バラ
つるアイスバーグの冬越し 1
つるアイスバーグを育てて、5年くらい。午前中は日の当たる場所に植えています。シュートの出がよく、秋までに大きく育ちますが、春には冬枯れで枝を落としてしまい、数輪しか花が咲きません。積雪が少ない地域で、寒風に当たらないように冬囲いはしています。よい対策は?
釧路市S・Eさん
つるアイスバーグは、本来は耐寒性に優れる品種です。しかし、秋遅くまでシュートや側枝を伸ばし続けるので、枝が固まらず、結果凍害を受けてしまう場合が多くあります。枝変わりの基となったフロリバンダのアイスバーグも同様の傾向があります。
このような品種は、シュートや側枝の先端を早めに止めて、枝の充実を図る必要があります。まず、8月下旬~9月上旬に、各枝の先端を切り去ります。その後に発生する脇枝は、冬囲い時に取り去ります。遅れて出たシュートも、枝元から取り去ります。このようにして、固まり切らない柔らかい枝を、なるべく少なくしてから越冬するようにしたいものです。その上で、冬囲いを行ないます。積雪が少ない地域とのことなので、雪による保温効果は期待できません。各枝を結束し、防風ネットやPP袋で全体を覆います。
過度な施肥も、枝は伸びるものの耐寒性を低下させます。春先の芽出し頃を中心に施し、夏以降は施肥を控えて枝を充実させることが肝要です。
このような品種は、シュートや側枝の先端を早めに止めて、枝の充実を図る必要があります。まず、8月下旬~9月上旬に、各枝の先端を切り去ります。その後に発生する脇枝は、冬囲い時に取り去ります。遅れて出たシュートも、枝元から取り去ります。このようにして、固まり切らない柔らかい枝を、なるべく少なくしてから越冬するようにしたいものです。その上で、冬囲いを行ないます。積雪が少ない地域とのことなので、雪による保温効果は期待できません。各枝を結束し、防風ネットやPP袋で全体を覆います。
過度な施肥も、枝は伸びるものの耐寒性を低下させます。春先の芽出し頃を中心に施し、夏以降は施肥を控えて枝を充実させることが肝要です。
回答者
「イコロの森」代表、ガーデンデザイナー。北海道剥きのバラの生産・育成に注力する。
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