
ポタジェで育てる冬野菜と活用レシピ
藤井 純子
新千歳空港は、北海道の食材の宝庫です。地元の食材を生かしたお土産はそのままでももちろん美味しいのですが、ちょっとしたアレンジでさらに新しい美味しさに。自宅で楽しむレシピをご紹介します。
商品提供:ハスカップ
レシピ考案:かりのあさの
今回ご紹介するのは簡単にできるクリスマスレシピ、ハスカップのミニタルトです。手軽な材料で誰でも簡単に作れます。トッピングや飾り付けでクリスマスっぽくアレンジして、オリジナルの小さくて可愛らしいハスカップタルトを作りましょう。ホームパーティーにおすすめのクリスマスレシピなので、ぜひ参考にしてみてください。
ハスカップ物語(コンフィチュール)
今回の新千歳空港で買えるお土産商品は、国内線ターミナルビル2Fの「ハスカップ」で販売している「ハスカップ物語(コンフィチュール)」です。北海道の特産果実であるハスカップは、北海道以外の場所ではほとんど自生や栽培もされていない貴重な果物。ビタミンC、ビタミンEのほかポリフェノールなども豊富で、ブルーベリーと比較すると5~10倍も栄養価が高く、さらに抗酸化力を持つアントシアニンも多く含んでいるため、老化を遅らせる作用もあるとされています。そのためハスカップは、古くからアイヌ民族の間では「命の雫」や「不老長寿の果実」などと呼ばれ重宝されてきました。
実は青紫色で形は楕円形、味はさわやかな酸味が特徴です。ただ皮が大変薄いため、潰れないよう慎重に収穫しなくてはなりません。ほかの果物に比べて実の傷みも早く、収穫した後は冷凍するのが一般的な保存方法になっています。
そのような理由から生のハスカップは流通が少なく、見つけても高値なことが多いです。そんな貴重なハスカップの味わいを手軽に楽しめるのが、ハスカップの実をコンフィチュールにした「ハスカップ物語」。コンフィチュールは、果汁のみを砂糖やスパイスで煮詰め、果肉を漬け込む製法なので、しっかりと果肉まで煮詰めるジャムとは違い素材本来の味を楽しめます。トーストに塗ったりヨーグルトに混ぜたり、お肉料理のソースやお菓子作りの素材としても活用できる一品です。
材料(ミニサイズのタルト約12個分)
・ハスカップ物語(コンフィチュール) 大さじ1〜2
・甘酒 150ml
・生クリーム 50ml
・粉ゼラチン 250ml用を1包
・80℃以上のお湯 50ml
・市販のタルトクッキー(ミニサイズ) 12個
・トッピング (アラザン、パステルシュガー、チョコチップなど)
■飾り付け(お好みで)
マシュマロ、マーブルチョコ、パウダーシュガー、ビオラの花びら、ヒバの小枝、サンタやミニツリーなどのクリスマスアイテム など
1.軽量カップに入れた約80℃のお湯にゼラチンをよくかき混ぜて溶かす。
2.ゼラチンが溶け切ったら、甘酒、生クリームを順に入れ、「ハスカップ物語」を加えてさらによくかき混ぜる。
ポイント!!
生クリームを入れることでプルプルっとしたババロアのような食感を楽しめます。ちなみに生クリーム抜きにすると、甘酒ゼリーのような弾力性のある食感に。どちらもおすすめです!
3.タルトクッキーに 2を均等な量になるよう流し込んで、粗熱を取る。
4.粗熱が取れたら 3にラップをかけて冷蔵庫で1〜2時間冷やす。固まっているのを確認したら冷蔵庫から取り出し、アラザンやパステルシュガーなどお好みでトッピング。
5.バットやお皿にミニタルトを盛り付けして、周りもクリスマスの雰囲気に飾り付ければ、「ハスカップのクリスマスミニタルト」の完成!
ポイント!!
シュガーパウダーで全体に雪化粧をするとクリスマス感がアップします!
今回ご紹介した「ハスカップ物語(コンフィチュール)」を販売しているのは、新千歳空港国内線ターミナルビル2Fにあるハスカップの専門店「ハスカップ」です。店内ではハスカップ加工品をメインに販売し、業務用商品や有名菓子店とコラボレーションをしたオリジナル商品なども扱っています。ハスカップに関するさまざまな情報も提供しているので、興味のある方はぜひスタッフに問い合わせてみてください。
商品のラインナップは冷凍保存のハスカップの実、ハスカップ紅茶、ジャムやコンフィチュール、ハスカップワインなど多数。特におすすめは、「ドライハスカップ」と「ハスカップ原液」。「ドライハスカップ」は長時間の持ち運びにも向いていて、甘味を少し足しているので食べやすくなっています。また、「ハスカップ原液」は店内のテイクアウトでも提供している「ハスカップジュース」や「ハスカップソーダ」にも利用されています。お酒好きの方は、ご自宅で「ハスカップサワー」にするのもおすすめです。
今回ご紹介した「ハスカップ物語(コンフィチュール)」は、テイクアウトメニューで人気の「ソフトクリームハスカップ(ハスカップ実入り)」にも使われています。一緒にトッピングされている冷凍ハスカップ「ハスカップの実」は、想像以上の酸味でソフトクリームの濃厚な甘みと絶妙にマッチ。新千歳空港内で食事を楽しんだ後、さっぱりしたい〆のデザートにおすすめです。
ハスカップ
北海道千歳市美々 新千歳空港 国内線ターミナルビル2F
営業:8:00~20:00
お問合わせ:0123-46-5641
ハスカップはビタミンが豊富で抗酸化作用もあるので美容にもおすすめの北海道の特産果実です。日常に取り入れてほしい食材ですが、ブルーベリーよりも高値で、流通もあまりされていないのでなかなか簡単に手に入らない果物でもあります。
今回の「ハスカップのクリスマスミニタルト」に使った「ハスカップ物語」はコンフィチュールなので、ジャムよりも実を感じられるのがよいところです。北海道の名産品「ハスカップ」の風味を気軽に味わえる「ハスカップ物語」をさまざまな料理に活用してみてください。
ハーブ研究家。(株)ルピシア グルマン顧問。ハーブを取り入れた植栽デザインや料理の提案、ハーブ講座の講師として活躍。日本園芸協会ハーブコーディネーター、JAISハーブ学習指導員、JEAJアロマテララピーアドバイザーほか。
新千歳空港 国内線ターミナルビル2Fにある「キャラメルキッチン」の「キャラメルビスケット ハスカップ」をご紹介します。ハスカップ自体はかなり酸味が強い果物ですが、甘いキャラメルとの相性がよく、合わせると絶妙な甘酸っぱさになります。トロッとしたキャラメルと、サクッとした歯ごたえのあるビスケットの食感は、飽きることがなく、ついつい手が伸びてしまいます。甘さ控えめで、ちょっぴりほろ苦さも感じられる大人な味、ホッと一息つくティータイムにおすすめです。
キャラメルキッチン
北海道千歳市美々 新千歳空港 国内線ターミナルビル2F
営業:8:00~20:00
お問合わせ:0123-46-6590
※営業状況変更の可能性がございます。お出かけの際には各店舗・施設へお問い合わせください。
※各記載価格はすべて税込み価格となります。
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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