
花材いろいろ~リース作り
かりの あさの
「MyLoFE(まいろふえ)」本誌で連載していたハーブレシピのコーナーです。癒しの緑はもちろん、キッチンや暮らしにも大活躍のハーブ! ハーブ暮らしを気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。
【協力者】
制作・取材協力:かりのあさの(ハーブ研究家、ルピシアグルマン顧問。詳細はライター紹介・連載「風葉香つれづれ日記」を参照。記事最後)
秋は、いろいろな果実の味わいを楽しめる季節。リンゴやナシ、ブドウなど旬のくだものを楽しみにしている人も多いでしょう。そのまま食すだけでなく、調理して別の風味をプラスしていただくのも楽しいものです。
今回は、旬のリンゴを使って「コンポート」を作ります。コンポートは、フランス語で「果実(くだもの)の砂糖煮」という意味。ヨーロッパでは古くから伝統的な保存食として親しまれてきました。食感も残っているのでそのままでもおいしく、またジャムのようにスイーツに添えても楽しめます。
リンゴを、赤ワインとシナモンなどのハーブと一緒に煮込んで作る「コンポート」。シナモンがさわやかに香る、ちょっぴり大人の味わいを楽しめます。
生クリームをつけていただくのがおすすめで、シフォンケーキなどに添えれば素敵なティータイムにもぴったりのレシピです。
・リンゴ 4個
・砂糖 70~100g
・赤ワイン 1本(750ml)
・シナモン、グローブ、カルダモン、陳皮(ミカンの皮を乾燥したもの) 適宜
・レモン 1/2個
1. リンゴの皮を剥き、鍋に置きやすいようにリンゴの上下部を平らにカット。芯は円錐状に少しくり抜く
2. リンゴの中まで煮込みやすく、味も浸み込むように、中心に割り箸を刺して貫通させる
【check!】 丸ごと煮込むと型崩れしにくく、見た目もよいです。食べるときにカットしてください。
3. 鍋にリンゴを並べ、コンロにのせる。砂糖を加え、ワインを回しながらそそぐ
4. シナモン、グローブ、カルダモン、陳皮のハーブを加えて中火で20~40分ほど煮込む
【check!】 リンゴの種類やサイズによって煮込み時間は異なりますので、調整してください。
5. アクが少し出てくるので取り除く。耐熱皿などで落し蓋をすると味が染み込みやすい
6. リンゴに火が通ったら、レモン汁を回しかける。色がきれいになり、すっきりとした風味に
7. 煮込んだリンゴと少しの煮汁を容器に移し、冷蔵庫で一晩(1日)寝かせればできあがり
できあがったリンゴのコンポートは、食べやすいサイズにカットしていただきます。市販のシフォンケーキに生クリームとコンポートを添えて、おいしいスイーツに!
ぼけたリンゴ(食べごろが過ぎたリンゴ)もおいしく復活します。また、飲み切れなかったワインを使ってチャレンジしてみるのもおすすめです。リンゴだけなく、ナシでもコンポート作りが楽しめるのでお好みでどうぞ。
残った煮汁は、アルコール分が飛んでいるのでブドウ風味のドリンクとしていただけます。温かいままホットワイン風にしたり、冷やしたものを炭酸水で割ったりしても楽しめます。そのほか、ゼラチンや寒天を加えてゼリーにするのもおすすめです。
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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