第5回

ポタジェのある暮らし …藤井 純子

初秋のポタジェから、アナベルのリース作り、ホップの実の使い方などをお伝え――。季節ごとの野菜やハーブ、果樹、お花など、相性のよいコンパニオンプランツを組み合わせながら育てて楽しむ“ポタジのある暮らし”を紹介していきます。お料理や花のクラフトも。

プロフィール

藤井 純子さん

「Pure Potager(ピュア ピタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとしてセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。野菜ソムリエ、ハーバルセラピスト。

心地よい秋風を感じられる季節になりましたね。先日、豊平川の河川敷にあるイチョウ並木に、銀杏(ぎんなん)がたわわに実っているのを見つけて嬉しくなりました。

 

我が家のポタジェでは、ダイコンや白菜(ハクサイ)、キャベツなどの秋野菜が少しずつ大きくなって、小さな秋を感じています。

夏以降に植えたダイコンや白菜などの野菜たち
夏以降に植えたダイコンや白菜などの野菜たち

屋外での作業にはちょうどよい気温ということもあり、先月末、ポタジェのベンチに座ってリース作りを楽しみました。

アナベルの花房と、実を付けたホップを使った2種類のリース
アナベルの花房と、実を付けたホップを使った2種類のリース

アナベルやアジサイは、乾燥すると崩れやすいこともあり、リースにする際にはいつもフレッシュの状態でリースにしています。鳥のさえずりや虫の声をBGMに、植物に触れていると、心が落ち着くから不思議ですね。

夏は白花が美しいアナベル。グリーンを帯びてきたらカットし、フレッシュのままリースに利用
夏は白花が美しいアナベル。グリーンを帯びてきたらカットし、フレッシュのままリースに利用
アナベルを小房に分けて、フローラルテープで隙間なくベース(土台)に付けていく
アナベルを小房に分けて、フローラルテープで隙間なくベース(土台)に付けていく

10年ほど育てているホップも、収穫時を迎えたのでリースにしました。毎年、つるが3mを超えるほど旺盛に伸長するので、手が届かないところは脚立に乗って収穫しています。なかなか骨の折れる作業ですが、「大きくなってくれてありがとう!」という気持ちがこみ上げてきます。葉を取り除き、くるくると巻いていくだけで、素敵な雰囲気が漂うリースになります。

ホップのリースも雰囲気がよい
ホップのリースも雰囲気がよい

海外ではホップの新芽はホップシュートと呼ばれ、世界一高価な野菜と言われているのをご存知でしょうか。一昨年、百聞は一見に如かず――と思い数本を食べてみると、つくしのような見た目で、山菜のような味わい。ただ、新芽を摘み過ぎてしまうとホップが育たなくなるので、採りすぎには注意しなければ…と思っています。

ホップの新芽(ホップシュート)
ホップの新芽(ホップシュート)

また、ホップはアサ科のつる性多年草で、冷涼な気候を好むため、北海道では比較的栽培が容易な植物です。雌花に付く実は「毬花」と呼ばれ、ビールの苦みや香りづけ、雑菌の繁殖を抑えることでも知られていますね。

 

乾燥したホップの実はハーブティーにも。女性のためのハーブティーとも言われていて、生理痛や更年期障害、不安や不眠などの症状を緩和する作用があります。
また、乾燥したホップをお茶パックに入れた「ハーバルバス」は、秋の夜長に、心を穏やかにしてくれるのでおすすめです。

お茶パックに入れてお風呂に。リラックスタイムをどうぞ
お茶パックに入れてお風呂に。リラックスタイムをどうぞ

次回は、パセリやタイムなどのクッキングハーブの保存についてご紹介します。



つづく

この記事を書いた人

藤井 純子

藤井 純子

「Pure Potager(ピュア ピタジェ)」代表。ポタジェ・アドバイザーとして道新文化センター札幌校などのセミナー講師のほか、新聞・雑誌にて執筆活動を行なう。また、ポタジェの魅力を一冊にまとめた「Green Finger ポタジェ~小さな庭が与えてくれる恵みと幸せ~」を執筆。「コーチャンフォーミュンヘン大橋店」で取り扱いのほか、HPに掲載のネットショップを利用。またはAmazonでも販売、「ポタジェ」で検索。

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