百合が原公園 温室で春の花「福寿草と雪割草展」「アザレア展」が開催
札幌市北区の百合が原公園緑のセンターでは、真冬にも暖かな温室内でカラフルに咲く花の展示会を開催。...

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今回は、春の植栽の様子と一緒に、庭に取り入れているガーデン雑貨も合わせてご紹介。 ~このコーナーでは、香りを持つ植物の魅力に惹かれて、育てる、眺める、味わう―、日々の出来事をハーブ研究家のかりのあさのさんがつづります。「風葉香(ふうか)」は、風で葉っぱが揺れ香るハーブのことをイメージして。
かりの あさの
ハーブ研究家、ハーブ講座講師。ハーブのある暮らしの魅力を多方面から発信。
日々気温が上がり、庭の植物も、周囲に見える山肌の木々も早いスピードで成長をしているようです。北国の春は一度にたくさんの花が咲き出すので、一気に色とりどりの風景に。そんな様子に心が躍りますね!
今回は、春の植栽の様子と我が家の庭で取り入れているガーデン雑貨も合わせてご紹介したいと思います。
これからの時期は、そろそろセージの花が楽しめます。コモンセージの花色は薄紫、ピンク、白などいくつかあります。独特な薬のような香りがする葉には、高い殺菌作用も! 株は年数とともに木質化していくので、たまに切り戻ししてあげると若返ります。お料理以外にリースやスワッグの材料としても重宝しますよ。
そのすぐ近くに植えてあるクレマチスが、枕木の中の空洞をたどって伸びてきました。管理せずとも好きなところから出てきて、何とも可愛らしいです。
昨年秋に、ブルンネラのエリアにチューリップの球根を植えたのですが、まずは白花の八重咲きチューリップが咲きました! ブルンネラのブルーの小花と、白いチューリップのコントラストがシンプルで素敵。ほかにも中間色やダークな色調のチューリップも植えたので、しばらくはグラデーションを楽しめそうです。
そして、鮮やかなライム色の葉っぱはアメリカテマリシモツケ ディアボロ。春先から晩秋まで庭の中でよいアクセントになってくれます。芽吹き始めたときから、目立っていますね。
庭にもしスペースがあれば、くつろげるテラスやデッキはおすすめです。庭に出て風景を眺めたり、家族と食事を楽しんだり、来客時のおもてなしの場になったりと、セカンドリビング的な存在に。樹木やラティスなどで通行人の視界をさりげなく遮ると、より居心地のよい空間になります。我が家では、お仕事の一環で撮影を行なうときにも、枕木デッキを利用しています。
昨年、6月中旬に業者さんに依頼して作業をしていただいたのですが、「枕木デッキのリフォーム」の様子を以前にお伝えしていますので、下記を参照してください。
空間を演出するアイテムも、自分なりにいろいろ工夫して楽しんでいます。
大きな瓶(かめ)があるので、水をためて利用しています。鉢植えの植物にちょっと水やりしたいときなどに、ホースを出さずに済むので重宝。鉢植えと一緒に並べており、違和感なくとけ込んでいます。
水をためておく際の注意点ですが、水場には蚊が寄るので(蚊が水中に産卵します)、水の交換は大事です。我が家の場合は、中に水草を入れたり、炭や銅管などを入れたりしながら、暑い時期は週に一度は水を入れ替えます。この作業を面倒と思わずに、水遊びだと思って楽しんでいます。
また、目を引くアクセントにランタンを飾っています。自宅の庭をオープンカフェのような雰囲気に仕上げてくれますよ。
ガーデン雑貨を庭に取り入れるときは、ジャンルを統一することをおすすめします。素材や色合い、テーマなど、自分なりのイメージを絞ってそれに合う雑貨を取り入れると、トータルにコーディネートできると思います。私は年季の入ったものが好きなので、錆(サビ)具合がよいもの、やや欠けているものも取り入れますし、朽ちてきたもの、色がくすんでいる雑貨も多いです。
ホーローの洗面器や水差しも、新品のときよりも錆びた感じが気に入っています。水差しで瓶から水をすくい、玄関先の鉢植えや花壇に水まきし、洗面器は手洗いに…。装飾の一つでありながら、実用的ですね!
経年劣化は、「時間」のなせるワザでもあります。
植物も花の時期を考慮して選んで植えるところから、花が咲くまでにはそれなりの時間と手間がかかっています。あの花とこの花が一緒に咲いてコラボが楽しめるとか、背丈は50cmくらいになるといいな~などと考えながら日々のお世話を楽しみます。ただ、いつ咲くのか、実を付けるのか、どのくらいの背丈になるのか…、その年の気候や植え場所の環境によっても変わり、それを決めるのは植物次第(笑)。自身の希望に近づけるべく、土づくりや苗選び、日々の手入れや剪定などを行なっている感じです。
ガーデニングは奥が深いですね。今シーズンもゆるりと植物と向き合っていこうと思います。
ハーブ研究家。(株)ルピシア グルマン顧問。ハーブを取り入れた植栽デザインや料理の提案、また、ハーブ講座の講師として活躍。日本園芸協会ハーブコーディネーター、JAISハーブ学習指導員、JEAJアロマテララピーアドバイザーほか。 自宅の庭で100種類以上のハーブの植栽、野菜栽培を楽しむ。かりのあさのHP「ハーブまるごと生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「かりのハーブ」も。
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