第2回

風葉香つれづれ日記 …かりの あさの

香りを持つ植物の魅力に惹かれて、育てる、眺める、味わう…日々の出来事を、ハーブ研究家のかりのあさのさんがつづります。「風葉香(ふうか)」は、風で葉っぱが揺れ香るハーブのことをイメージして。

プロフィール

かりの あさの

ハーブ研究家、ハーブ講座講師。ハーブのある暮らしの魅力を多方面から発信。

北の大地にも本格的な暑さがやってきました。

 

年々、紫外線が強くなっているように感じますが、皆さんはどうのように感じていますでしょうか?

庭の植物の葉焼けが増えていて、これも地球環境の変化なのでしょうか。外出時には手に日焼け止めクリームを塗りますが、頻繁に消毒するので何度も塗り直すのがおっくうになって、ついついサボっていると着実に手の甲の色が…。

 

さて、庭ではセリ科の植物の成長が群を抜いています。

ワイルドキャロット(ノラニンジン)
ワイルドキャロット(ノラニンジン)

野山にも咲いているノラニンジン。繊細なレースのような花姿なのに、ノラニンジンと呼ぶのは気が引けますね。「ワイルドキャロット」と呼ぶことにします。

 

ワイルドキャロットは、一度植えると年々大株になっていきます。庭にあると重宝する宿根草扱いのハーブで、繊細な花姿からは想像しづらい強健種です。

ワイルドキャロットのつぼみ(上)と花(下)
ワイルドキャロットのつぼみ(上)と花(下)

こんなふうに小さな小さな花が規則正しく集まって咲きます。この時期勢いを増して成長するのですが、この植物のどこに、そんな成長プランの記憶があるのか不思議になります。

 

セリ科のハーブはほかにもあります。スィートフェンネルやラビッジなど。

スィートフェンネル
スィートフェンネル

「スィートフェンネル」は、地植えすると数年後には2m以上のボリュームになる宿根草ハーブです。線の細い葉はやわらかく、ふわふわとした見た目の印象を与えます。風に揺れる姿は何とも自然な感じ。

 

海外ではフェンネル風味のキャンディやグミが人気のようで、お土産でいただいて食べてみました。…個性的な風味。私は大好きですが、好き嫌いがはっきり分かれるかもしれません。

 

葉や茎は料理に、種(タネ)は「フェンネルシード」の名前でスパイスとして使われています。タネになる前の「実」が甘くておいしいので、育てている人は、摘んで、噛んでみてほしいです。

ラビッジ
ラビッジ

「ラビッジ」が、庭で2mを超えて育っています。独特の風味が隠し味となる優秀な宿根草ハーブです。
花後に小さな実が成ります。

ラビッジの実
ラビッジの実

また、よく料理などに使われる身近なセリ科のハーブと言えば「イタリアンパセリ」。パセリはビタミン、ミネラルが豊富なので、毎日摘んで食しています。

イタリアンパセリ
イタリアンパセリ

セリ科のハーブには代謝をよくしてくれる働きがあるものが多いようです。特に「コリアンダー」の葉は「パクチー」と呼ばれて、東南アジアの暑い地方では代謝アップのためにもたくさん食されていますので、
「私も…」と何度もチャレンジしているのですが、その風味をまだ克服できていません。
お好きな方も多いですよね。…私もそのうち、食べられるようになりたいです。それまでは、違うセリ科のハーブを食べたいと思います。

 


つづく

ウツギの散った花びらが、雪のように薄っすらと
ウツギの散った花びらが、雪のように薄っすらと

この記事を書いた人

かりの あさの

かりの あさの

ハーブ研究家。(株)ルピシア グルマン顧問。ハーブを取り入れた植栽デザインや料理の提案、また、ハーブ講座の講師として活躍。日本園芸協会ハーブコーディネーター、JAISハーブ学習指導員、JEAJアロマテララピーアドバイザーほか。 自宅の庭で100種類以上のハーブの植栽、野菜栽培を楽しむ。かりのあさのHP「ハーブまるごと生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「かりのハーブ」も。

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