
春の恵みを味わう!~山菜・宿根草野菜
藤井 純子
ハーブレシピのコーナーです。癒しの緑はもちろん、キッチンや暮らしにも大活躍のハーブ! ハーブ暮らしを気軽に・手軽に楽しむアイデアをお伝えしていきます。
【協力者】
制作・取材協力:かりのあさの(ハーブ研究家、ルピシアグルマン顧問。詳細はライター紹介・連載「風葉香つれづれ日記」を参照。記事最後)
寒い時期には温かい煮込み料理が食べたいけれど、調理に手間や時間がかかるものは大変…。そんなときにおすすめなのが、体を温めてくれるチキンのスパイス煮込みです。今回は、手羽元を香味野菜、スパイスと一緒に煮込むだけの簡単レシピをご紹介します。
手羽元を使い、調理時間は20分くらい。煮込んだあとは置いておくだけで、ほろほろのチキンに仕上がります。スパイスの一つスターアニス、そしてネギ、ショウガなども体を温めてくれる食材です。スターアニスの香りで食欲を刺激し、体も芯から温めてくれる、寒い日にはぴったりのレシピです。
※今回のスパイス「スターアニス」について、効能など最後に紹介しています。参考にしてください。
・手羽元 1パック
・ネギ 1本
・ショウガ 1片
・スターアニス 3~4個
・お酒 60ml
・しょうゆ 50ml
・砂糖 大さじ3
・水 400ml
1. ショウガの皮をむいて輪切りにする。ネギはぶつ切りに。味が染み込みやすいように、手羽元にピックやフォークで穴をあけておく
2. 鍋に油をひいて熱し、ショウガとネギを炒めて香りを立たせる
【check!】 しっかり香りを立てて、油に香りを移すのがポイントです。
3. 香りが立ってきたら鍋に手羽元を入れ、軽く転がして香りの移った油をなじませる
4. 水を加えて、砂糖、しょうゆ、酒、スターアニスを入れいてく
5. 中火で20分ほど煮込む。アクが出てくるので、途中でアクを取りながら煮込む
4. 煮込んだあとは火を止め、フタを閉めて味を浸透させる。昼間に作って夜に食べるくらいがちょうどよい。
【check!】 すぐに食べてもよいですが、冷める過程で自然に味が染み込むので時間をおくとおいしくなります。
簡単な手順と短い加熱時間で、やわらかく優しい味わいのチキン煮込みが完成。お皿に盛りつけていただきましょう。スターアニスやショウガの香りが鼻に抜け、薄味でも満足感の高い味わいです。
チキンのスパイス煮込みができたら、その残った煮汁で味付玉子を作りましょう。ジッパー付きのビニール袋に、殻をむいたゆで玉子と煮汁を入れ、半日ほど浸けておくだけです! 鶏の旨みと香味野菜、スパイスが香る味わい深いひと品に。
そのほか、残った煮汁でいろいろな一品をつくれます。例えば、厚揚げや揚げ茄子など、味が浸透しやすい食材と一緒にひと煮立ちさせておくと、おいしい一品に。お弁当のおかずにもなりますね!
スターアニスは「八角」とも呼ばれ、モクレン科の常緑樹の果実部。星の形に似ているアニス香のスパイスなので、この名前がついたようです。
お料理では、豚の角煮に定番のスパイスなので、普段から使っている方も多いと思います。「五香」というブレンドスパイスにも入っており、独特の香りにも一役。
スターアニスは、漢方でいう腎陽虚タイプにおすすめです。例えば、体や足腰が冷えてだるい、痛む、下半身が冷えてむくみやすい、排尿異常などは腎陽虚特有の症状です。こんなときに、スターアニスを取り入れてみるのもよいでしょう。
北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。
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