第8回

うっかり凍結させてしまった多肉植物の対処 ~niwaculアンバサダー 土屋千尋さん

日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。

 

*profile*

土屋 千尋さん
多肉植物の栽培、寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動中。多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。

 

 

うっかり凍らせてしまったら
自然解凍を待って養生

初雪が平地にも降り、すっかり冬の寒さを感じるようになった札幌です。庭に出していた多肉植物が、朝霜で凍ってしまいました。この日、朝の気温は2℃。前日が雨で霜が降りるとわかってたのですが、油断しました。

そこで今回は、多肉植物が凍結したときの対処などをお伝えしたいと思います。種類によってはちょっとでも凍るとダメになるものもありますが、マイナス2℃くらいまでなら復活の可能性があります。養生してあげると助かるものたちも多くありますので、挑戦してみるのはいかがでしょう。

鉢土が濡れていた多肉植物たちを、朝霜が降りてうっかり凍らせてしまった
鉢土が濡れていた多肉植物たちを、朝霜が降りてうっかり凍らせてしまった
わかるでしょうか? すっかりガチガチに凍っている
わかるでしょうか? すっかりガチガチに凍っている

グリーンネックレス、ブロウメアナなどは特に寒さに弱いので、すぐに凍ってダメになりがち。ただ、土が濡れてなかった鉢は凍ることなく無事でした。10月中旬以降は霜が降りたり、早ければ雪が降ったりすることもあるので要注意です!

凍ってしまった多肉植物を見つけたら、焦らずそのままゆっくり解凍するのを待ちましょう。凍っているから…と、急に暖かい日差しの当たる場所や室内に持ち込むと、そのまま腐ってしまいます。ですので、凍ってしまった場合はその場でゆっくりと自然解凍します。もし置いていた場所が日当たりなら、日陰などに移動させるのがおすすめです。ただし、いずれの場合も鉢土が濡れていないことが条件になります。

その後、凍った我が家の多肉植物たちですが、ブロウメアナ以外は無事に復活しました。

レテジア錦(エケベリア)は、ゆっくり自然解凍させると徐々に色が戻ってきて、復活しそうな兆し。茎はダメそうだったので、カットして新しい土の上に並べました。凍った時にできた傷が少し痛々しいですが…、無事のようです。

レテジア錦。凍ってスケルトンのような葉・姿になってしまった様子
レテジア錦。凍ってスケルトンのような葉・姿になってしまった様子
カットして新しい土の上に並べて養生したところ、無事そう!
カットして新しい土の上に並べて養生したところ、無事そう!

 

ジョイスタロック錦(セダム)は、こちらも自然解凍して様子を見たところ、色が戻ってきて復活しそうな兆しがありました。そのまま養生させると、凍傷になった葉はチリチリになっていきましが、無事のようです。この後は、枯れ葉を取って様子を見守ります。

錦(斑入り)のものはやはり弱いようで、凍ったものは斑入りが多かったです。

ジョイスタロック錦。自然解凍させているところ
ジョイスタロック錦。自然解凍させているところ
凍傷部分はチリチリになってしまったが無事
凍傷部分はチリチリになってしまったが無事

このような感じで復活しくれるものも多くありますので、もし凍らせてしまったら、焦らずゆっくり自然解凍を待って様子を見ましょう。
ちなみに、下の写真もすべて凍ってしまった多肉植物たち。茎はダメになりましたが上部は復活したので、カットして土に並べました。

こうして見ると、けっこう凍らせてしまった…。油断は大敵!
こうして見ると、けっこう凍らせてしまった…。油断は大敵!

そのほか、育てているたくさんの多肉植物は、冬越しのためにサンルームへ運び終えました。我が家は2年前に引っ越ししてきて、ちょうどよさそうなベランダがあったのでDIYでサンルームを設置。冬の間、ここは多肉植物の越冬場所になります。

多肉植物たちが所狭しと並ぶ手作りのサンルーム
多肉植物たちが所狭しと並ぶ手作りのサンルーム

サンルームとはいえ、ベランダをポリカーボネートと木枠で囲っただけのものです。コーキングなどはしていません。隙間風が入るのでスタイロホームで埋めたりしていますが、真冬はストーブ必須の管理となっています。

これから半年間、多肉植物がよい環境下で冬越しできるよう、日々の管理を頑張ります。

 

(niwaculアンバサダー 土屋千尋)

この記事を書いた人

土屋 千尋

土屋 千尋

クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。

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