第7回 <niwacul×コメリ> 花と庭・暮らしの楽しみ方 ~<Vol.2>春色のコンテナ作り 鉢サイズや道具など
niwacul編集部
「育てる」「楽しむ」「暮らす」「つながる」…etc. 庭から広がる〝楽しみ方(花・庭、DIY)のノウハウ″を、ホームセンター「コメリ」のマイスターたちが、テーマに沿ってお伝えしていきます。
*今回の取材*
コメリパワー苫小牧東店 グリーンマイスター(加藤さん、高橋さん)
今回ご紹介するDIYは、木工用ボンドだけで組み立てられる、インテリア向き「木製フラワーラック」。釘を使わないので、広い作業場所がないというご家庭や、お子様と一緒に作りたいという方もチャレンジしやすいです。少ない材料や工程で、自分だけのオリジナルフラワーラックを作ってみましょう。
飾り棚のスペースが縦・横とあるので、いろいろな形のインテリアグリーンを飾れます。観葉植物や多肉植物、切り花、ハーバリウムなど思い思いの花やグリーンを飾って、お部屋の一角を素敵に演出しましょう。(※飾る花材の重さに注意)
・木材 1×4材(6フィート/180cm) 2本
・木工用ボンド
・防腐防虫剤(ブラウン、けやき はウッド調の色みに)、または多用途スプレー(色づけとツヤ出し)
・バケツ
・ハケ
・ビニールシート(必要に応じ、汚れ防止に使用)
1. 木材を50cm×4本、30cm×4本になるよう寸法をとり、カットする。端材を三角にカットし、支える足として使用するのもおすすめ
【Check!】 木材の選び方やカットのコツは<第4回>のコラムでも詳しく紹介しています。コメリで木材を購入すると、便利な木材カットのサービス(有料)を利用できます。
2.最初にボンドをつけずに木材を組んでみて、完成形をイメージする
3. 外枠から木工用ボンドで接着していく。ボンドは漏れ出るくらいたっぷりつけ、真っすぐつくように残った端材をあてながら圧着させる
4.内枠を仮置きして接着箇所に印をつける。内枠4カ所と、外枠との接着箇所も忘れずに印をつける
5. 内枠の木材の両端にボンドをつけ、接着していく。ズレを修正しながら、隙間なくピッタリと合わせていく
6.内枠を接着したら、ラックが倒れるのが心配な場合は、支える足をつける。こちらも端材をあてて真っすぐになるようにする
7. すべて接着したら、そのまま1日ほど乾燥させる
8. 乾燥させたら、防腐防虫剤(ブラウン)をハケで塗る。水で薄めて塗ると、色味も薄めに仕上がるのでお好みで調整を。木目が浮き出てアンティーク風の仕上がりになる
または、多用途スプレー(アイボリー)を吹き付けてもよい。スプレーの場合は薄く2~3回重ね塗りをする。どちらもその後は風通しのよい場所で1日乾かして、できあがり!
【Check!】 屋内で防腐防風剤や多用途スプレーを使用する場合は、換気を十分に行なってください。ベランダや戸外に出られるスペースがある場合は、戸外で行なう方が安心です。
木製フラワーラックが完成したら、飾り棚の幅・広さに合わせて好みの花やグリーン、テラリウムなどのインテリアグリーンや、雑貨などを飾って、お部屋の演出の一つとして楽しみましょう。釘を使っていないので、飾りたい物の重さには配慮を。
木材のサイズや内枠の組み方などちょっとしたアレンジで、いろいろなタイプのフラワーラックを簡単に作れます。組み方によって、高さのあるものを置けるようにすることも。写真は外枠40cm×40cm。飾るもののサイズに合わせて考えてみましょう。
道具は一切不要! 組み合わせるだけでオシャレなフラワーラックができる「溝付きカフェ板」(1枚998円)。各板は約1m、溝をかみ合わせるだけで「井の字」型の棚になります。しっかりかみ合っているので、大きな観葉植物や重たい鉢植えなども安心して飾れます。使わないときは取り外して板状に戻し、コンパクトに収納できるのもうれしい。
●クリーンな観葉「ヒーリングリーン」
土の原料が通気性のよいココヤシビートで虫よけ成分も入っているため、虫が発生しにくいクリーンな観葉植物です。室内のインテリアグリーンとしてもぴったり。フィロデンドロン、パキラ、テーブルヤシ、サンスベリア、クワズイモ、カポックなどの種類があります。
【育て方のコツ】 ヒーリングリーンは、直射日光を避けてレースカーテン越しの日当たりに置いて育てます。水やりは植物の様子を見ながら週に1~2回程度たっぷりと。乾燥しやすい葉には、キリフキで毎日水分をあげてください。
●お手入れ楽ちんな「多肉植物」
育てやすく可愛らしい多肉植物。コメリではまとめ買いフェアも行なっています。7.5cmポット1個198円がよりどり2個で376円。可愛らしいポット(鉢)の寄せ植えもあります。
【育て方のコツ】 多肉植物は、水やりなどの手間が少ないのが魅力。日当たりのよい場所に置き、水は月に1~2回たっぷりと与えます。夏は風通しのよい場所で乾燥気味に、冬は凍らない室温の場所に置いてください。
今回、木製フラワーラック作りを教えてくれたのは、コメリパワー苫小牧東店のグリーンマイスター 加藤さん、高橋さんです。「秋に向かって、植物の楽しみも室内に移っていきます。木製フラワーラックはインテリアにもぴったりです。アレンジを加えて、自分らしく演出してみましょう」。
●コメリパワー苫小牧東店
住所:北海道苫小牧市新開町2-2-3
TEL:0144-53-1600
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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