
玉ねぎ?!のような姿 球根系の多肉「イントリカーナ」~土屋千尋さん
土屋 千尋
「MyLoFE(まいろふえ)」本誌で連載していたハーブレシピのコーナーです。癒しの緑はもちろん、キッチンや暮らしにも大活躍のハーブ! ハーブ暮らしを気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。
【協力者】
制作・取材協力:かりのあさの(ハーブ研究家、ルピシアグルマン顧問。詳細はライター紹介・連載「風葉香つれづれ日記」を参照。記事最後)
日に日に寒くなっていくこの時期は、ほっと心も身体も暖まる“ぽかぽかメニュー”はいかがでしょう。
今回は、ジャガイモとアンチョビのグラタンをご紹介。アンチョビの塩味がほどよく、ほくほく甘いジャガイモとの相性もぴったりです。チーズやドライハーブをトッピングして、香りも豊かにいただきましょう。グラタン皿などに具材を入れてトースターで焼き上げるだけという、おいしくて、お手軽なレシピをぜひ試してみてください。
野菜や具材はお好みのものでOKですが、今回はほくほく甘いジャガイモに、アンチョビとチーズの塩味、トマトの酸味がベストマッチ。アンチョビは一緒に調理するのではなく、あとから添えて焼き上げることで生臭さを抑えることができますよ。
・メイン具材:ジャガイモ 2個、トマト 中玉1個
・好みの野菜:タマネギ 2玉、ブロッコリー 1片、ミニトマト 適宜、シメジ 適宜
・ニンニク 1片
・ハコダテアンチョビ 適宜(大2切。一般的なアンチョビを使っても可)
・ホワイトソース 1缶
・牛乳 300ml
・チーズ 適宜(今回はスライスチーズ、カマンベールチーズを使用)
・パン粉 適宜
・塩・コショウ 少々
・ドライハーブまたはハーブソルト 少々
・ナツメグ(ドライパウダー) 少々
*ハコダテアンチョビ
函館近海で水揚げしたマイワシで作った「ハコダテアンチョビ」は、地域の新たな水産資源にするべく開発された新商品です。塩漬けにしてしっかりと熟成させた、コクのある旨味が特徴。
(提供:ローカルレボリューション) ※記事の最後にご紹介
1. ジャガイモを厚くスライスして、電子レンジで熱を通しておく(3~5分程度)。そのままでも食べられる状態に下準備
2. トマトをスライス、タマネギは細めのくし切りにし、ニンニクはみじん切り。そのほかの野菜を一口大にカットする。これで具材はOK!
3. グラタン皿(耐熱容器)にジャガイモとトマトを交互に敷き並べる
【check!】 敷き並べた具材を上から押して、ホワイトソースをかけるスペースをつくっておきましょう。
4. ホワイトソースを作る。刻んだニンニクとタマネギを大さじ1の油(またはバター)で炒める
5. タマネギがしんなりしてきたら、ホワイトソースと牛乳を加え、塩・コショウとナツメグで味を整える
【check!】 アンチョビの塩味が加わるので、ホワイトソースの味つけは薄味でも大丈夫です。
6. 混ぜ合わせながら中火で10分ほど、コトコトと熱を加える。タマネギに火が通り、とろみが出てきたらホワイトソースの完成
7. できあがったホワイトソースを、具材にたっぷりかける
8. パン粉を振りかけて、ちぎったスライスチーズとカマンベールチーズをのせ、トマトとブロッコリーで彩りを。真ん中にあとでアンチョビを添えるのでスペースを空けておく
9. オーブントースターで10~15分ほど加熱(「グラタン」ボタンがあれば使用OK)。チーズに焦げ目がついたあたりでアンチョビをのせて再度熱を加える
【check!】 アンチョビをのせたら熱しすぎに注意! 小ぶりのアンチョビは加熱しすぎると崩れてしまうことがあります。
10. ほどよく焦げ目がつたらオーブントースターから取り出し、ドライハーブとお好みで粉チーズを振りかけて、できあがり!
温かいうちに召し上がれ! とろーりチーズとジャガイモに、トマトの酸味がさっぱり。アンチョビは崩しながら、ほどよく塩味を加えていただきましょう。
手がかかりそう…と思っていたグラタンも、こんなに簡単においしくできあがります。ぜひ、あったかメニューの一つに加えてください。
今回使用したアンチョビは、函館産のマイワシで作られた「ハコダテアンチョビ」。近年、函館でマイワシの漁獲が増えており、新たな水産資源にするべく開発された新商品です。脂ののった函館産のマイワシを塩漬けにしてしっかりと熟成させた、まろやかでコクのある旨味が特徴。
瓶詰め「ハコダテアンチョビ」は1瓶(固形量60g/総量90g)・税込1,080円。一般販売は11月3日より、函館市内の複合施設「シエスタハコダテ」、福田海産、北斗市にあるカフェ「Pokke dish(ポッケ ディッシュ)」にて常設による販売を開始。ネット販売もスタートしています(福田海産HPより購入できます)。
・Instagram hakodateanchovy
*ハコダテアンチョビプロジェクト
近年、函館で漁獲が増ええているマイワシを、新たな水産資源にするべく2021年にスタートした開発プロジェクト。事業の窓口となるのは任意団体「ローカルレボリューション」(岡本啓吾代表)。道南・函館エリアのレストランや海産物卸問屋、水産加工業などがプロジェクトに参加し商品開発を進めています。一般的にアンチョビはカタクチイワシで作るのが通常で、マイワシで作るのは珍しい試み。
・Instagram lr.localrevolution
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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