
生落花生でつくる“なめらかなジーマーミ豆腐”
藤井 純子
新千歳空港は、北海道の食材の宝庫です。地元の食材を生かしたお土産はそのままでももちろんおいしいのですが、ちょっとしたアレンジでさらに新しいおいしさに。お庭で採れた新鮮な野菜やハーブを使って、自宅で楽しむレシピをご紹介します。
商品提供:ぎょれん
レシピ考案:かりのあさの
今回ご紹介するのは、イカの旨みがぎゅっと詰まった函館産の「塩辛」を使ったアレンジレシピです。和食のイメージが強い「塩辛」ですが、「洋風」にピザとして違った味わいを楽しむのはいかがでしょうか。子供のおやつにもぴったりな一品になりますよ。
北海道には、茹でた熱々のジャガイモにバターをのせて食べる「じゃがバター」という食べ方がありますが、じゃがバターに塩辛をのせた食べ方も一般的です。「じゃがバター×塩辛」は、イカが有名な函館が発祥ともいわれています。そんなご当地メニューにちなんだ「塩辛じゃがバターピザ」は、市販のピザ生地を使えば具材をのせて焼くだけと簡単!
漁師のいか塩辛
今回ご紹介する新千歳空港で買えるお土産商品は、国内線ターミナルビル2Fの「ぎょれん」で販売している「漁師のいか塩辛」です。
イカの漁獲量が年々減り輸入物が多くなっている中、「ぎょれん」の「漁師のいか塩辛」は北海道産のスルメイカだけを厳選して使用。磯の風味と歯ごたえが食欲をそそり、ご飯のおかずやお酒のアテにもよく合う味わいに仕上げています。「ぎょれん」の生珍味部門ではNo.1の人気で、多くの観光客がお土産にいくつも買っていく姿が見られます。130g 798円で販売中。
材料(2人分)
・漁師のいか塩辛 お好みの分量
・ピザ生地 (19cm) 1枚
・マヨネーズ 適量
・ジャガイモ 中2個
・しらす 40~50g
・ピザ用チーズ 100g
・ハーブ フェンネル 適量
(ディル、イタリアンパセリ、ローズマリーなどもおすすめ)
・バター 10g
・七味 適量
1. ひとつまみの塩を入れたお湯で皮をむいたジャガイモを茹で、形が残る程度に潰す。電子レンジで加熱する場合は、皮をむいて火が通りやすいサイズにカットしたあと、塩をひとつまみかけてからラップで包んで加熱する。
ポイント!!
ジャガイモの食感が残っている方が食べ応えがあるので、潰しすぎず、大きめに形を残しておきましょう。
2. ピザ生地にたっぷりとまんべんなくマヨネーズを塗り広げ、ジャガイモをのせる。
3. チーズとしらすをたっぷりとのせる。チーズはピザ用チーズを数種類ブレンドしても◎。
4. 分量はお好みで、「漁師のいか塩辛」をトッピングする。
ポイント!!
塩辛は少し塩分が多いので、軽くペーパーで水気を押さえておきましょう。
5. 250℃で予熱したオーブンの下段で、10~15分程度加熱する。トースターで焼いてもOK。その場合は高温で、焦げ目を確認しながら10~15分程度加熱。
ポイント!!
いちから火を通す素材はないので、すぐに焼き上がります。
6. ピザを焼いている間に、ハーブ(フェンネル)の葉のやわらかい部分を細かく刻んでおく。
7. チーズが溶けて軽く焦げ目がついたら、焼き上がったピザをオーブンから取り出す。
7.熱いうちに刻んだフェンネルと七味を振りかけ、最後にバターをのせて完成。バターのコクがプラスされて全体が優しい味わいに。
ゴロゴロ食感のジャガイモと、塩辛の旨みがぴったりのボリューム満点ピザが完成!
今回紹介した「塩辛じゃがバターピザ」のメインのトッピングに使った「漁師のいか塩辛」は、新千歳空港国内線ターミナルビル2Fの「ぎょれん」にて購入できます。北海道内の漁協商品を常時300種以上という幅広いラインナップで販売しているお店ですが、とくに「ぎょれん」の自社工場で生産している加工品は、直営店ならではのお求めやすい価格です。「北海道産の多くの海産物を、空港で買い物できるお店」として利用する観光客も多く、冷凍発送も可能で荷物にならず便利と好評です。
「ぎょれん」の看板商品はなんといっても北海道産の秋鮭の卵を歯舞の昆布醤油で味付けをした「いくら正油漬」です。いつ来店されても購入できる商品として、長年多くのお客様に選ばれています。
店長オススメの食べ方は『ご飯にたっぷりのせていただく「いくら丼」一択! 自社工場で生産しているので一般的には高価ないくらですが、「ぎょれん」だと意外にも安価で購入できますので、贅沢に思い切りのせて味わってください』と一押しです。
ぎょれん
北海道千歳市美々 新千歳空港 国内線ターミナルビル2F
営業:7:30~20:00
お問合わせ:0123-46-5616
イカの濃厚な旨みと香りが味わえる塩辛を、いつもとちょっと違う食べ方で。塩辛とチーズはとても相性がよく、ついお酒も進みそうなおつまみピザです。市販のピザ生地と事前に茹でたジャガイモを使うので、焼き時間も短くとても簡単ですよ。塩辛は少しでもしっかり塩気と旨みを感じるので、そのままでももちろんですが、塩分が気になる方は軽く水で洗ってもいいかもしれません。
ハーブ研究家。(株)ルピシア グルマン顧問。ハーブを取り入れた植栽デザインや料理の提案、ハーブ講座の講師として活躍。日本園芸協会ハーブコーディネーター、JAISハーブ学習指導員、JEAJアロマテララピーアドバイザーほか。
今回ご紹介した北海道産の塩辛などの海産加工品はレストランでも楽しむことができます。新千歳空港 国内線ターミナルビル3Fにある海鮮丼専門店「味処 きくよ食堂」では、お刺身などの単品料理が豊富で、さっぱりとした味わいの「しその実入り松前漬け」や函館産の新鮮なイカを使った「真いかの塩辛」も人気。日本酒やビールと合わせてフライトまでの待ち時間や到着後の"軽く一杯"にぴったりで、どちらも390円とお手頃です。
「きくよ食堂」といえば函館朝市で古くから有名な海鮮丼専門店。新千歳空港店限定の海鮮丼「親子と他人の海珍丼」はぜひ味わってほしい逸品です。具材はうに、いくら、かに、自家製サーモンフレーク、ニシンの切込み、えびの6種、特に注目してほしいのが無添加の函館産のうにです。鮮度のいい塩水うにが手に入らない場合は、提供できないときもあるため、見つけた際はおすすめです。女性や子供にもおすすめの食べやすいミニサイズがあるのも嬉しいです。
味処 きくよ食堂
北海道千歳市美々 新千歳空港 国内線ターミナルビル3F
営業:11:00~21:00(L.O.20:30)
お問合わせ:0123-21-9943
※営業状況変更の可能性がございます。お出かけの際には各店舗・施設へお問い合わせください。
※各記載価格はすべて税込み価格となります。
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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