第13回

【動画あり】第13回 niwacul×コメリ ~<前編>インテリアグリーンに可愛い多肉植物を!「コケ玉」作り

「育てる」「楽しむ」「暮らす」「つながる」…etc. 庭から広がる〝楽しみ方(花・庭、DIY)のノウハウ″を、ホームセンター「コメリ」のマイスターたちが、テーマに沿ってお伝えしていきます。

 

今回の取材

コメリパワー苫小牧東店 グリーンマイスター(加藤さん、高橋さん)

多肉植物のコケ玉&寄せ植えを
手がけて飾ろう

庭で花や植物を楽しめる時期も終わりに近づいてきました。日々寒くなっていくこれからの季節は、室内で植物を楽しんでみるのはいかがでしょう。
おすすめなのが、見た目もキュートで根強い人気の「多肉植物」。今回は、多肉植物を使った「コケ玉」や個性的な「寄せ植え」作りをご紹介していきます。
秋冬はインテリアグリーンを置いて、癒しのある生活を送ってみませんか?

多肉植物のよいところ!

多肉植物は、肉厚のぷっくりとした可愛らしい葉・姿が特徴です。多肉質で乾燥に強く、水やりの回数も少なくて済みます。また、生命力も強く、肥料もほとんど必要としません。見た目の愛らしさと、管理に手がかからないところが多肉植物のよいところ。種類が豊富にあるのも魅力の一つでしょう。好みや用途によって選ぶことができます。
成長がゆっくりとしているので、コンパクトな姿のまま長く楽しめるインテリアグリーンです。お部屋の小さなスペースでも、近くに置いて観賞できますね。

多肉植物は形や色など種類が豊富。多肉質の肉厚な姿が可愛いらしくて人気!
多肉植物は形や色など種類が豊富。多肉質の肉厚な姿が可愛いらしくて人気!

多肉植物の魅力をまとめると…

見た目が可愛く種類が豊富
乾燥に強いので水やりがラク
肥料いらずで虫がつきにくい

メリットがたくさんありますね! これなら気軽にインテリアグリーンとして楽しめそうです。

 

01.多肉植物の「コケ玉」作り

ころんとしたコケ玉と、ぷっくりとした多肉植物の姿は見た目にも好相性。より可愛らしい姿に仕上がり、お部屋の雰囲気もぐっと温かみを増しそうです。

用意するもの

ピートモスとケト土。上の写真のトレーに入っているのが、ピートモス(右)とケト土(左)
ピートモスとケト土。上の写真のトレーに入っているのが、ピートモス(右)とケト土(左)
コケ(コケシート)はパック売りされているものがあるので、利用すると便利!
コケ(コケシート)はパック売りされているものがあるので、利用すると便利!

・丈の高めな多肉植物 2~3種類

 (今回はリトルビューティ、プロストラーツス、赤提灯 を使用)
・ケト土
・ピートモス
・多肉植物の土(専用土)
・水
・コケ(コケシート。今回はハイゴケを使用)
・裁縫用の糸、または麻ヒモ(今回は、緑色の裁縫用の糸を使用)
・ピンセット

・ビニール手袋

※土で手が汚れるので、ビニール手袋を使用するとよいでしょう。

作り方

1. 植え床(土台)の準備。同量のピートモスとケト土に少しずつ水をかけ、混ぜ合わせながらなじませる

水をかけて、混ぜ合わせながらなじませる
水をかけて、混ぜ合わせながらなじませる

 

2. 水分をなじませたら、泥団子のように丸くまとめる

土を丸くまとめる
土を丸くまとめる

 

3. 植え込む多肉植物を準備する。多肉植物を鉢から出し、根についた土を落として1本ずつに分ける。根が張りすぎている場合はカットして調整

多肉植物を優しく取り出す
多肉植物を優しく取り出す
根についている土を落とす
根についている土を落とす
多肉植物を1本ずつに分けておく
多肉植物を1本ずつに分けておく

 

4. 多肉植物の準備ができたら、 2で丸くまとめた泥団子の中心を窪(くぼ)ませ、多肉植物用の土を入れる。そのあと土手状に周囲の土を盛り上げておく

泥団子を窪ませて、多肉植物用の土を加える
泥団子を窪ませて、多肉植物用の土を加える
土がこぼれないように周囲に土手を作る
土がこぼれないように周囲に土手を作る

 

5. 多肉植物が倒れないように根を抑えながら、用土に植え込んでいく。用土が足りなければ少し足すとよい

 

【Check!】 指先だけで多肉植物を植え込むのが難しい場合は、ピンセットを使うと植えやすいです。多肉植物がしっかりと自立するようにしましょう。

多肉植物を植え込んでいく
多肉植物を植え込んでいく
多肉植物が立つようにして植え込み完了
多肉植物が立つようにして植え込み完了

 

6. 多肉植物を植えたら、外側の土で包み込んで丸く整える

 

【Check!】 用土がこぼれたり、植物が抜けたりするのを防ぐため、慎重になりすぎずに一気に握るように包み上げるのがコツ!

外側の土でしっかり包み込む
外側の土でしっかり包み込む

 

7. コケで全体を包む。シート状になっているコケを裏返して広げ、 6を中心に置いて、四方からコケを持ち上げて包み込む

コケシートで全体を包む
コケシートで全体を包む
少し形を整え、丸いコケ玉状に
少し形を整え、丸いコケ玉状に

 

8. コケ玉に糸を巻きつけて固定していく。始点は糸で輪を作って表面にあて(糸を巻き終えた際に、輪にくくりつけて結ぶため)、コケ玉を横に回しながら糸を縦方向にぐるぐると巻きつけていく。しっかりと何重か巻くとよい 

 

【Check!】 使う糸は、コケ玉に近い緑色を使うと目立たないのでおすすめです。黒い糸は意外に目立つので注意。

始点は糸で輪を作っておく
始点は糸で輪を作っておく
コケ玉を横に回し、糸を縦方向に巻きつけていく
コケ玉を横に回し、糸を縦方向に巻きつけていく

 

9. 全体に糸を巻きつけて崩れないようにしっかりと固定したら、最後に始点の輪にくくりつけて結ぶ

巻き終えたら、最初に作った輪にくくりつけて結ぶ
巻き終えたら、最初に作った輪にくくりつけて結ぶ

 

10. 多肉植物の根元に隙間ができていたら、こぼれたコケや余ったコケを使って隙間を埋める。飛び出たコケはカットして形やバランスを整えたら、多肉植物のコケ玉のできあがり

根元の隙間は、ピンセットでコケを植え付けて埋める
根元の隙間は、ピンセットでコケを植え付けて埋める
多肉植物のコケ玉、完成!
多肉植物のコケ玉、完成!

 

コケ玉に使用する多肉植物を選ぶ際は、1種類のみでもOKですが、2~3種類を組み合せる場合は、肉厚感や色の違い、直立するものなど形の違いも考慮して合わせてみましょう。見た目に動きのある仕上がりになります。

コケ玉のお手入れ

コケは乾燥しやすいので毎日キリフキして水分を与えます。また、1週間〜10日に一度は、多肉植物の根元にもしっかり水をあげるようにてください。置き場所は室内の窓辺でなくても、少々日の光が入る場所なら窓から少し離れていたり、キッチン周りなどでも十分生きられます。

※日当たりがあれば、より生き生きとします。

次回<第14回>は、多肉植物を“流木”に植え付ける、個性的な「寄せ植え」作りをご紹介します。そのほか、手軽な楽しみ方も。

コメリパワー苫小牧東店
住所:北海道苫小牧市新開町2-2-3
TEL:0144-53-1600

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niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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