第2回 <niwacul×コメリ> 花と庭・暮らしの楽しみ方 ~<前編>いま風スタイルに緑を楽しむ「コケリウム」
niwacul編集部
「育てる」「楽しむ」「暮らす」「つながる」…etc. 庭から広がる〝楽しみ方(花・庭、DIY)のノウハウ″を、ホームセンター「コメリ」のマイスターたちが、テーマに沿ってお伝えしていきます。
*今回の取材*
コメリパワー苫小牧東店 グリーンマイスター(加藤さん、高橋さん)
前回<第13回>に続いて、多肉植物の寄せ植え作りを紹介します。
乾燥に強く生命力の強い多肉植物は、鉢以外に植え付けて楽しむのもおすすめです。アイディア次第でいろいろな雰囲気を演出できます。
今回はテラリウム用の流木を使って、個性的な寄せ植えを作っていきます。流木の持つ味わい深さと可愛らしい多肉植物のコラボは、独特なおしゃれ感を生み出します。ぜひ参考にしてみてください。
※流木は、テラリウム用に殺菌殺虫処理してあるものを使用しています。自然のものは虫や菌・汚れなどの心配もあり、おすすめしません。
・多肉植物 2〜3種類(市販のミニサイズの多肉植物を使用すると便利)
・流木(テラリウム用)
・多肉植物の土(専用土)
・鉢底ネット
・ピンセット
・ノミ
1. 流木のバランスを見てから、多肉植物が根を張れるくらいのサイズの窪(くぼ)みをノミで削り、植えるためのスペースを確保する
2. 用土が漏れ出そうな穴や隙間あれば、鉢底ネットで埋める
3. 多肉植物の植え付け準備。多肉植物を鉢から取り出し、根についている土を落とす。根が張りすぎている場合はカットして調整する
4. 流木の植え付けスペースに多肉植物の土を半分ほど入れ、水(キリフキ)で湿らせる
5. ピンセットで多肉植物の根元を持ち、倒れないように少し深めに用土に挿し込むようにして、順に植えていく
6. すべて植えたら根元に用土をほどよく加えて、植え付けが完了
7. 最後に、多肉植物の上からと株元にもキリフキでたっぷりめに水を与えて、できあがり!
流木は、水を吸収する性質があるため根腐れの心配もほぼないことから、多肉植物の寄せ植えの器(うつわ)としてはおすすめです。
寄せ植えのレイアウトのコツは、密集させること、形の違う種類を組み合わせること。それぞれの多肉植物の形状や色の違いが際立ちます。宝石箱のようなカラフルで可愛らしい寄せ植えに仕上げることもできそうですね。
また、一緒に寄せ植える植物として、サボテンと合わせるのも面白いかもしれません。サボテンも多肉植物の一種です。管理方法もほぼ同じなので、寄せ植えには好相性。多肉植物の可愛らしさに、サボテンの少しハードな雰囲気がプラスされ、おしゃれ度もアップしそうですね。
多肉植物の鉢植えや寄せ植えは、自分で手がけなくても、市販のものを買い求めて楽しむこともできます。比較的に手頃な価格帯なので、それなら手軽に多肉植物のインテリアグリーンを取り入れられますね。
◆水やりは1週間〜10日に1回程度でOK
キリフキで土が湿る程度の水やりでよいです。特に冬は成長が遅いので、少しくらい土が乾き気味でも問題ありません。
ただし、冬の暖房の室内は乾燥気味になるため、少しだけ配慮してあげてください。葉がシワシワしてきたら水分不足のサインです。その際はたっぷりと水をあげましょう。水を与えれば、すぐに元通りの姿に戻ります。
◆置き場所は窓辺じゃなくても大丈夫
日当たりのよい場所ではより元気に育ちますが、窓辺でなくても多肉植物は十分に育ちます。普通の植物と異なり、1日3〜4時間の日光浴で約1週間分の栄養素を蓄えられる植物です。少々日の光のある場所なら、キッチンなどでも十分生きられるたくましさを持っています。
◆基本的に肥料は与えなくても育つ
少しの日光と水でも十分な栄養を摂れるので、弱っているとき以外は基本的に肥料の必要はありません。普通の観葉植物のように普段から肥料をあげてしまうと、徒長しすぎてしまう可能性があるので注意しましょう。
今回、多肉植物の「コケ玉」と「寄せ植え」作りを教えてくれたのは、コメリパワー苫小牧東店のグリーンマイスター 加藤さん、高橋さんです。
「多肉植物はとても丈夫で、管理も手がかからず、インテリアグリーンの一つにおすすめです。庭から室内に移っても、可愛いグリーンに癒しを感じてみませんか」。
●コメリパワー苫小牧東店
住所:北海道苫小牧市新開町2-2-3
TEL:0144-53-1600
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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