春の芝生のお手入れ 0

芝が剥げて来たので、春にタネをまこうと思います。
作業ポイントや春先の手入れを教えてください。

札幌市 H.Mさん

最も簡単に芝生の復旧をお考えなら、張芝(ロール芝)施工が間違いなさそうです。播種にチャレンジするのであれば、次の手順で施工するとよいでしょう。
①剥げた部分の芝生撤去
②撤去した部分の土の造成(耕起と土壌改良、排水が悪い場合は暗渠も考慮)
③タネまき工(通常品種はケンタッキーブルーグラスの改良種を1㎡/20g~30g程度)
④覆土と軽い転圧をして終了(状況に応じて散水養生も必要)
なお、市販の種子はケンタッキー以外のタネが入っている場合もあるので確認しましょう。また、ケンタッキーブルーグラスは気温と水分量の関係で、発芽が2週間以上かかることがあるので、根気よくタネまき部分を養生してください。
春からの一般的な管理は、早めに除雪をし、芝生を日光にできるだけ早く当てます。4月下旬から新芽が出始めるので、昨年のサッチの除去、目土の散布・肥料散布(化成肥料など)も適時。年数が経った芝生はエアレーション作業も行ないます。
  • 張芝(ロール芝)施工の様子。 最も簡単に、きれいに仕上がる

回答者

赤石 恵一

赤石 恵一 さん

恵庭市にある造園店「エルガーデン」代表。公共の緑地来の維持管理・工事をはじめ、個人の庭の設計・施工などのも行なう。芝庭・バラの庭を得意とする。ご自宅の庭では、バラの庭づくりを長年楽しんでいる。

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