第23回

With the Herb ~ナチュラルな風合い! お正月飾りを手作りしよう

「MyLoFE(まいろふえ)」本誌で連載していたハーブレシピのコーナーです。癒しの緑はもちろん、キッチンや暮らしにも大活躍のハーブ! ハーブ暮らしを気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。 

 

 

12月に入るとクリスマスそして年末年始が控え、お正月を迎える準備などもいろいろと気になってくる頃ですね。その一つに「お正月飾り」の用意があります。今回ご紹介するのは、スワッグを活用した手づくりのお正月飾り。毎年なんとなく出来合いのもので間に合わせてしまいがちですが、少しだけ手間をかけて、ドライフラワーなどのナチュラル素材を使った、おしゃれなお正月飾りを作ってみませんか?

Recipe. 手づくりのお正月飾り

赤い実のローズヒップ、自然な色みのドライフラワー、ヒバや松などの枝など、ナチュラルな素材を使ったスワッグをメインアイテムにして、意外と手軽におしゃれなお正月飾りを手がけられます。これまでのイメージをガラッと変えることができますよ。今の時期はお花屋さんにもドライの花材が多く並んでいるので、ぜひチャレンジしてみてください。

用意するもの

飾りの付いていないしめ縄。いろいろな形のものがある
飾りの付いていないしめ縄。いろいろな形のものがある
しめ縄に取り付けるスワッグ部分のドライ花材
しめ縄に取り付けるスワッグ部分のドライ花材
松やヒバの枝ものと装飾用の飾り
松やヒバの枝ものと装飾用の飾り

・スワッグの花材:ローズヒップ、アジサイ、スターチス、レモンマートル(すべてドライ)
・枝もの:ヒバや松の枝 ・装飾用:綿の実、松ぼっくり
・しめ縄(飾りの付いていないタイプ)
・クラフトワイヤー(26番)、リースワイヤー

・クラフトバサミ、剪定バサミ
・グルーポット、グルー

ワイヤーとハサミ、グルーポットなども用意
ワイヤーとハサミ、グルーポットなども用意

作り方

1. まずはスワッグを作っていく。長めの花材から数本まとめて束にし、クラフトワイヤーを巻き付けて1つにまとめる。今回は、ローズヒップ4~5本をまず1束に

ローズヒップを数本束ね、ワイヤーをぐるぐると巻き付けてねじって留める
ローズヒップを数本束ね、ワイヤーをぐるぐると巻き付けてねじって留める

 

2. 次に1束にしたローズヒップを中心に、今回はアジサイを両サイドに配置。花材は長すぎればカットして揃え、ワイヤーで束ねる部分はあらかじめ花を取り除いておく

イメージする長さにカット
イメージする長さにカット
ワイヤーを巻いて束ねる部分は花を取り除いておく
ワイヤーを巻いて束ねる部分は花を取り除いておく
ローズヒップの両サイドにアジサイを配置
ローズヒップの両サイドにアジサイを配置

 

3. 最後に数種類の短い花材を合わせる。今回はスターチス、レモンマートルを使用。まとまりにくい花材はあらかじめクラフトワイヤーで束ねておき、1すべての花材をワイヤーでしっかりと留め、1つにまめとめる。これでスワッグのできあがり!

 

【check!】クラフトワイヤーの余った部分は、飛び出でないようにきちんとカットして処理しましょう。

まとまりにくい花材はワイヤーで束ねておくとよい
まとまりにくい花材はワイヤーで束ねておくとよい
すべての花材を束ねてリースワイヤーでしっかりと留める
すべての花材を束ねてリースワイヤーでしっかりと留める

 

4. スワッグができたら、しめ縄と組み合わせていく。まず、土台となるしめ縄に、スワッグの背景となる枝ものをプラス。今回はヒバの枝を使用。今度はリースワイヤーでヒバの枝を2~3本束ね、ワイヤーはカットせずにそのまましめ縄に巻き付けて固定する

