第1回

風葉香つれづれ日記 …かりの あさの

香りを持つ植物の魅力に惹かれて、育てる、眺める、味わう…日々の出来事を、ハーブ研究家のかりのあさのさんがつづります。「風葉香(ふうか)」は、風で葉っぱが揺れ香るハーブのことをイメージして。

プロフィール

かりの あさの

ハーブ研究家、ハーブ講座講師。ハーブのある暮らしの魅力を多方面から発信。

 皆さま、こんにちは。
 北国のガーデンシーズンは毎年駆け足でやってきて、今まさに花のシーズン真っただ中。花と緑と香りに包まれて日々楽しまれているところでしょうか。

 19年もの間、北国のガーデナーのバイブルだった雑誌「MyLoFE(まいろふぇ)」が、WEB版「niwacul(ニワカル)」として生まれ変わりました。


 「風葉香つれづれ日記」では、お庭、植物、香り、食べる、作る、お仕事のこと、日々の暮らしのことを気の向くままに綴ってみようと思います。

 「風葉香(ふうか)」はガーデンの名前。庭では風が吹くとさまざまなハーブの葉が香りを放つので、この名前をつけました。みなさんのお庭には、名前をつけていますか?

 

 いま、庭ではウツギとディアボロが、白と赤の共演中です。

ウツギ
ウツギ

 写真の「ウツギ」は薄っすらと甘いミントのような香りがします。10cmくらいの小さな苗を植えてから20年近く経ち、今では私の背丈を超えました。

 実(じつ)はこの苗、「ひめうつぎちゃん」という手書きの名札がついていて、お店の方いわく「そんなに大きくならないよ~」とおっしゃっていたのですが、後(のち)に「もしかして、サラサウツギかな(?)」となりましたが、いまだ正解はわかっていません。

 ウツギは「空木」と書きますが、字のごとく、茎の中は空洞。名前に使われる漢字はなるほどですね。

フィソカルプス‘ディアボロ’(アメリカテマリシモツケ)
フィソカルプス‘ディアボロ’(アメリカテマリシモツケ)

 「ディアボロ」は、ほんわかとしたまん丸の形状で、お花を咲かせた後に赤色になるので、変化する彩りに長い期間楽しませてもらっていて、「植えよかった」と思う低木の一つです。今シーズン、緑色の葉枝が伸びてきました。「これは、、先祖返り?」。早めにカットして様子を見ようと思います。

緑色の葉枝が伸びてきた
緑色の葉枝が伸びてきた
花の終わりかけは少しずつ赤色に
花の終わりかけは少しずつ赤色に

 そのほか、ハニーサックルや数本あるバラも一緒に咲いて、庭は花の彩りと香りに包まれています。我が家では、バラはコンパクトに仕立てて楽しんでいます。

ハニーサックル
ハニーサックル

 つる性の「ハニーサックル」。見た目ももちろん可愛いのですが、私がこの子に惹かれるのは、夕方から強香になる甘い香り。近くの窓を開けておくと、20時頃まで香水のような香りが風にのって室内へ入ってきます。花後の実は有毒なので食用不可ですが、お花はハーブティーやおひたしなどに利用できます。

 

 余談ですが、ハニーサックルは和名「スイカズラ」。学名は「ロニセラ」、別名は「ニンドウ」といったように同じ植物でも呼び名がいっぱいです。
 ほかにも「キンセンカ」と「ポットマリーゴールド」と「カレンデュラ」も同じ植物のことです。植物を買い求めるときに、呼び名がたくさんあると迷うこともありそうですね。

バラ ‘クラウン プリンセス マルガリータ’
バラ ‘クラウン プリンセス マルガリータ’
バラ ’レディ エマ ハミルトン’
バラ ’レディ エマ ハミルトン’
バラ ’ウィリアム モリス’
バラ ’ウィリアム モリス’

 イングリッシュローズがお気に入りです。蒸留してローズウォーターを作ったり、お塩に花びらを漬けて香りを移してお風呂に入れたり、眺める以外にもたくさん楽しませてもらっています。

 バラのシーズンは心躍りますね。桜と同じくらい幸せな気持ちにさせてくれるように思います。


つづく

この記事を書いた人

かりの あさの

かりの あさの

ハーブ研究家。(株)ルピシア グルマン顧問。ハーブを取り入れた植栽デザインや料理の提案、また、ハーブ講座の講師として活躍。日本園芸協会ハーブコーディネーター、JAISハーブ学習指導員、JEAJアロマテララピーアドバイザーほか。 自宅の庭で100種類以上のハーブの植栽、野菜栽培を楽しむ。かりのあさのHP「ハーブまるごと生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「かりのハーブ」も。

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