フリチラリアを育てる注意点 0

茶色模様のフリチラリアを毎年球根を買って植えるのですが、育ちません。注意点は?

幕別町 K.O

フリチラリア・メレアグリス(茶色の模様の品種)の球根は、乾燥しすぎや湿気が多すぎると状態が悪くなります。秋に購入したら、すぐに植えるのがよいですが、まだ外が暑ければ、日中の気温が15℃程になるまで待ちます。その間も乾燥させないよう、おがくずなどに入れ、湿気を含みすぎないように通気性も保ちながら、涼しい暗所で保管します。
植える際は、水はけのよい場所へ。雪解け水が滞留するような場所では球根が腐り、うまく咲きません。腐植をしっかりと混ぜて土壌改良をし、球根の2~3倍の深さに植えます。あとは春を待つのみ。ちなみに、夏の高温多湿も苦手。北海道の夏は冷涼で、乾燥気味なので育てやすいですが、庭の中には局所的に高温になったり、湿気がこもる場所もあるので注意を。落葉樹の株周りなどは夏にやわらかな日陰をつくるので、よいのではないでしょうか。
  • 釣鐘状に下がり、模様の入った花を咲かせる。赤紫色、濃茶褐色、桃藤色地のものや白花もある

回答者

高林 初

高林 初 さん

英国Writtle College(リトルカレッジ)にてガーデンデザインを学ぶ。現在は、苫小牧市にある「イコロの森」の勤務、ヘッドガーデナー 。設計からメンテナンスまで庭づくりの幅広い経験をもとに、宿根草ガーデンの管理・栽培等を担当。

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