第2回

【動画あり】北海道の庭・となりのガーデナー ~森に隣接するバラの庭 札幌市南区・菅江邸

道内には素敵な庭づくりをするガーデナーが多数います。
皆さんのご自慢の庭をご紹介。

素敵なバラの空間と 森の緑もお庭に生かして

札幌市南区/菅江さんご夫婦の庭

藻岩山の麓、札幌の街並みを望む小高い土地に、傾斜を生かしたバラのお庭が現れます。洋風の建物とバラの装いがとても似合っており、遠目からも素敵なお庭の存在を感じさせます。

 

出迎えてくれるのは、菅江さんご夫婦。ここでのガーデニング歴は11年になります。「ここは、お庭をするために探し求めていた、理想にぴったりの場所」と菅江さん。森の緑がすぐ近くにあって、自然に囲まれる中で花を育て、日々の暮らしも楽しめる場所――。

お庭の背景に、森の緑が広がる
お庭の背景に、森の緑が広がる

お庭は、すべてお二人の手づくりです。レンガを敷いたり、ガーデンアイテムを設置したり、エリアを少しずつ広げるように植栽していき、毎年少しずつ作業を進めてきました。
入り口にはつるバラが絡まる広々としたパーゴラ。漂う香りとバラの花に包まれるようにして小道が続いていきますが、奥まで見通せないデザインが期待感を高めてくれます。

鏡に映るバラの彩りが、奥行きを生み出す
鏡に映るバラの彩りが、奥行きを生み出す
入り口のパーゴラの下にテーブルセットを置いて。つるバラがほどよく日差しを遮る、心地よい空間に
入り口のパーゴラの下にテーブルセットを置いて。つるバラがほどよく日差しを遮る、心地よい空間に
お庭の奥へと小道が続いていく。曲線を描くようにして、レンガもご自分たちで敷き詰めた
お庭の奥へと小道が続いていく。曲線を描くようにして、レンガもご自分たちで敷き詰めた
‘フランソワ ジュランビル’や‘マダム イサーク プレール’、’ファンタン ラトゥール’や‘ザ ウェッジウッド ローズ’など香りのバラの小道も
‘フランソワ ジュランビル’や‘マダム イサーク プレール’、’ファンタン ラトゥール’や‘ザ ウェッジウッド ローズ’など香りのバラの小道も

小道を抜けると、自宅裏手は森の緑が美しい空間。花があふれるエリアと、大きな木々の下にもお庭が展開します。土地の高低差を生かしながら、小道を配したデザインが魅力です。坂道や階段を設けた演出は、このお庭ならでは。菅江さんは、「傾斜に花を植えると、目線に花いっぱいに見えるのがいいですよ」と言います。木陰には休憩スペースも設けており、夏でも涼しい風が通り抜けるので、お二人のお気に入りの場所になるのだそうです。

バラや宿根草の花色が、周囲の緑に映える
バラや宿根草の花色が、周囲の緑に映える
森の緑に囲まれるお庭。季節の宿根草やバラのシーズンには華やかさも
森の緑に囲まれるお庭。季節の宿根草やバラのシーズンには華やかさも
散策するように小道が続く。木陰には心地よい風が通り抜ける
散策するように小道が続く。木陰には心地よい風が通り抜ける
菅江さんご夫婦。緑に囲まれた木陰のテラスは、お二人のお気に入りの場所の一つ
菅江さんご夫婦。緑に囲まれた木陰のテラスは、お二人のお気に入りの場所の一つ

お二人でアイデアを出し合いながら、エリアごとの演出と遊び心も加えて、お庭暮らしを楽しんでいます。
花シーズンには、「cafe twelve(トゥエルブ)」という名前の自宅カフェをしており、お客さまにはお庭も開放しているのだそうです。
(現在は、新型コロナウイルス感染防止対策のため、お店はクローズしています)。

Instagram(インスタグラム) @yoshino.twelve もチェックしてみてください。

窓の向こうに見える、森の緑に心和む
窓の向こうに見える、森の緑に心和む
2階リビングの窓の下に、パーゴラのバラの花色が広がる
2階リビングの窓の下に、パーゴラのバラの花色が広がる
お庭から見上げると、窓辺までつながるバラの彩り
お庭から見上げると、窓辺までつながるバラの彩り

この記事を書いた人

niwacul編集部

niwacul編集部

北海道のガーデニング&カルチャーWEBマガジン「niwacul(ニワカル)」編集部。ていねいな暮らしを楽しむガーデナーによる、北海道の生活情報発信メディアです。

書いた記事を見る

\ このページをイイネする /

25

※会員ログイン後はお気に入り登録されます。

連載記事

    • TOP
    • COLUMN
    • 【動画あり】北海道の庭・となりのガーデナー ~森に隣接するバラの庭 札幌市南区・菅江邸