第6回

12月に行くべき函館のガーデン観光

広い北海道に点在するガーデンも飛行機を利用すればひとっ飛び。貴重な旅の時間を効率的に使ってガーデン観光を楽しみましょう。

最終回の第6回目は、12月に行くべき「函館空港」の周辺エリア。北海道の冬に、ほっこりする植物園や函館ならではの名所めぐり。雪が降る中でも寒さに負けず、北海道ならではの「函館ガーデン観光」を楽しみましょう!

函館空港から出発するガーデン観光

南国のカラフルな花や珍しい植物が一年中楽しめる
函館市熱帯植物園

北国では珍しい南国の植物が年中見られる
北国では珍しい南国の植物が年中見られる

函館市熱帯植物園は、北国にありながらいつでも常夏気分を味わえる屋内植物園。ガラス張りの温室内では、約300種3,000本の南国の植物を植栽展示しています。北海道ではなかなか見ることのできない砂漠地帯の大きなサボテンや、バナナやコーヒーの木、南国の色鮮やかな花たちを観賞できます。

色鮮やかに咲くハイビスカス
色鮮やかに咲くハイビスカス

12月から1月にかけては、ハイビスカス、ハナキリン、コルディリネ レッドエッジ、ブーゲンビリアなどが開花を迎える予定です。温室の中央部にある展望台から花たちを見下ろすように眺めることも。そのほか、パンの木、ピンポンの木、チューインガムの木などここでしか見られないような珍しい名前の樹木もあり、興味は尽きません。

 

ハイビスカス
ハイビスカス
園内でも人気の高い花のひとつ、ブーゲンビリアも鮮やかな花を咲かせている
園内でも人気の高い花のひとつ、ブーゲンビリアも鮮やかな花を咲かせている

また、12月1日(木)からはサル山の温泉でニホンザルの入浴も始まります。温泉でくつろぐサルたちのユーモラスな姿に、思わず笑みがこぼれることでしょう。

サル山温泉の入浴は12月から5月のゴールデンウィークまで
サル山温泉の入浴は12月から5月のゴールデンウィークまで

【函館空港からのアクセス】車で道道63号線、国道278号線を走行し約10分。交通機関を使用する場合は、函館バス96系統に「函館空港」から乗車し、「熱帯植物園前」にて下車後すぐ。

 

■函館市熱帯植物園
住所:北海道函館市湯川町3丁目1-15
TEL:0138-57-7833
営業時間:(4月~10月)9:30~18:00、(11月~3月)9:30~16:30
料金:一般300円、小中学生100円(函館市内の学校に在学または函館市内在住で市外の学校に在学する生徒・児童は無料)

※詳しくはHPをご覧ください。

五稜郭公園で感じる函館の四季

イルミネーションで彩られる五稜郭公園
イルミネーションで彩られる五稜郭公園
特徴的な星形の西洋式城郭が有名な五稜郭跡。戊辰戦争終焉の地として国の特別史跡に指定され、現在は都市公園でありながら函館随一の観光スポットとしても愛されています。
星形の堀の外周は約1,800mの遊歩道になっており、春は桜、夏は緑、秋は紅葉と四季折々の風景を楽しむことができます。そんな五稜郭公園の冬の見どころは、一面が真っ白に染まる雪景色。堀に氷が張り、さらにそこに雪が積もると幽玄な銀世界が広がります。普段とは違う景色の中で、ゆっくり散歩を楽しむのはいかがでしょうか。
また、12月1日(木)~2023年2月28日(火)までは約2,000個の電球で五稜郭の堀を彩るイルミネーション「五稜星の夢(ほしのゆめ)」を開催。雪景色の中に美しい星型が浮かび上がり、幻想的な景色を作り出します。五稜郭公園内を散策しながら楽しむほか、隣接する五稜郭タワー展望台から見下ろすのもおすすめです(五稜郭タワー展望台は入場料がかかります)。イルミネーションの点灯時間は日没から19時まで。見る時間や天候によっても見え方が変わります。
日本初の西洋式城塞。星形の堀が特徴的で、さまざまな物語の舞台にも
日本初の西洋式城塞。星形の堀が特徴的で、さまざまな物語の舞台にも
五稜郭タワー展望台
五稜郭タワー展望台
美しい雪化粧をまとう冬の五稜郭公園
美しい雪化粧をまとう冬の五稜郭公園
春は桜の名所としても知られる
春は桜の名所としても知られる

【函館空港からのアクセス】車で道道63号線、国道278号を走行し約20分。交通機関を使用する場合は、函館バス7A系統「函館空港」から乗車し、「警察署前【警察署向かい】」にて下車後徒歩約8分。

■五稜郭公園
住所:北海道函館市五稜郭町44
TEL:0138-31-5505(管理事務所)
営業時間:常時、郭内(堀の内側)は(4月~10月)5:00~19:00・(11月~3月)5:00~18:00
料金:無料

函館空港で見つけた
空港で買えるおみやげ

木ぼり動物シリーズ(くま、キタキツネ) 各1,430円
木ぼり動物シリーズ(くま、キタキツネ) 各1,430円

〝木彫り熊〟で有名な八雲町の、「面彫り」という技法を用いて作られたキュートな動物たち。

【販売店】スーベニアショップ THE HAKODATE DEPART(函館空港ターミナルビル2F)

