菜園で採れた小さなジャガイモを活用!ローズマリー香るフライドポテト風
藤井 純子
今回は、大きく育つシソを使った 夏におすすめの「シソジュース」作り――。 季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。
藤井 純子さん
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。
夏にはぴったり、スッキリとさわやかな「赤シソジュース」のレシピをご紹介します。赤シソは、抗酸化用のあるポリフェノールが豊富で夏バテ予防にもおすすめ。今回は、甘さを控えめにしているのにコクがあり、さらに“色もきれい”と評判のレシピです。
摘みたてのフレッシュなシソでも作れますが、きれいな色のシロップに仕上げるコツは、乾燥した赤シソを使うのがポイント! 我が家では、晩夏に大きく育った赤シソを収穫し、乾燥させてから保存しています(シソの乾燥方法は、後半でお伝え)。乾燥保存をしておけば、春に植えた赤シソがまだ大きく育っていない時期からでも、手軽にシソのシロップやジュースを作って味わえますよ。
・赤シソ(乾燥した赤シソは約 15~30g、フレッシュを使用する場合は約 150g)
・砂糖 200g(てん菜糖がおすすめ)
・水 600 ㏄
・レモン果汁 または リンゴ酢 100 ㏄
・そのほか厚手の鍋、保存用の瓶(密封できるもの)を用意
1.鍋に水(600㏄)を入れ、湯を沸かします。
2. 赤シソを入れて中火で約5分煮ます。時々かき混ぜて、シソのエキスを出すようにしましょう。
3. 水分が出てきたら中火にします。おおよそ5~8分ほどでやわらかくなります。その後、ザルに通してシソを取り除きます。
4. さらに茶こしで濃しながら、鍋に戻します。
5. 砂糖(200g)を加えて15~20 分煮て、おおよそ半量になるまで煮詰めます。
6.火を消して粗熱が取れたら、レモン汁かリンゴ酢を加えて軽くかき混ぜます。これで赤シソのシロップが完成!
7. グラスに氷を入れます。大さじ2杯の赤シソシロップを加え、強炭酸を注いで軽く混ぜたら、シソジュースのできあがり!
できあがったシロップは、瓶に入れて保存しましょう(瓶はあらかじめアルコール消毒をしておくこと)。シロップはかき氷にかけたり、お酒で割ったり、いろいろと使えますよ。冷蔵庫に入れて1週間ほど保存できるので、その間に使い切ることをおすすめします。
●赤シソの乾燥方法
1. 菜園から収穫した赤シソやスーパーなどで買い求めたものを使います。太い茎を取り除き、穂先と葉を選んできれいに洗います。洗った赤シソを重ならないようにキッチンペーパーに並べ、3~7日ほど自然乾燥させましょう。
2. オーブンの天板にクッキングシートを敷き、自然乾燥させたシソを並べて約150℃で5~8分加熱します。粗熱を取ったら再度オーブンで加熱。2度目の加熱の後、粗熱が取れたら清潔な瓶に入れ、食品用の乾燥材も一緒に入れて保管します。マスキングテープなどで日付・名前を記入しておくとよいでしょう。
ポタジェでの「シソ」の植栽についてですが、赤シソと青シソを隣り同士に植えると防虫効果が期待できます。シソは水が不足しないように気をつければどんどん成長するので、料理レシピや梅干し作りなど、たくさん活用してみてくださいね!
次回は、庭で育てたコモンマロウを使って、色鮮やかな冷たいハーブティーをご紹介したいと思います。
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。
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