第3回

9月に行くべき網走のガーデン観光

広い北海道に点在するガーデンも飛行機を利用すればひとっ飛び。貴重な旅の時間を効率的に使ってガーデンを旅しましょう。第3回目は9月に行くべき「女満別空港」。この時期最盛期を迎える深紅のサンゴ草を見に、日本最大級の「能取湖サンゴ草群落」へ。市民ガーデン「フラワーガーデン はな・てんと」では、カラフルに彩られたガーデンを山頂から楽しめます。

女満別空港から出発するガーデン観光

“天空の里”に広がる鮮やかな市民ガーデン
「フラワーガーデン はな・てんと」

「フラワーガーデン はな・てんと」は、網走市の街並みを見下ろす天都山の山頂付近に広がるガーデン。冬はスキー場としても利用される天都山を、「夏には花で彩って、網走の新しい名所にしよう」と市民ボランティアが一丸となり、造成・管理しています。
今年度は46団体約600名の市民が参加し、愛情をかけて手入れをする花畑には、サルビア、ケイトウ、ベゴニアなど色とりどりの花が約4万株。
花畑が見頃を迎える8月中旬から9月下旬には、鮮やかな花々が3.5ha(ヘクタール)の斜面一面に咲き誇り、夏の網走に彩りを添えてくれます。
山頂ロッジからはオホーツク海や網走湖、知床連山を見渡せるビュースポットも
※写真は航空写真
山頂ロッジからはオホーツク海や網走湖、知床連山を見渡せるビュースポットも
※写真は航空写真
天都山の山頂ロッジには双眼鏡が設置されており、そこからは眼下に広がる花々はもちろん、網走の海・山・湖を見下ろすように一望できます。
網走市の天都山エリアは天空の里とも呼ばれ、博物館網走監獄やオホーツク流氷館、網走湖や北海道オホーツク公園など、網走市を代表する施設や自然が集まっているエリア。美しい花畑に癒されたあとは、博物館で知的好奇心を満たし、レンタサイクルやキャンプなどのアウトドアアクティビティを体験してみるのもいかがでしょうか。

【女満別空港からのアクセス】

車で道道246号/道道64号を経て国道39号を走行し、約20分。
交通機関を使用する場合は、女満別空港からバス「女満別空港線」へ乗車し網走バスターミナルへ。網走バスターミナルで路線バス「天都山方面」へ乗車し約20分。

 

■フラワーガーデン「はな・てんと」
住所:北海道網走市呼人15
TEL:0152-44-6111(網走市役所観光課

営業期間:6月中旬~10月中旬
営業時間:6:00~18:00

※詳しくはHPをご覧ください。

湖畔を深紅に染め上げる自然の神秘
日本最大級の「能取湖サンゴ草群落」

網走市街の北に広がる能取湖(のとろこ)は、オホーツク海と通じる海水湖。その湖畔周辺に広がるサンゴ草は、秋になるとまるでサンゴのように美しい深紅に色づき、湖畔を神秘的な美しさで彩ります。
サンゴ草は「アッケシソウ」という高さ15~30cmほどの植物で、サンゴのように赤く色づくことから「サンゴ草」とも呼ばれています。本来、サンゴ草は弱い植物で、放っておくと群生も衰退してしまうことから、卯原内(うばらない)観光協会が保護・育成を行なっています。市民ボランティアも巻き込んだ努力が実を結び、1991年には「日本一サンゴ草群落地」を宣言。今では湖畔の群落は、約4ha(ヘクタール)にも広がっています。

最盛期には全国からの観光客で賑わう。卯原内地区の湖畔には木道が整備されているので散策しやすい
最盛期には全国からの観光客で賑わう。卯原内地区の湖畔には木道が整備されているので散策しやすい

能取湖の静かな湖面に澄みきった空が映え、その下にサンゴ草が深紅の絨毯を敷きつめたかのように広がるのは、北国の秋をひときわ深く印象づける清閑で壮麗な風景です。網走に秋の訪れを告げる風物詩として、観光客はもちろん市民にも愛されています。

サンゴ草の絶景ととオホーツクの秋の味覚を楽しめる「さんご草まつり」
サンゴ草の絶景ととオホーツクの秋の味覚を楽しめる「さんご草まつり」

また、例年9月にはサンゴ草群生地にて「さんご草まつり」も開催。さわやかな秋空と色づくサンゴ草に秋の風情を感じながら、地元の秋の味覚を楽しむイベントです。近郊で水揚げされた海産物の即売会やよさこいソーラン演舞などの催しも行なわれます。2022年は9月10日(土)・11日(日)の予定です。

【女満別空港からのアクセス】
車で道道246号/道道64号を経て国道39号、道道248号を走行し、約25分。
交通機関を使用する場合は、女満別空港から電車またはバスでJR網走駅へ。網走バスターミナルから網走バス「常呂線(常呂・サロマ湖栄浦方面行)」に約30分乗車し「サンゴ草入口」で下車。

 

