人気のメロン「ころたん®」は10周年! サカタのタネとメロン育種の秘話
2022年は、種苗メーカー「サカタのタネ」にとって、メロンの周年イヤー! 同社で開発の、小さくておいし...
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今回は、前回の「栽培カレンダー」に追記する満月や新月、土用の、自然のリズムについてお伝え。 ~季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジェのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。
藤井 純子さん
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。
今回は、前回<第39回>の「育て上手になる!栽培カレンダー」の中でお伝えした、2023年の「満月と新月」と「土用」についてご紹介していきます。手帳や栽培カレンダーなどに書き加えてお使いください。
●月のリズムとは
月の満ち欠けと潮の干満の差を合わせて「月のリズム」と呼びます。月のリズムは生物の活動に密接に関係していて、例えば、ウミガメやサンゴが満月に産卵したり、虫の孵化も満月に多かったりなどの現象が知られ、今でも農業や漁業には欠かせない指標の一つとなっています。人のお産も例外ではなく、新月や満月に多いともいわれていますね。
月は地球の周りを約29.5日で1周します。
私の菜園では、大潮や小潮、中潮、長潮など自然のリズムを大切にしながら、タネまきや定植、挿し木、収穫などをしています。
10年ほど続けていますが、野菜の育ちがよいことを実感するだけでなく、新月から満月へと月の満ち欠けを意識しながら日々を過ごすだけでも、生活のリズムが整う気がしています。
大潮(新月と満月)の期間はタネまきに適しているといわれ、おおよそ3~4日になります。その頃にタネまきなどをしますが、月のリズムを最優先にするのではなく、天候や栽培適期など考慮しながら無理なく利用してください。
【2023年 満月と新月】
3月 …満月7日(火)・新月22日(水)
4月 …満月6日(木)・新月20日(木)
5月 …満月6日(土)・新月20日(土)
6月 …満月4日(日)・新月18日(日)
7月 …満月3日(月)・新月18日(火)
8月 …満月2日(水)・新月17日(木)・満月31日(木)
9月 …新月15日(金)・満月29日(金)
10月…新月15日(日)・満月29日(日)
11月…新月13日(月)・満月27日(月)
12月…新月13日(水)・満月27日(水)
大潮の4~5日前は、長潮、若潮、中潮といい、定植や剪定、摘芯などに向く時期となっています。
●土用とは――
土用といえば、「土用の丑の日」にうなぎやうどんなど「う」がつく食べ物を食べる「夏の土用」が有名ですが、季節の変わり目を指す立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間を「土用」と呼びます。土用は「雑節」といわれ、節分や八十八夜なども雑節と呼ばれています。
そんな季節の変わり目でもある土用の期間中は、「土を司る神様、土公神(どこうしん・どくしん)が支配する期間」と考えられているため、土を動かしてはいけないとされています。そのため、地鎮祭、井戸掘り、畑やガーデニングなどは避けた方がよいそうです。
そのほかにも、引っ越しや転職、開業など新しいことは始めずに、静かに過ごした方がよいともいわれていますね。ただし「土用の間日(まび)」と呼ばれる日は、土公神が天に行く日で土を離れるため、土を動かしてもよい日とされています。
【2023年 土用】
<春>
・土用…4月17日~5月5日
・間日…4月18日・21日・29日・30日、5月3日
<夏>
・土用…7月20日~8月7日
・間日…7月20日・21日・25日、8月1日・2日・6日
<秋>
・土用…10月21日~11月7日
・間日…10月28日・30日、11月1日
月のリズムや土用など、自然のリズムを少し意識するだけで、不思議と心が整う…そんな気がしています。無理なく参考にしてください。
「Pure Potager(ピュア ポタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。
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