第4回

ポタジェのある暮らし …藤井 純子

今回は、夏の定番!トマトの活用法――。季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。

プロフィール

藤井 純子さん

「Pure Potager(ピュア ピタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。

トマトは夏野菜の定番の一つ。たくさん収穫できたらトマトソース作りを
トマトは夏野菜の定番の一つ。たくさん収穫できたらトマトソース作りを

今シーズンは例年にない暑さのおかげもあり、家庭菜園をされている皆さんは、夏野菜が豊作になっているお宅も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は夏の定番!トマトの活用法を紹介します。

 

トマトには、リコピンなどの栄養はもちろんのこと、旨味成分であるグルタミン酸やアスパラギン酸が含まれているため、いつもの料理に入れるだけで洋風出汁(だし)の役割をしてくれます。そのため我が家では、食べきれないミニトマトは、洗って皮がついたまま冷凍して、カレーライスやビーフシチュー、ロールキャベツなどの煮込み料理に入れて活用しています。

冷凍したミニトマトは流水にさらすだけで、皮がツルンとむける
冷凍したミニトマトは流水にさらすだけで、皮がツルンとむける

このほかにもポタジェでは、トマトソース用に「なつのこま」というクッキングトマトを毎年、タネ採りしながら育てています。このトマトで作るミートソースは格別です!
加熱調理に向くクッキングトマトは、イタリアの長くて大きなサンマルツァーノが有名ですが、生食用に比べると旨味成分が豊富で、加熱することでさらに旨みが強くる品種です。

クッキングトマト。道の駅などの直売所でも時々見かけるので、見つけたらお試しを!
クッキングトマト。道の駅などの直売所でも時々見かけるので、見つけたらお試しを!
大玉トマトに比べると、クッキングトマトはゼリー質が少なく果肉が多い
大玉トマトに比べると、クッキングトマトはゼリー質が少なく果肉が多い

とは言え、ミニトマトや中玉トマトもゼリー質が少ないので、トマトソースを作ることができます。美味しいトマトソース作りのポイントは、トマトの皮と実の間に旨味成分があるので、湯?きをしないこと!
まず、洗ったトマトを適当な大きさに切り、厚手の鍋に油を敷かずにそのままトマトを入れて、弱火で加熱します。水分が出てきたら中火にして5~10分ほど煮て、ザルで濾し皮を取り除きます。濾したソースを鍋に戻して、ソース状になるまで煮詰めます。

皮についた旨味を残さないようにしっかりと濾す
皮についた旨味を残さないようにしっかりと濾す
凍せる場合は、この状態で小分けにして冷凍しておくと便利
凍せる場合は、この状態で小分けにして冷凍しておくと便利

パスタなどの料理をするときに、ニンニクやオリーブオイルなどでお好みの味に調味します。トマトに合うハーブと言えば、バジルやオレガノがぴったり。ぜひお庭で育てているハーブも活用してください。

また、珍しいものでは、トマトの原種と言われる「リコペルシコン ピンピネリフォリウム」も毎年育てています。この直径1cmほどの小さなトマトが品種改良され、今では400品種を超えるとか。眺めているだけでロマンを感じてしまいます。

 

つづく

リコペルシコン ピンピネリフォリウム。直径1cmくらいの小さな果実がとても愛らしい
リコペルシコン ピンピネリフォリウム。直径1cmくらいの小さな果実がとても愛らしい

この記事を書いた人

藤井 純子

藤井 純子

「Pure Potager(ピュア ピタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。

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