第5回

風葉香つれづれ日記 …かりの あさの

お庭のホップを収穫して「リース」に。…香りを持つ植物の魅力に惹かれて、育てる、眺める、味わう…日々の出来事を、ハーブ研究家のかりのあさのさんがつづります。「風葉香(ふうか)」は、風で葉っぱが揺れ香るハーブのことをイメージして。

プロフィール

かりの あさの

ハーブ研究家、ハーブ講座講師。ハーブのある暮らしの魅力を多方面から発信。

窓を開けて寝ると、朝方、肌寒くて目が覚める季節になりました。ローズヒップが赤くなってきて、次のシーズンへと進んでいくのを感じますね。

8月下旬の庭の風景。空も少し高くなったような気がする
8月下旬の庭の風景。空も少し高くなったような気がする

2階まで成長したホップは、今シーズンは猛暑で雨不足が続き、これでも例年よりも控えめな成長になりました。
ホップには雄株、雌株があり、雌株が皆さんもご存知の実(果穂・かすい)を付けます。この実はビールに香りや苦味をつけるルプリン腺を持っていて、泡立ちをよくする作用もあるようです。

ホップの実。松かさのような実を吊り下げる
ホップの実。松かさのような実を吊り下げる

私はビールを作るために栽培しているわけではないのですが、ホップの実は間違いなくビールの香り。そして安眠作用もあるので、ドライにして洗濯ネットに入れてから、クッションカバーなどに入れて抱き枕として使うこともできますね。

 

実は、茶色くなる前に蔓(つる)ごとカットして収穫します。

蔓ごとカットして収穫したホップ
蔓ごとカットして収穫したホップ

私は毎年、ホップのリースを作っています。ツルウメモドキの蔓で円形の土台を作り、そこに大きな葉を取り除いたホップを巻き付けながら、細めのワイヤーで所々を縛って留め、バランスを見ながらホップを足して形を整えていきます。

 

作っている時の香りも、素晴らしいのです。今年は大きめ、小さめの2つのリースを作ることができました。

大小2つのリースができた!
大小2つのリースができた!
玄関のドアやお庭の好きな場所に飾り付けて楽しむ。室内の緑のインテリアにも
玄関のドアやお庭の好きな場所に飾り付けて楽しむ。室内の緑のインテリアにも

ホップは、ゴボウのような根が横向きに伸びていき、繁殖力が旺盛なので、植える場所は吟味することが大切です。秋に株元までカットしても、厳しい冬の寒さを乗り越え、春には芽を出してどんどん蔓を伸ばして成長します。作業の際には葉や茎を素手で触るとチクチクして、赤くなったり痛痒くなることもあるので気をつけてください。

 

ホップの実には鎮静作用や優れたホルモン様作用があり、不眠やリラックスしたい時にお茶にして飲むこともできます。ただし、鬱(うつ)傾向の時には、飲用を控えるようにしましょう。

 

つづく

たくさんの実を吊り下げた素敵なリースに。色調も魅力的
たくさんの実を吊り下げた素敵なリースに。色調も魅力的

この記事を書いた人

かりの あさの

かりの あさの

ハーブ研究家。(株)ルピシア グルマン顧問。ハーブを取り入れた植栽デザインや料理の提案、また、ハーブ講座の講師として活躍。日本園芸協会ハーブコーディネーター、JAISハーブ学習指導員、JEAJアロマテララピーアドバイザーほか。 自宅の庭で100種類以上のハーブの植栽、野菜栽培を楽しむ。かりのあさのHP「ハーブまるごと生活」では、ハーブ&アロマのトータル情報をお届け。Facebook「かりのハーブcom」やInstagram「かりのハーブ」も。

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