
育てて、摘んで、利用して―。拓北のハーブ畑はただいま花の開花&収穫期!
かりの あさの
日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。
*profile*
和泉 玲実さん
毎日が庭づくり。造園家としての日々の奮闘と、好きなことしている時間をつづります。東川町在住。旭川市東旭川に事務所を構える造園店「いずみガーデン」勤務。
こんにちは。今回は、私が住む東川町にある「丘の上の素敵なお店」を2軒、ご紹介したいと思います! 2回に分けて、お伝えしますね。
私がおすすめする 2つのお店は、同じ小高い丘の上に建つ素敵なヴィラです。
1軒目は丘の高い位置にある、本の止まり木ブックカフェ「page wood(ページウッド)」さんです。(※page woodさんは冬季間は休業中。開店日はInstagram(インスタグラム)でご確認ください)
オーナーのなつみさんが、「出会える本屋さん」をコンセプトに、お客様に本を手に取って見てもらえる場所をつくったのがこちらのお店。夏場は緑に囲まれた環境の中、上り坂を登ってお店に着くまでの道のりにも胸がときめきます。
店内はウッド家具など木のぬくもりを感じられ、所々にヴィンテージの小物が飾ってあり、落ち着いた雰囲気の中で本を手に取って見ることができます。
page woodさんではイベントを行なうことがあり、私はその朗読会に参加しました。生のチェンバロの演奏にのせて、東川町在住のフリーアナウンサー若松美帆子さんが本を朗読。イベントに参加したことがきっかけで、時々お店を訪れるようになりました。
そのとき音読された「夜の木」は、手漉(す)きの紙とシルクスクリーンプリントで仕上げられた、すべてが手作りの本で、音読の前にはインドの工房で一冊一冊作られている本のプロセスまでも聞くことができました。
毎版3,000部限定とのことで、本にはシリアルナンバーも入っています。そして毎版表紙のデザインが変わることから、世界中にこの本のコレクターやファンがいらっしゃるそうです。私も運よく第9版、表紙は「まもってくれる木」を入手でき、お気に入りの1冊となっています。
丘の上からの景色を時折眺めながら、心地よい空間の中で静かに本を読む。なんて贅沢な時間なのでしょう。ゆったりとした時間を持つことも、とても大事だと感じます。
また、店内にはキッズスペースもありますので、お子さんと絵本を手にするのもよさそうですよ。
そのほか面白いサービスもあって、自分の持っている本と、棚にある本を交換することができる「めぐるほんだな」。ここにも、出会える本屋さん、のコンセプトを感じますね。
本との出会い、本との時間を楽しみたい方におすすめのお店です。春にまた開店するのを楽しみにしています。
●本の止まり木ブックカフェ page wood(ページウッド)
住所:北海道上川郡東川町1号北44(クラフト街道)
電話:090-6183-0723
営業:月~金曜、13:00~17:00 ※冬季休業
Instagram:pagewood(@pagewood44)
次回の2軒目は、ハーブインストラクターさんがオーナーのカフェです。つづきは、また明日。
(niwaculアンバサダー 和泉玲実)
東川町在住。旭川市東旭川に事務所を構える造園店「いずみガーデン」勤務、設計部長。造園・ランドスケープの設計やデザインを手がける。植物にも詳しい。幼稚園や病院の庭など、子供と地域のつながり、福祉と庭などをテーマにした分野にも注力。ガーデンデザインの勉強をするため、カナダ、アメリカ、ニュージーランドでの修行経歴も持つ。
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