
私が好きな庭の花!~写真を見返して庭仕事に備える
かりの あさの
日々の暮らしのことやガーデンライフ、趣味、旅先のことなど、最近の感心ごとや楽しみを、niwaculアンバサダーの皆さんが各地よりお伝えしてくれるコーナーです。
*profile*
土屋 千尋さん
多肉植物の栽培、寄せ植えなどのアレンジ制作を中心に作家として活動中。多肉植物と猫たちに囲まれた、楽しい日々の暮らしをつづります。
今シーズンは雪解けも早く、あっという間に春を迎えましたね。その後は気温がなかなか上がらずでしたが、庭に雨除けの簡易ビニールハウスの設置や、ちょっとおしゃれな多肉コーナーづくりなどを4月中から少しずつ進め、ようやく完了しました。
まずは、簡易のビニールハウス。管理・養生している多肉植物を雨から守るために、毎年設置しています。板は防腐剤を塗り直し、風にも配慮して塀側にラティスも設置しました!
普通のビニールハウスを建てたら一人では片づけられないので、我が家で使っているのはトマト用のビニールハウスです。何年か前に半額で2つ購入し、それを連結させています。とても便利ですし、重宝しています。ただ、見た目がね…(笑)。演出の一部としても飾りたい私としては、見た目的に満足とは言えませんが、何か建てるのも雪のことを考えるとなかなかできません。
ビニールハウスは可愛くはないけれど、多肉をちゃんと飾れる場所もつくってあるので大丈夫です。実は、子どもたちが小さい頃に使っていたパイプベットを再利用して、多肉コーナーづくりを楽しんでいます! マットレスを置く部分には、多肉たちに雨が当たらないようにポリカビニールの波板を敷いて、丈夫でしっかりとした装飾場所に早変わりです。
年々、多肉が増えていくのでスペースが足りず、多肉コーナーを横に増設して対応。雨除けにラティスで屋根を作って、ポリカの波板を張りました。これでバッチリです。
ここに越して3年になりますが、広かったはずの庭が気づいたらスペースが少なくなってきており、通路だけは確保せねば…作業が進まなくなりますね(笑)。
さて、置き場所の設置が完了したら、狭い通路を行ったり来たりしながら、サンルームや室内のあちらこちらに置いている多肉たちを徐々に外に出していきました。
2階のサンルームから、数日かけて単体植えの多肉を外へ移動しました。半年間サンルームで管理していたため、外の環境に慣らしながらしっかり遮光し、様子を見つつ水を与え始めます。
我が家では、冬の間の水やりはかなり控えているため、株が弱ってることも多いです。土の中で古い根が枯れていると思うので、腐る可能性もあります。ですから、少しずつ様子を見ながら水やりを開始します。春はまだ朝晩も寒く、外に出したあとは気温にも注意しなければなりません。すぐに乾くくらいの量にして、気をつけてあげるのがポイントです!
それにしても、並べてみるとすごい数ですね。寄せ植え制作など、作家活動の花材になるので大事に管理していきます。温かくなったら植え替えて、お手入れしていくときれいになってくれるはず。
一方、飾り付けを楽しむ多肉コーナは、可愛い鉢植えのものや寄せ植え、大切にしている多肉などを並べていきました。
室内に置いていた多肉は水やりを控え、冬の少ない日差しの中で管理していたので、外に出すと葉焼けを起こしやすいです。たっぷり水を含んでぷっくりとした姿になっている子は、外の太陽の日差しにも耐えてくれるのですが、それ以外の多肉は春のからの水やりは大事になりますし、遮光も怠れません。
5月でも突然の30度超えでジリジリとした日差しの日には、さすがに多肉も大火傷(やけど)を起こしてしまいますが、これからの初夏から夏に向けて徐々に慣らし、多肉をしっかり太らせていけば、遮光しなくても平気でいてくれるようになります。
また、我が家の庭には花壇と畑もあるのですが、道路側が寂しくて、北海道でも地植えできるセダムとセンペルを植えています。3年経って、今年はもりもりに育ってきているので見応えがありそうです。気持ちよい春の時期はセンペルも発色がよく、とてもきれいなので、いろんな種類を集めたくなります。
(niwaculアンバサダー 土屋千尋)
クラフト制作からスタートし、現在は多肉植物の栽培やアレンジ制作を中心に作家活動を行なう。独創的な寄せ植えをオーダーやイベントなどで販売している。札幌在住。自宅に多肉植物の専用スペース・工房を設け、札幌を中心に活動中。
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