第1回

ポタジェ・アドバイザー 藤井純子さんの連載がスタート/サヤエンドウが実り始めました!

季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。

プロフィール

藤井 純子さん

「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。

こんにちは。ポタジェ・アドバイザーの藤井純子です。
季節ごとの新鮮な野菜とハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”をご紹介してまいります。

わたしが手がけている「ポタジェ」。札幌市南区にある石山緑地にほど近い場所にあり、自然豊かな環境
わたしが手がけている「ポタジェ」。札幌市南区にある石山緑地にほど近い場所にあり、自然豊かな環境

今日ご紹介するのは、ポタジェを自然な印象にするアイデア。

今年の5月はじめ、ゴールデンウイーク頃に種まきをしたサヤエンドウが、7月初旬から実り始めました。

菜園を始めた20年ほど前は、スナップエンドウは珍しい野菜ということもあり、値段も少々お高めだったので、たくさん植えるようになったお気に入りの野菜です。今では、毎年タネ採りしている4種類(固定種)のエンドウを育てています。
グリーンピース用の「ウスイエンドウ」、普通のサヤエンドウの2倍ほどの大きさになる「オオサヤエンドウ」、ブルームレス(表皮が白っぽくならない)の「ピッカピカスナップえんどう」、通常の「スナップエンドウ」。収穫時期になると食べきれないと思うほどの量が採れますが、エンドウは和洋中とさまざまな料理に活躍してくれるので、毎日のように美味しくいただいています。

ピッカピカスナップえんどう
ピッカピカスナップえんどう
エンドウを収穫
エンドウを収穫

ところで、エンドウ豆のお花を見たことがあるでしょうか?
スイトピーによく似ています。それもそのはず、エンドウ豆とスイトピーは植物分類学の科が同じで、「マメ科」の仲間。白やピンクのお花が咲く様子は、ポタジェに美しい印象を与えてくれているように感じます。

花の色は品種によって異なる
花の色は品種によって異なる

エンドウは、支柱を立てて、ビニール製のキュウリネットやヒモを使って誘引栽培するのが一般的ですが、収穫後の後片づけをする時に、ネットとエンドウを分別する手間がかかり少々面倒。…そこで今年は、剪定した木の枝を再利用してみることに。

つるが枝に絡まって上への伸びていく
つるが枝に絡まって上への伸びていく
木の枝がナチュラル風の演出に一役
木の枝がナチュラル風の演出に一役

すると、細い木の枝にエンドウのつるが自然と絡まり、自然の素材に喜んでいるかのようにすくすくと育ってくれています。さらに、驚いたのは、ナチュラルな印象になったこと。植物は自然な素材との相性がよいのかもしれません。ご自宅の庭で剪定した庭木の枝(1.6m前後)を活用すれば、自然環境にも優しいですね。

 

収穫にばかり夢中になっていると、ついうっかりタネ採りを忘れてしまうので、目印をつけておくと便利ですよ!

タネ採り用のサヤには目印を!
タネ採り用のサヤには目印を!

これからの時期は、週替わりの感じで次々と収穫を。野菜は日々のレシピに、お花はクラフトになど、楽しみが広がりますね。

 

つづく

この記事を書いた人

藤井 純子

藤井 純子

「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。

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