■能取湖サンゴ草群落
住所:北海道網走市卯原内60-3
TEL:0152-47-2301(網走市卯原内観光協会)
※詳しくはHPをご覧ください。

女満別空港で見つけた
おすすめのおみやげ

「ほたてニポポ」 5本入1,250円
「ほたてニポポ」 5本入1,250円

網走の木彫り人形「ニポポ」を模した、ホタテ貝柱入りのカマボコで、おやつやおつまみにピッタリです。

【販売店】丸北北都(女満別空港ターミナルビル2F)、丸北北都本店、丸北北都中央店

「しじ美おかき」 150g486円
「しじ美おかき」 150g486円

オホーツク産のもち米「きたゆきもち」を100%使用し、網走湖産シジミで作るつゆで味付けしたおかき。

【販売店】アンテナショップほのか 空港店(女満別空港ターミナルビル2F)、アンテナショップほのか(道の駅メルヘンの丘めまんべつ内)

ガーデンへ向かう途中のお立ち寄りスポット

地元野菜を使った優しい味わいのランチや、センスあふれる雑貨店など、ドライブ中に立ち寄りたいおしゃれスポットをご紹介します。

しみじみ美味しいやさしいごはん
隠れ家カフェ「晴耕雨読」

手づくりの料理やスイーツが評判のカフェ。地元大空町の有機野菜をたっぷり使った日替わりランチは、素材の持ち味を活かしたやさしい味わいです。事前予約でテイクアウトも可能なのでガーデン観光地でのランチにもおすすめです。女満別空港からは車で約5分。

地元農家の有機野菜や米を使った「本日のランチプレート」1,100円
※材料がなくなり次第終了
地元農家の有機野菜や米を使った「本日のランチプレート」1,100円
※材料がなくなり次第終了
古民家をリノベーションした店内。3~4名で利用できる個室もある
古民家をリノベーションした店内。3~4名で利用できる個室もある

■隠れ家カフェ 晴耕雨読

住所:網走郡大空町女満別西4条5丁目3-4

TEL:0152-77-9971

営業:11:30~18:00

定休日:水・木・金曜、ほか不定休あり

大切に使いたい暮らしの雑貨
「mono 森音(モリオン)」

店主セレクトの器や日用品は、長く使えて経年変化も楽しめるものばかり。工房を訪ねて仕入れたものや旅の途中で出会ったものなど、一つひとつ物語のある魅力的な雑貨が揃っています。

童話の世界に出てきそうな佇まいは、訪れるたびにわくわくさせてくれる
童話の世界に出てきそうな佇まいは、訪れるたびにわくわくさせてくれる
様々なアイテムが並ぶ店内。オホーツクエリアの景色を描いたポストカードも人気
様々なアイテムが並ぶ店内。オホーツクエリアの景色を描いたポストカードも人気
砥部焼の花器「かわいこちゃん」2,750円
砥部焼の花器「かわいこちゃん」2,750円

■mono 森音(モリオン)

住所:網走郡美幌町大通北3丁目9-1

TEL:0152-72-2177

営業:11:00~16:00

定休日:火・水曜

オホーツクエリアの美味が集結
uminoba(ウミノバ)

オホーツク産にこだわる食と生活雑貨のショップ。乳製品や加工品、菓子など店頭に並ぶものはすべてオホーツクエリア産。クラフトブランド「オケクラフト」も取り扱っています。

お店の目の前はオホーツク海。テイクアウトはテラス席で食べてもOK
お店の目の前はオホーツク海。テイクアウトはテラス席で食べてもOK
左「uminobaバーガー 芝桜牛ローストビーフ」800円
右「自家製ヨーグルトドリンク カシス」550円
左「uminobaバーガー 芝桜牛ローストビーフ」800円
右「自家製ヨーグルトドリンク カシス」550円

■uminoba(ウミノバ)

住所:網走市藻琴14−1

TEL:0152-61-7870

営業:10:00~18:00(テイクアウト L.O.17:00)

定休日:不定休

立ち寄りスポット
「流氷硝子館」

廃蛍光灯リサイクルガラス原料「エコピリカ」を使って作る「流氷硝子」の様々な作品が並び、制作体験もできます。併設のカフェでは流氷イメージのメニューも提供しています。

「流氷ソーダ」600円。「流氷硝子」の器で提供してくれる
「流氷ソーダ」600円。「流氷硝子」の器で提供してくれる

■流氷硝子館

住所:網走市南4条東6丁目2-1

TEL:0152-43-3480

営業:10:00~17:00、ガラス制作体験(要予約)受付10:00~11:30/13:00~16:00

定休日:水曜、ほか不定休あり

網走のご当地グルメ
「モヨロ鍋」

北方の民「モヨロ人」をイメージした鍋。オホーツク産の魚介類とすり身、野菜などを、塩味ベースに白魚醤油を加えたスープで煮込んでいます。土器に見立てた特製鍋もポイントです。

写真提供/網走市観光協会
※写真はイメージ
写真提供/網走市観光協会
※写真はイメージ
女満別空港を利用した道東周辺エリアのガーデン観光。8月中旬から下旬には、女満別空港周辺のひまわり畑も見頃となり、飛行機の窓から広がる景色も楽しめます。北海道の短い夏を駆け抜け、続く秋の深まりとともに色づいていく北海道のガーデンをお見逃しなく。晩秋に向けてガーデンの観光シーズンが終わりに近づく中、飛行機を使った時短ツアーで楽しみましょう。女満別空港へは札幌(新千歳)からは約1時間、東京(羽田)からは約2時間です。

※営業状況変更の可能性がございます。お出かけの際には各店舗・施設へお問い合わせください。
※各記載価格はすべて税込み価格となります。

この記事を書いた人

niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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