
第10回 niwacul×コメリ ~夏にぴったり“青い花・ブルーガーデン”
niwacul編集部
日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。
*profile*
土屋 千尋さん
多肉植物の栽培、寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動中。多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。
すっかり秋らしくなってきましたね。この季節のイベントといえば、10月31日は「ハロウィン」です! 雑貨屋さんにはハロウィングッズが並び始めました。100円均一ショップにもハロウィンを楽しませてくれるグッズがたくさんです。
そこで、これらのアイテムを活用して、今シーズンも多肉植物のハロウィン用の寄せ植えを作ってみました! 多肉植物にとって涼しい秋は、実はいい季節なんですよ。
店頭でモノトーンカラーの小さなプラスチック製の容器を見つけ、とても可愛かったのでさっそく植え付け。作って並べてみると、よりキュートですね。楽しい気分になります。
今回は、ハロウィン用の装飾の一つに、こちらの寄せ植えの作り方をご紹介したいと思います。
まずは容器の底に穴をあけます。プラスチック製なので、目打ちなどで簡単に穴をあけることができますよ。
土を入口付近まで入れ、いろいろな色・形のセダム類をピンセットを使って挿し込んでいきます。土は多肉植物用の専用土を利用すると便利です。
今回は、セダムにボリュームを出したかったので、ほかの種類の多肉を植え込む前にあらかじめ1~2週間ほどセダムのみで管理しておきました。植え込む時期を少しずらし、時間差を利用してボリューム感を調整するのはテクニックの一つです。
多肉の中でも、セダムは水が好きな方だと思います。植え付けてから数日おきにたっぷりと水をあげると、セダムがモリモリとしてくるはずです。この間に伸びてきたものはカットして、また同じ容器に挿し込みます。これを繰り返すと、セダムの数が少ない場合にもボリューム感を出すことができます。
こんな感じでボリュームが出てきたら、ほかのエケベリアなどをセダムの間に植えていきます。ピンセットを使い、セダムの隙間をかき分けて挿し込みます。ぎゅっと土に挿しましょう。
写真のように、たった2つのエケベリアの苗を加えただけでも、見た目にも動きが出て、一段と愛らしい寄せ植えに仕上がりました。多肉の「ハロウィン」寄せ植えの完成です!
最近はホームセンターでもいろいろな姿のセダム類や、エケベリアなどの小さな多肉の苗が売っていますので、ぜひ利用してみてください。セダムはあらかじめ植え付けて準備しておけば、少ない数でもボリューム感を出すこともできます。ハロウィン用のアイテムと組み合わせて、お安く手軽にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。
…私は毎年、このハロウィン用の小さなカボチャ型の容器を見かけると、寄せ植えしたくなるんですよね(笑)。
今シーズン育てていた多肉や増えて困っている多肉があれば、ぜひ寄せ植えに利用してみましょう。伸びてしまったセダム類もカットしてリメイクすることができますよ。
「ガーデナーの皆さんは、季節のイベントを取り入れて楽しむがとても上手だな~」と、いつも感じています。秋は多肉の寄せ植えで“ハロウィン気分”を楽しんでみてください。
(niwaculアンバサダー 土屋千尋)
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。
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