大人の塩辛 みそワイン 100g450円
大人の塩辛 みそワイン 100g450円

「はこだてわいん」の赤ワインを使った、味噌味のイカ塩辛。ワインをはじめお酒のおともに◎。

【販売店】スーベニアショップ THE HAKODATE DEPART(函館空港ターミナルビル2F)、道の駅なないろ・ななえほか

ガーデンへ向かう途中のお立ち寄りスポット

醸造所併設のビアレストラン
Endeavour(エンデバー)

乙部町の天然水で造るクラフトビールの人気店で、地元の酒粕やフルーツを使ったものなど樽替わりで5~6タップを用意しています。ランチメニュー注文で1杯目のビールが550円になりお得です。

「本ズワイ蟹のクリームパスタ」ランチセット 1,320円。中にカニの身がたっぷり!
「本ズワイ蟹のクリームパスタ」ランチセット 1,320円。中にカニの身がたっぷり!
フルーティでまろやかな「OTOBBEAN WHITE」 741円
フルーティでまろやかな「OTOBBEAN WHITE」 741円
おしゃれな店内。まずは3種または6種のクラフトビール飲み比べセットをどうぞ
おしゃれな店内。まずは3種または6種のクラフトビール飲み比べセットをどうぞ

■Endeavour(エンデバー)

住所:函館市湯川町1丁目26-24

TEL:0138-84-6955

営業時間: ランチ11:30~14:00(L.O.13:30)/ディナー17:30~21:30(L.O.フード20:30、ドリンク21:00)

定休日:水曜

小麦の香りと旨味を感じるパン
ちいさなしあわせパン☆

自家製天然酵母と道産小麦を使い、長時間醗酵させて丁寧に作るパンが評判のベーカリー。地元の素材を使った総菜パンや、小麦と水と酵母だけで作る食パンなどがおすすめです。

十勝の豆が5種類も入った「豆豆ベーグル」 250円
十勝の豆が5種類も入った「豆豆ベーグル」 250円
「じゃがいもチーズ」 340円。藻塩とトリュフ塩が隠し味
「じゃがいもチーズ」 340円。藻塩とトリュフ塩が隠し味
ナッツとドライフルーツがぎっしり! 「スペシャルブレッド」 690円
ナッツとドライフルーツがぎっしり! 「スペシャルブレッド」 690円
五稜郭公園近くの小さなお店。お目当てのパンは予約が確実
五稜郭公園近くの小さなお店。お目当てのパンは予約が確実

■ちいさなしあわせパン☆

住所:函館市五稜郭町18-7

TEL:080-4047-1807

営業時間:11:30~売り切れ次第終了

定休日:日・月・火曜

心ときめく完熟イチゴスイーツ
はこだて恋いちご洋菓子店

恵山にある自社農園の完熟イチゴを使ったスイーツ専門店。美しく盛り付けたデザートやパフェ、食感を残したイチゴのジュレをたっぷりのせたプリンなど、甘くてさわやかなイチゴを存分に味わえます。

「コフレ・タ・ビジュー」 1,400円。温かいイチゴソースでチョコを溶かしていただく
「コフレ・タ・ビジュー」 1,400円。温かいイチゴソースでチョコを溶かしていただく
函館産牛乳を使った「いちごぷりん」 432円
函館産牛乳を使った「いちごぷりん」 432円
十字街の散策途中に立ち寄りたい。イチゴのソフトクリームやドリンクも人気
十字街の散策途中に立ち寄りたい。イチゴのソフトクリームやドリンクも人気

■はこだて恋いちご洋菓子店

住所:函館市末広町15-1 ルネッサンス末広1F

TEL:0138-86-7616

営業時間:10:00~18:00

定休日:なし

立ち寄りスポット
旧函館区公会堂

大規模な保存修理工事を経て、2021年4月にリニューアルオープン
大規模な保存修理工事を経て、2021年4月にリニューアルオープン

異国情緒漂う洋風建築は、明治時代にタイムスリップしたかのよう。ドレスを着用できる衣裳館も人気(有料)。

■旧函館区公会堂

住所:函館市元町11-13

TEL:0138-22-1001

営業時間:9:00~17:00(冬季11月1日~3月31日)入館は終了の30分前まで

入館料:一般300円

定休日:なし

ご当地グルメ
ハセガワストアの「やきとり弁当」

「やきとり弁当」 小500円。ごはんの上には海苔と豚串が
「やきとり弁当」 小500円。ごはんの上には海苔と豚串が

函館エリアに13店舗ある「ハセガワストア」の名物。注文を受けてから豚串を焼き、できたてを提供してくれます。一番人気のタレのほか、塩や味噌ダレなど味付けは5種類。

「函館空港」を利用した“ガーデン観光”。

12月になると雪が積もりだす北海道、南に位置する函館では比較的積雪が少ないものの、この時期から気温が0度を下回ることが多くなります。お出かけには防寒対策をしっかり行なって、イルミネーションで彩られる公園や街並みを散策してみてくださいね!  

函館空港へは、新千歳空港から飛行機で約40分、移動時間が短縮できておすすめです。また車を利用すると約3時間30分ですが、冬道は凍結や天気次第で予測より時間がかかる場合がありますのでご注意ください。東京(羽田)からは飛行機を使うと約1時間30分です。

※営業状況変更の可能性がございます。お出かけの際には各店舗・施設へお問い合わせください。
※各記載価格はすべて税込み価格となります。 

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niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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