第13回

今週の花(9月28日) 宿根アスター

エルミタージュ=隠れ家的な、走川さんご夫婦のお庭から、今が旬の「今週の花」を紹介します。

撮影:走川 正裕 文:走川 貴美

宿根アスター。たくさんの花を付けて、華やかな彩り
宿根アスター。たくさんの花を付けて、華やかな彩り

宿根アスターは育てやすく、秋に冴えた色合いの花を付けるので庭が華やかになります。
我が家の庭には、「ジェニー」「パープルドーム」「ビオレッタ」などの宿根アスターがあります。これらは広尾町にある、大森ガーデンさんから取り寄せたものです。花丈は30cmくらいから、2mくらいになるものまであります。背の高いものは奥の広い庭に、低いものは前庭に植えて楽しんでいます。

宿根アスター‘ジェニー’。30cm前後の小型種。コンパクトなサイズ感で、ほかの草花の足元で咲く
宿根アスター‘ジェニー’。30cm前後の小型種。コンパクトなサイズ感で、ほかの草花の足元で咲く
花壇の中盤の彩りによい‘パープルドーム’。50~60cmになり、明るく鮮明な青紫色の花が映える
花壇の中盤の彩りによい‘パープルドーム’。50~60cmになり、明るく鮮明な青紫色の花が映える
背が高く、150cmにもなる‘ビオレッタ’。濃い青紫色の花が秋の庭のアクセントに。自然風な装いが魅力
背が高く、150cmにもなる‘ビオレッタ’。濃い青紫色の花が秋の庭のアクセントに。自然風な装いが魅力

また、家の周りや道路の縁にはたくさんの野菊が咲いています。庭の中にも生えてくるので、花後に抜くようにしているのですが、それでも毎年あちらこちらから出てきます。野菊は色が少し薄く、花も小さめです。それはそれで可愛いので抜かずに楽しむことにしています。

ガーデナーですと見分けがつくだろうと思うのですが、…姪(めい)の夫が「道路縁に咲いている花を、買うの?」と言っていました。違いが分からないようです。

宿根アスターは切り花にしても長持ちし、小ぶりの花はお仏花に欠かせません。花色は白、紫花、青みがかるもの、ピンクの濃淡など多様で、宿根アスターだけでもアレンジメントができます。小菊がまだ咲かないこの時期には重宝しています。日当たりさえよければ、どこでも育つ手軽さがいいですね。

咲き始めの宿根アスターの花。横から眺めても美しい表情
咲き始めの宿根アスターの花。横から眺めても美しい表情
白花を散りばめ、ふわっとした咲き姿で自然な雰囲気。クジャクアスターとも呼ばれる
白花を散りばめ、ふわっとした咲き姿で自然な雰囲気。クジャクアスターとも呼ばれる

大きいものでは2mくらいになって、庭のアクセントになります。肥料もさほど必要ないので、大きくしたいならそのまま育て、小ぶりにしたいなら6月頃に半分まで刈り込むと、枝数を増やしつつ背丈を抑えられます。

昔読んだ「野菊の墓」のイメージとはだいぶ違がっています。はかない面影はないですね…。

背景にはシュウメイギクの花。秋の庭で一緒に咲いて華やかな彩り
背景にはシュウメイギクの花。秋の庭で一緒に咲いて華やかな彩り
銅葉のメギに映える宿根アスターの花。背景のグラスなど、秋も魅力的な庭風景
銅葉のメギに映える宿根アスターの花。背景のグラスなど、秋も魅力的な庭風景
背丈の低い宿根アスターを、小道の脇や前庭の装いに
背丈の低い宿根アスターを、小道の脇や前庭の装いに
広い空間では、広がって咲く鮮やかな花色がアクセントに
広い空間では、広がって咲く鮮やかな花色がアクセントに

この記事を書いた人

走川  貴美

走川 貴美

「オフィスサムグリーン」代表。「AMAサポーターズ倶楽部」代表、2016年に第27回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰受賞。日本フラワーデザイナー協会の講師なども務める。6年前から長沼町に移り住み、約750坪の庭を手入れしながら大好きな花々と緑に囲まれて暮らす。

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