
niwaculアンバサダー 和泉玲実さん ~“ゆる庭”を見ながら室内ピクニック
和泉 玲実
日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。
*profile*
土屋 千尋さん
多肉植物の栽培、寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動中。多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。
今回は、スタイロフォームとモルタルを使って、多肉植物たちを寄せ植えする「鉢」を作ってみたいと思います! スタイロフォームは軽量でサイズを自由にカットして使えるので、鉢作りの土台にするのにとっても便利です。ホームセンターで見つけることができますよ。自分だけのオリジナルの寄せ植えを作ることができるので、チャレンジしてみてください。
※スタイロフォーム:発泡プラスチック系 断熱素材・押出発泡ポリスチレンフォーム(XPS)
まず、スタイロフォームを好きなサイズに切ります。今回はハガキサイズくらいのものにカットし、多肉植物を植える部分に円形の穴をあけます。
穴をあけた部分には、園芸用の鉢底ネットをカットして木工用ボンドで裏面から接着します。このときしっかり押さえてつけてください。ネットが浮いて固まってしまうことがあるので注意しましょう。1日ほどおいたらボンドが固まります!
しっかり乾かしてから次の工程に進むと、きれいな仕上がりになります。ゆっくりと待ちましょう。
鉢底ネットの接着が済んだら、スタイロフォームにモルタルを塗っていきますが、塗る前にモルタル専用の下地剤を施すと、モルタルがしっかりくっついてくれます。下地剤を施したら、再度乾かしましょう。
下地剤が乾いたら、いよいよモルタルを塗っていきます! なるべく均等になるように塗るのがコツ。全面にゆっくり塗っていきます。
モルタルを塗りつけたら、ここで模様などのデザインを施すことも可能です。少し厚く塗ってから、模様を削って描いていきます。私はレンガ模様などをつけてみました。
このまま完全に乾くまで待ちます。数日乾かしてから、そのあとペンキなどで色づけをしていきますが、その前にモルタル専用の強化ボンドを塗って乾かし、下地材を施しておくと、よりペンキがつきやすいです。工程がやや多いですが…、仕上がりが変わってきます。
ようやくここで、好きなペンキやアクリル絵の具などで色を塗っていきます。私はモルタルのカラーをそのまま生かしたものと、ベースにアイボリー色を塗ったものとを2種類用意し、古びたような塗装を施しました。スポンジなどを使ってポンポンと色を重ねていくと、サビ風の塗装ができます。
このような感じで、皆さんもオリジナルの鉢を作ってみてはいかがでしょうか! カラフルな多肉植物を植える際には、鉢はシンプルな色づかいのものが人気です。より植物の色や形を引き立たせてくれますね。
少し手間はかかりますが、仕上がった際のうれしさは格別です。いろんな工程や待っている時間も楽しんでくださいね。
続きは明日。第7回<後編>では、仕上がった鉢に多肉植物を寄せ植えしていきます。
(niwaculアンバサダー 土屋千尋)
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。
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