
「マウレ山荘」から巡る“オホーツクのおいしいもの&ビューポイント”を満喫する花旅ドライブ
niwacul編集部
春から秋まで続くガーデニングは楽しい趣味とはいえ重労働。ガーデニングもひと休みの冬は、「マウレ山荘」で温泉と美食で疲れた身体を癒しませんか?
大自然に囲まれ、ゆったりとくつろげる「マウレ山荘」は北海道オホーツクエリアで人気の北欧風リゾートホテルです。マウレ山荘のある遠軽町丸瀬布まで雪道を自家用車で運転して行くのは大変ですが、JRの特急列車を利用すれば移動は楽々。また丸瀬布駅からは無料の送迎車も利用できます。
今回はマウレ山荘までの移動にフォーカスし、運転要らずでラグジュアリーなひとときを贅沢に楽しむ「JR&送迎車」の旅をご紹介します。
マウレ山荘での過ごし方については、関連記事をピックアップしていますので合わせてチェックしてみてくださいね♪
11:00/JR札幌駅から旭川行き「特急ライラック13号」乗車
12:25/JR旭川駅到着、乗換
12:41/網走行き「特急大雪1号」乗車
14:23/JR丸瀬布駅到着、送迎車乗車
15:00/「マウレ山荘」到着、チェックイン
※JR各列車の運行時刻は2023年1月時点のものです。
今回利用したのは札幌-旭川間を走る「特急ライラック」と旭川-網走間を走る「特急大雪」。旭川までは約1時間25分、そこから乗り換えて約1時間40分で丸瀬布に到着となります。札幌から丸瀬布まで乗換なしの「特急オホーツク」もありますが出発時間が早朝なうえ、丸瀬布到着後はマウレ山荘チェックイン時間の15時まで時間がかなり空いてしまいます。より楽な移動を求めるなら旭川から乗換で行くのがおすすめです。
発車後、札幌の市街地を離れ最初の停車駅・岩見沢を過ぎると徐々に山々や厚い雪に覆われた白銀の世界が現れます。美唄〜砂川〜滝川〜深川とのどかな風景に心癒されること約1時間。深川を過ぎた後、トンネルをいくつかくぐり石狩川を渡ると乗換駅のJR旭川駅に到着します。車窓を楽しんだりウトウトしたりして過ごす約1時間25分はあっという間。ここで「特急大雪」に乗換です。
「特急ライラック」を下車すると同ホームの反対側に「特急大雪」が待機しています。重い荷物を持ったままホームをまたがずに乗り継げるのは大変便利です。
旭川駅到着後から約15分後「特急大雪」が発車し、しばらくは旭川市街を高架で快走し街並みを眺められますが、新旭川駅を過ぎると川や雪景色が現れ一気にのどかな雰囲気に。遠くには雪化粧した雄大な大雪山系も見られ、冬の北海道らしい景色を満喫できます。野生動物の多い区間を走行するため、途中エゾシカが線路に侵入し減速運転になるなどのアクシデントが起きる場合もありますが、これもJRの冬旅ならではの醍醐味といえます。旭川駅からは約1時間40分で丸瀬布駅に到着です。
ホームに降りると、息をするたびにオホーツクの澄み切った空気が全身に行き渡るのが感じられ、爽快感に包まれます。駅には待合室と図書室を兼ねた「丸瀬布生涯学習館」が併設されており、誰でも自由に本が読めるだけでなく、学習スペースもあります。
丸瀬布生涯学習館
住所:紋別郡遠軽町丸瀬布中町162(JR丸瀬布駅併設)
開館:10:00~18:00
休館:日曜日・祝日
URL:https://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/feg/bmap/01/bfm0238.html
宿泊予約の際、丸瀬布駅からの無料送迎車も一緒に予約が可能です。宿泊者限定のサービスなので使わない手はありません。
親切なドライバーさんが笑顔でお出迎え。到着までの乗車時間は約15分。車中ではドライバーさんが遠軽町の観光スポットや見どころなどを教えてくれました。真っ白に染まった牧草地やデントコーン畑などの風景、時々エゾシカ、キタキツネなどの野生動物の姿が見られるなどの車窓を楽しみつつ、原生林を横目に山間を抜けた先にマウレ山荘が現れます。なお送迎車はJR遠軽駅に来てもらう事も可能です。
今回の行程だと15時頃の到着でチェックインまでの空き時間もなく、お部屋ですぐにホッと一息つけるのもうれしいポイント。この後は本館の肌が滑らかになると好評の温泉や、併設施設の日帰り温泉「ポッケの湯」のフィンランド式サウナで汗を流したり、地元食材を使った料理を味わったりなど思い思いの時間を過ごし、森の中のリゾートを存分に満喫してください。ちなみに「ポッケの湯」の利用は宿泊者は無料ですが18時までの営業となっています。
マウレ山荘の醍醐味はなんといっても温泉。湯冷めしにくく肌がスベスベになると評判の泉質はアルカリ性単純泉。露天風呂は熱めですが、冬は外気温が低いためお湯の温度が心地よく感じられます。晴れた夜には満天の星が夜空を飾り、天然のプラネタリウムが楽しめるなど、澄んだ空気に包まれながらいつまでも長湯してしまいそう。
マウレ山荘には、本館から少し離れた場所にログハウス風の温泉付きコテージがあります。こちらの記事ではコテージに宿泊して過ごすマウレ山荘の魅力を紹介しています。
マウレ山荘近隣の観光スポットで楽しむアクティビティや、マウレ山荘で味わうことのできる食事などについて紹介しています。
チェックアウトは10時。行きと同様に送迎車が丸瀬布駅まで送ってくれます。ちなみに丸瀬布駅のほか、遠軽駅、遠軽バスターミナルへの送迎にも対応してくれます。
さて、送迎車で丸瀬布駅まで送ってもらったあとは、帰りの列車までの待ち時間にぜひ丸瀬布駅近くでランチをとってみてはいかがでしょう。
そこでおすすめなのがマウレ山荘の元料理人がご夫婦で経営する「飲み食い処 ぴょんきち」。古民家を改装したという同店は丸瀬布駅から徒歩3分程度の場所にあります。
人気メニューはなんといっても手打ちそば。毎日店主自らが手打ちするという打ち立てのそばが食べられます。のど越しのよい二八そばと少し甘めのつゆが絶妙にマッチしています。
また、お昼メニューは天丼、豚丼、生ばらちらし寿司の各ミニ丼にミニそばが付いたセットが好評。今後はカレーメニューも登場予定。ぜひ丸瀬布に行った際に立ち寄ってみてほしい一軒です。
飲み食い処 ぴょんきち
住所:紋別郡遠軽町丸瀬布中町21
営業時間:11:00〜14:00/16:00〜21:00
定休日:月曜日
特に天候の不安定な冬はJRと無料送迎車を活用した旅が断然快適です。旅情あふれる雪景色や大自然の景色をのんびり眺めながら、行きも帰りも疲れ知らずの旅をまったりと過ごしてみてください。
宿泊の予約は公式ホームページまたはお電話からどうぞ。
マウレ山荘
住所:北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利172番地
TEL:0158-47-2170
アクセス:札幌より約3時間、JR丸瀬布駅・旭川紋別自動車道丸瀬布ICから車で15分。
URL:https://www.maure-sanso.com/
マウレ山荘の公式Twitterもおすすめです!
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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