれいな白花の宿根スイートピー
少し薄いピンクがのる花色。優し気な雰囲気
少し薄いピンクがのる花色。優し気な雰囲気

宿根スイートピーの花は、我が家ではいつもピンク色のものが一番先に咲き出します。次が白花、薄いピンク色のものが最後に咲いて終わります。ですので、割と長く花を楽しめます。
私は薄いピンクがお気に入りなのですが、濃いピンクも差し色に使っているので、庭で目にする色の配分的には何とも言えない感じですね。
白花は、ウェディングブーケなどにつるごと使うと素敵です。もうずいぶん前のことですが、フラワーアレンジメントを教えていた生徒の結婚式で使いました。垂れ下がる姿が素敵で、丈夫で水揚げ(水あげ)もよいので重宝します。

フラワーアレンジメントの花材に使うのも素敵。庭の花を飾る楽しみも。カットした花を水揚げしているところ
フラワーアレンジメントの花材に使うのも素敵。庭の花を飾る楽しみも。カットした花を水揚げしているところ

最後に、今年偶然見つけて購入したジギタリス‛イルミネーション’も、美しく咲いてくれています。この微妙な色調の花が、たまらなく魅力的ですね!
ただ、北海道では越冬しないため、今シーズンは秋口に覚えていたら、鉢上げして暗いところで保管してみようかな…と思っています。覚えていたら…、なのですが。上手くいくでしょうか(?)。

ジギタリス‛イルミネーション’。魅力的な花色と、花期がとても長いのが特徴。耐寒性は、調べてみるとマイナス5℃~10℃程度
ジギタリス‛イルミネーション’。魅力的な花色と、花期がとても長いのが特徴。耐寒性は、調べてみるとマイナス5℃~10℃程度

この記事を書いた人

走川  貴美

走川 貴美

「オフィスサムグリーン」代表。「AMAサポーターズ倶楽部」代表、2016年に第27回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰受賞。日本フラワーデザイナー協会の講師なども務める。6年前から長沼町に移り住み、約750坪の庭を手入れしながら大好きな花々と緑に囲まれて暮らす。

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