
編集長のちょこっと“花旅” 「大雪 森のガーデン」さんの北海道らしいガーデン風景

大雪山の麓、森の中にあるガーデン「大雪 森のガーデン」さん。北海道らしい白樺の木々や山々を背景に広がるガーデンは、ここならではの風景、そして魅力です。
ガーデンを訪ねると、ガーデナーの影浦美里さんが笑顔で出迎えてくれました。


ここ上川町は、北海道でも積雪が多く、冬は寒さの厳しい地域。「標高でいうと、層雲峡温泉地と同じくらい」と影浦さん。ガーデンは標高630mの高地にあることから、春は雪解けが遅く、秋が早くやって来くるそうです。
例年なら、7~8月のガーデンは、エリアごとに順次花が咲いていくそうですが、今シーズンは気温が高く推移したため、どのエリアも花がいっせいに咲き揃って、一面に花色が広がっていました。

ガーデンは大きく3つのエリアに分かれます。900品種を超える宿根草が咲く「森の花園」、自然の木々や可憐な山野草に囲まれてくつろぐ「森の迎賓館」、家族で楽しめる緑あふれる「遊びの森」。
最初に目の前に広がるのは、色彩豊かな花色が広がる「森の花園」です。園芸種を中心に、北海道に自生する植物や大雪山連峰に見る高山植物も植栽されいます。
ダイナミックな大型植物と季節の花が咲く「カムイミンタラ」や、地面を覆うグランドカバーの間から、背丈のある植物が吹き上がるように表現した「花の泉」など、北海道らしいテーマを持った5つのガーデンで構成されており、春から秋まで花が咲き続いて、シーズンごとの魅力を感じることができるそうです。
「花々の背景に、土地に生える白樺(シラカバ)の白い幹が見えるのも、とてもきれいですよね」と影浦さん。


森の花園を抜けると、次のエリア「森の迎賓館」へ。北海道に自生する野草を中心にし、園芸種が華を添えるように植栽されています。ダケカンバやエゾマツなどの高木もそのまま生かし、豊かな森を感じられます。



「遊びの森」は、ガーデンの一番奥に。子供が楽しめる遊具やユニークな作品などが設置されるほか、森を体感できる「鳥の目にテラス」なども。森に囲まれて、大人もつい遊びに夢中になってしまいます。


ゆっくりと森に広がる花々を見て過ごしたり、森の遊びに夢中になったり、大人から子供まで楽しめる空間が展開するので、家族みんなで出かけてみるものよいでしょう。
また、カフェやショップも併設されています。カフェではドリンクや軽食、上川大雪酒造とコラボしたメニューも。そのほか、地元の新鮮な牛乳を使ったジェラートが人気だそうです。


●今回の「大雪 森のガーデン」
住所:北海道上川郡上川町字菊水841ー8
電話:01658-2-4655
営業:9:00~17:00(最終入園16:00)
営業期間:4月29日~10月11日(2021年のガーデンオープン期間)
定休:期間中なし
料金:(入園料)大人800円、中学生以下無料
HP:https://www.daisetsu-asahigaoka.jp/
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