ヒバの枝をリースワイヤーで束ねる
ヒバの枝をリースワイヤーで束ねる
ワイヤーはカットせずに、そのまましめ縄に巻き付ける
ワイヤーはカットせずに、そのまましめ縄に巻き付ける

 

5. ヒバを取り付けたしめ縄に のスワッグをのせて(仮置きして)、角度や位置など配置を決める

向きを変えるだけで印象が変わる。お好みの配置に
向きを変えるだけで印象が変わる。お好みの配置に

 

6. 配置が決まったら、しめ縄とスワッグをリースワイヤーでしっかりと固定。全体のバランスを見ながら、スワッグの枝をほどよい長さにカット。切り揃えることで仕上りがさらにきれいに!

しめ縄とスワッグをリースワイヤーで固定。ワイヤーは裏側できれいに処理しておく
しめ縄とスワッグをリースワイヤーで固定。ワイヤーは裏側できれいに処理しておく
バランスを見て、スワッグの枝の長さをカットして調整
バランスを見て、スワッグの枝の長さをカットして調整

 

7. スワッグの縛り目に、松ぼっくりや綿の実などの飾りを付けていく。まず松ぼっくりの隙間にクラフトワイヤーを通してまとめ、それを巻き付けてバランスよく固定

松ぼっくりにワイヤーを通してまとめ、そのまま取り付ける
松ぼっくりにワイヤーを通してまとめ、そのまま取り付ける

 

8. 綿の実は、温めたグルーを実の裏側にたっぷり塗り、スワッグに少し押さえるようにしてくっつける。これでお正月飾りのできあがり!

 

【Check!】松ぼっくりと綿の実がアクセントとなり、全体のまとまりもよくなります。また、グルーを使うときは、グルーガンよりグルーポットの方がグルーの量を調整しやすいのでおすすめです。

グルーを塗り、少し押さえるようにして付ければすぐに固まる
グルーを塗り、少し押さえるようにして付ければすぐに固まる
お正月飾りのできあがり!
お正月飾りのできあがり!

できあがったお正月飾りは、アクリルラッカーを吹きかけてコーティングしてあげるのがおすすめです。アクリルラッカーの使用は、必ず屋外でマスクをして行なってください。においが落ち着いたら、玄関先や室内にも飾れます。
アクリルラッカーをかけるとツヤが出るほか、紫外線もカット。室内では数カ月の間、花材の色みを維持して長くきれいな状態で楽しめます。

松の枝でよりお正月らしさを

ヒバの枝を加えると洋風の雰囲気、松の枝を選ぶとお正月らしい和風のイメージになります。綿の実や松ぼっくりの配分なども変えてアレンジしてみてください。しめ縄もいろいろな形のものがあるので、イメージに合わせて選びましょう。

ヒバの代わりに松の枝を。ボリュームも増して、新年を迎える華やかなお正月飾りに
ヒバの代わりに松の枝を。ボリュームも増して、新年を迎える華やかなお正月飾りに
しめ縄の形によっても雰囲気が変わる
しめ縄の形によっても雰囲気が変わる

縁起ものの花材を取り入れる

お正月飾りには赤い実、稲や麦など、実りをイメージできるものを取り入れると縁起がよいとされています。一般的には南天(ナンテン)やサンキライが望ましいですが比較的高価な花材のため、手頃に手に入るローズヒップやトウガラシなどの花材を代用するのもおすすめです。
ナチュラル素材のお正月飾りを玄関先に飾って、素敵な新年を迎えましょう。

稲(イネ)の穂をメインに
左/稲の穂、ローズヒップ、メキシカンセージ、レモンマートルの花材と、アクセントにルスカス、綿の実を使ったスワッグ
右/稲の穂、トウガラシ、スターチス、タイム、コーティングした枝を花材に使ったスワッグ

 

ローズヒップを活用
左/今回制作したスワッグと同じ花材のスワッグ
右/ローズヒップ、ユーカリの枝、エキナセア、スターチス、アニスヒソップ、ピンクションを花材に使ったスワッグ

この記事を書いた人

niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

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